中咽頭ガンってどんな病気?

中咽頭ガンってどんな病気? 

こんにちは、ワタルです。

先日、音楽家の坂本龍一さんが「中咽頭ガン」に罹っていることが、

ニュースになっていました。

今後はニューヨークで治療に専念するため、

音楽活動をすべて休止するそうですね。

 

そこで今回は「中咽頭ガン」について簡単に調べてみました。

 

1.中咽頭ガンってどんな病気?

中咽頭の粘膜をかたちづくっている細胞がガン細胞に変わることで起きる病気です。

「扁平上皮細胞」という中咽頭粘膜の表面を覆っている細胞が、

ガン細胞に変わることが多いようです。

症状としては、

・食べ物を飲み込んだときに違和感を感じたり、しみたりする

という初期症状から、

・のどの痛み

・食べ物を飲み込みにくい

・話しにくい

といった症状へと進み、さらに進行すると、

・血が出る

・息がしづらい

・食べ物を飲み込めない

といった症状がでるようです。

 

2.中咽頭ってどこにあるの?

おおざっぱに言えば、「口の奥」にあたります。

子供のころによく腫れて熱を出す原因になった「扁桃腺」の、

さらに奥にあたる場所が中咽頭です。

ちなみに咽頭は上・中・下の三つの部位に分かれていて、

「鼻の奥」が上咽頭、「口の奥」が中咽頭、「のど仏の奥」が下咽頭です。

 

3.中咽頭ガンになる原因は何?

普通の細胞がガン細胞に変わる仕組みについては、

まだ正確に解明されてはいません。

ただ中咽頭ガンの場合、「飲酒」や「喫煙」との関わりは大きいようです。

以下、個人的な見解として、

中咽頭ガンに限った話ではありませんが、

「強すぎる刺激」と「ガン細胞」との間には、

何らかの関係性があると考えられます。

例えばカラダのどこかがかゆくて何度もかいていると、

だんだんと皮膚(表皮)が固くなることがありますよね。

これは皮膚の細胞が、繰り返される刺激に対して、

より強い形の細胞に「置き換わる」ためです。

同じように、逆流性食道炎の人の食道についても、

なんども胃酸による刺激が繰り返されるうちに、

食道の細胞が薄いものから分厚いものに置き換わっていきます。

この、細胞が「置き換わる」時に、

ガン細胞へと変わることが多いのではないかと推測されます。

そういう意味では中咽頭ガンの場合、

「飲酒」や「喫煙」だけでなく、

「熱いものをそのまま飲み込む」ことも良くないと考えられます。

 

4.転移のしやすい場所はどこ?

中咽頭ガンは、高い確率で頚部のリンパ節に転移すると言われています。

また、食道ガンや口腔ガンを併発するケースもあるようです。

 

5.治療法はどんなもの?

中咽頭ガンの進行具合によって、いくつかの治療法を組み合わせて行います。

ガンがそれほど進んでいないものについては、

「放射線治療」だけで治療が可能な場合があります。

この場合、通院で治療を行うことができます。

ガンが相当程度進んだものについては、

「外科手術」がメインの治療法となります。

この場合、多くは頸部リンパ節にも転移しているので、

そちらも取り除くことになります。

さらには口の奥の柔らかい部分(軟口蓋)や、

舌の付け根(舌根部)も取り除く対象となる場合があります。

 

6.どの程度の確率で治るの?

中咽頭ガンの治療を行った人が「5年後に生きていられる確率」は、

統計データによっても違いますが、

だいたい以下の通りになるようです。

進行が経度:90%

進行が中程度:70~80%

進行が重度:50~60%

このように生存率自体は、ガンの中では高い方だと言われています。

 

7.後遺症は出るの?

中咽頭ガンがある程度進行して「外科手術」を行った場合、

その取り除いた場所によって様々な後遺症が出るようです。

まず中咽頭を取り除いたことにより、

・食べ物が呑み込みにくくなる

・声が出しづらくなる

・むせてせき込みやすくなる

といった症状がでることがあります。

また、頸部リンパ節を取り除いた場合は、

・肩や首がこる

・腕が動かしにくくなる

・顔がむくむ

といった症状がでることがあります。

 

8.どこの病院(何科)で診てもらえばいいの?

やっぱり喉の専門家である耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。

中咽頭は口の奥の比較的見やすい部分なので、

耳鼻咽喉科のファイバースコープで早期に発見できるようです。

 

9.何歳くらいの人に多いの?

50代~60代の方に多いです。

 

10.男女差はあるの?

男性の方が3倍~5倍多いと言われています。

 

以上、簡単ではありますが「中咽頭ガン」についてまとめてみました。

ガンの方を治療する機会は今のところありませんが、

こういった機会に少しではありますが学んで行けたらと思います。

 

 

 

 

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