ここまでの記事において、
「力み感覚」がいかに根深いものであるかを考えてきました。
自分についての「実感」と、
世界についての「現実感」。
これらを形作る重要な要素として、
「力み感覚」があると考えられます。
言い方を変えると、
「力み感覚」があるから今の自分や今の環境があるわけです。
そう考えると、
「肩の力を抜く」「リラックスする」
ということが、
口で言うほどに簡単ではないことが理解できます。
ほとんどの人は、
今の自分や今いる環境を変えたくはないはずですから。
だから、現状に危機感を感じていない人にとっては、
脱力修練に取り組むことは難しいと思います。
インスタントに身につかないということもありますが、
そもそも必要としていないのです。
「脱力が出来たからと言ってどうなるの?」
というのが正直な感想だと思います。
でも、
「現状に危機感を感じている」
「今の自分をどうしても変えたい」
というごく少数の人たちにとっては、
脱力修練ほど役に立つものはないと断言できます。
なぜなら「力み感覚」が、
「自分に対する実感」と「世界に対する現実感」を感じさせているということは、
「脱力」が「自分」と「世界」についての認識を変えるための、
最も直接的なアプローチになるからです。
…とはいえ残念ながら私自身は、
本当に脱力した状態というものを知りません。
ですから、
「脱力したらこんな良いことがありますよ」
ということを正確にはお伝えできません。
ただ、師範とお会いするたびに感じるのは、
とても楽で楽しそうだということ。
様々な人や出来事に対して身構えたり自分を取り繕ったりすることがなく、
とても自然な感じだということ。
そんな自分になりたくて、
私は修練を続けています。
脱力修練、
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