あけましておめでとうございます、ワタルです。
今年もよろしくお願いいたします。
2014年最初の記事は、
「カラダの身体をカラダに返す」
というタイトルで書いていきます。
こうやって文字にして書いても、
意味が分かりにくいですよね。
これは以前に武颯塾の茂呂師範より、
「身体は誰のもので、誰が動かしているのか?」
という問いかけを頂いたことに対する、
現時点での私の考えになります。
最近の修練では、
「歩く」
という最も基本的な動作について、
様々な形で負荷を掛けながら行っています。
上手くいくこともあればそうでないこともあるのですが、
その中で少しずつ確信を深めていること。
それが、
「この身体を動かしているのは、『私』ではない」
ということなのです。
例えば4人で、
前後左右から腕を押さえられたとします。
その時に4人を引っ張って歩こうとしても、
とても歩けるものではありません。
もちろん自分の身体だけを前に進めようとしても、
ガッチリと押さえられていれば動けません。
けれども「ある感覚」になると、
不思議なくらい簡単に歩くことが出来ます。
この時の感覚を言葉にすると、
「カラダが身体を動かしている」
という感じが最も近いのです。
私がどれだけ、
「ここをこうやって動かそう」
として頑張っても動かないものが、
カラダが身体を動かすことに任せられれば、
あっけないほど楽に動くことが出来る。
このことから理解できることは、
「『私』が身体を動かしてはいけない」
ということなのです。
『私』が身体を動かそうとすることが、
身体本来の合理的な動きを邪魔してしまう。
ですからこの身体を動かすことから、
『私』は手をひかないといけない。
「私の身体」だと思っていたこの身体を、
「カラダ」に返す必要があるのです。
「カラダの身体をカラダに返す」
これが私の今年の目標になります。
今年もよろしくお願いいたします。
P.S.
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