いつまでも山に登れるカラダでいるために(膝の痛みを取る):10/21修練メモ

紅葉

 

こんにちは、ワタルです。

10月も半ばを過ぎて、随分涼しくなってきました。

私が大学での5年間を過ごした京都市右京区でも、

もうすぐ嵐山が紅葉のシーズンを迎えようとしています。

住んでいた時は嵐電(京福電鉄嵐山線)が満員になるのがイヤだったのですが、

今ではこの時期に行くのが一番好きだったりしますw

 

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そんな嵐山も「山」とついているだけあって、

あちこち見て回ろうと思うと結構な坂を上り下りします。

また、嵐山に限らず紅葉を楽しもうと思ったら、

やっぱり「山」に登るのが一番。

カラダを動かした爽快感と空気のおいしさが相まって、

一段と景色がきれいに見えますよね。

昨今のアウトドアブームの影響もあって、

山登りが趣味だという方は多いと思います。

 

山登りに必要なもの

そんな山登りを楽しもうと思ったら、

最低限必要なものがあります。

もちろんリュックや登山靴やゴアテックスのパーカなども必要ですが、

より大切で必要不可欠なもの。

それは「元気な膝」です。

せっかくの紅葉も、おいしい空気やお弁当も、

膝が痛いようでは魅力半減です。

それどころか、「今年はツラいからやめようか」ということにさえなりかねません。

ところが最近、患者さんだけでなく周りの多くの人が、

「膝が痛い」と言うのを耳にします。

それも年配の方だけでなく、30代、40代の方からも。

このことから分かるのは、

「膝の痛みは年齢のせいではない」

ということ。

実際私自身も中学、高校と2回膝に水が溜まった経験があり、

学生時代は膝が気になることが多かったです。

 

膝を痛める人の特徴

では、膝の痛みの原因は一体何なのか?

それはこのブログにおけるメインテーマの一つである、

「カラダの使い方」にあります。

膝を痛める人の動きには、

共通する大きな特徴があります。

それは、「地面を蹴っている」ということ。

例えば駅の階段で、前を上っている人を注意して見て下さい。

ほとんどの人が前かがみになって、

それでいてお尻が後ろに落ちた状態で上っています。

これが地面を蹴って膝を伸ばす動きの典型的なパターンです。

さらにひどくなると、ドタドタと大きな足音が響く。

本人に自覚は無いと思いますが、

これは必死に地面とケンカしている状態なのです。

より正確に言えば、

「自分の体重による地面からの反発を、

膝で受け止めて地面に返そうとしている」

となります。

だから、膝に負担がかかって、痛めるのです。

 

膝を痛めないカラダとは?

膝を痛めないために、あるいは痛めた膝を回復させるために、

まずはこのことをちゃんと理解する必要があります。

「軟骨がすり減った」から、

「半月板が無い」から痛いのではありません。

地面からの衝撃を膝で受け止めるから痛いのです。

下の動画を見てください。

 

 

よくある「卵が割れない」という衝撃吸収材の実験です。

要はこの衝撃吸収材のようなカラダになれば、

膝が痛むことはありません。

ところがほとんどの人は、

「膝の軟骨や半月板”だけ”」が衝撃吸収材だと思っています。

そうではなく、「カラダ全体」が衝撃吸収材となるように扱う。

地面からの反発を吸収してしまうカラダづくりこそが、

膝の痛みを無くす最善の方法なのです。

 

衝撃吸収材としてのカラダ

地面からの衝撃を吸収するために必要なのは、

「カラダがゆるんでいること」です。

先の動画で使われている衝撃吸収材は、

「ゲル」という素材によってつくられています。

この「ゲル」の性質として特徴的なのは、

「固体と液体の中間」であること。

この性質だからこそ衝撃を吸収できるのです。

そして同じように「固体と液体の中間」の性質を持つのが「人体」なのです。

「人体」は60パーセント以上が水分でできています。

「水袋の中に骨が浮かんでいる」というのが「人体」の正しい認識なのです。

ところが筋肉を固めることで、カラダは「固体」としての性質を強く表します。

すると衝撃を吸収できずに受け止めてしまい、

その負荷に耐えられない部分から痛み出します。

だから「カラダをゆるめること」によって、

本来の「固体と液体の中間」である性質を引き出すことが必要なのです。

私自身、膝の前十字靭帯が切れており、半月板も損傷しています。

けれども日常生活で不都合を感じることが無いのは、

「カラダをゆるめる」ということに毎日取り組んでいるからなのです。

 

私たちの取り組み

10/21の武颯塾神戸修練会においては、

「力を吸収する」というテーマで修練を行いました。

相手から押された力を吸収して地面に流したり、

地面からの反発を吸収して相手に流したり。

カラダの力を抜くことで、

自分の中を力が通っていく感覚が感じられるようになります。

この感覚によって地面からの反発を吸収することが上手くなるほどに、

膝だけでなくあらゆる関節の痛みは確実に減っていくことでしょう。

そしてそれは、いつまでも山に登り続けられる、

自由で活動的な暮らしにつながっているのです。

 

macpac tuatara25(マックパック トゥアタラ25)

こんにちは、ワタルです。

先日、少し遅れの誕生日プレゼントを買ってもらいました。

それが上の写真にあるリュック、

「macpac tuatara25」

です。

macpacというのはニュージーランドのアウトドアメーカーで、

tuatara25というのがモデル名です。

「25」という名前が示す通り、容量は25リットル。

普段使いでも違和感のないサイズで、しかも少し大きめの荷物も入る。

買ってもらったばかりですけど、随分と重宝しています。

というわけで今回は、このリュックについて詳しく紹介したいと思います。

 

リュック選びのチェックポイント

まず、私がこのリュックを選んだ経緯についてですが、

購入に当たってはいくつかのチェックポイントがありました。

 

1.容量

「普段使いながらも、2泊3日の武術合宿に参加できる」という、

随分ワガママな希望をもってました。

具体的には、道着、2日分の着替え、バスタオル1、タオル1、手ぬぐい1と、

その他こまごまとしたものが入る大きさが必要でした。

 

2.小物の収納

普段使いにおいて重要なポイントは「小物がスッキリと収納できる」です。

財布、手帳、携帯、ティッシュ、筆記用具などが、

すぐに取り出せるように分かりやすく収納できることも、

リュック選びの大切なポイントです。

 

3.荷物の取り出しやすさ

ある程度容量の大きなリュックになると、

「底の荷物が取り出しにくい」

という問題がでてきますよね。

わざわざ上の荷物を一旦外に出さないと、

底の荷物を取り出すことができない。

この問題を出来る限り解決したリュックを求めていました。

 

4.機能性

リュックとしての機能も大切な評価ポイントです。

わざわざアウトドア用のリュックを買う理由は、

やはり高機能であることを求めていたからです。

特に身体へのフィット感や、荷重の配分は重要ポイントです。

 

5.デザイン

リュック選びのポイントとして最後に挙げるのは「デザイン」です。

やはり何と言っても「見た目」が気に入らないと、

使いたくはないですからね。

 

チェックポイント毎の採点結果

以上5つのポイントから買ってもらうリュックを選んでいた時に、

最終候補として残ったのが、

「macpac tuatara25」「Gregory コンパス30」
でした。

それぞれのリュックの各チェックポイントにおける評価は次の通りです。

(☆5つを満点とします)

 

1.容量

macpac tuatara25:☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

普段使いとしては25リットルで必要十分なのですが、

合宿参加を考えると30リットルあった方が安心。

 

2.小物の収納

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

どちらもリュックとしては最大限、

ポケットの仕分けに工夫がされていると思います。

(以下、写真は全て macpac tuatara25のものです。)

macpac tuatara25

 

3.荷物の取り出しやすさ

macpac tuatara25:☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

最終候補をこの2つのリュックに絞ったのは、

どちらも荷物が取り出しやすい構造になっていたからです。

特にGregory コンパス30においては、

背中に触れる部分が丸ごと開くのが魅力的でした。

macpac tuatara25も他のリュックよりも開口部が大きく取られているのが、

購入の決め手の一つになりました。

macpac tuatara25

 

4.機能性

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆

どちらも荷物を詰め込んだ時にカラダにフィットして、

荷重をうまく分散してくれるように感じました。

ただ、背中に当たる部分や肩ベルトのクッションは、

macpac tuatara25の方がしっかりしたものを使っています。

あと、腰周りのベルトもmacpac tuatara25にはありますが、

Gregory コンパス30にはありませんでした。

また、細かいところに感じるかもしれませんが、

macpac tuatara25のファスナーがとてもスムーズに開閉できたのが、

私にとってはポイントが高かったです。

Gregory コンパス30に限らず他のアウトドアリュックと比べても、

断然開け閉めがしやすかったので。

macpac tuatara25

 

5.デザイン

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆

これは好みの部分と使用目的の部分が大きいのですが、

macpac tuatara25の方が背負った時にスッキリ見えました。

もちろん5リットルのサイズの違いもあるので単純な比較はできませんが。

macpac tuatara25のもう一つのデザインの特徴は「生地」にあります。

「アズテック」というナイロンとコットンの混紡繊維を使っていて、

普通のナイロンと比べてとてもしっかりとした生地感になっているのです。

この生地には防水機能もついており、

macpac tuatara25を選ぶ大きな理由になりました。

macpac tuatara25

 

総合評価

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆

本当に迷ったのですが、

最終的には容量よりも機能性とデザインを優先してmacpac tuatara25を選びました。

ただどちらも良い作りであることに間違いはないので、

これからリュックを購入される方は候補として検討する価値がありますよ。