「不自由って良いですねぇ‼︎」
今日の修練で印象に残った一言。
不自由があるから自由が分かる。
どこかで聞いたような言葉だし、
アタマでは理解できる。
でもそれと、
カラダを通して体感することは、
全く違う話なんだ。
脱力トレーニングの要点の一つに、
「カラダの中心から末端を動かす」
というものがある。
腕を動かす時に腕を使わず、
脚を動かす時に脚を使わない。
股関節や腹背といったカラダの中心からの動きを、
腕や脚に伝えて動かすのだ。
もちろん口で言うほど簡単ではない。
ほとんどの人にとって、
腕や脚を動かす方が、
股関節や腹背を動かすよりも楽で自由。
トレーニングと分かっていても、
慣れ親しんだ末端からの動きをしてしまう。
そこで役立つのが、
腕や脚を動かさずに動く練習。
敢えて不自由な状況に身を置くわけだ。
(写真と動画は以前のものです)
修練としては、
前腕や下腿を相手に持ってもらい、
そこを全く動かさないようにカラダを動かす。
ある種、パントマイムのような動きになる。
前腕を固定して動くために肩と肘が、
下腿を固定して動くために膝と股関節が、
それぞれ自由に回転する感覚を学べる。
この修練でさらに重要なのは、
体幹と腕や脚の位置関係を、
「体幹の側から感じ取る」こと。
すると、
「カラダの中心から末端を動かす」
ことが少しずつ分かってくる。
このような敢えて腕や脚に制限をかける修練で、
結果的に不自由だった体幹が自由になる。
それを実際に体験すると冒頭のように、
「不自由って良いですねぇ‼︎」
なんて口走っちゃうw
確かに、不自由があるから自由が分かる。
面白いなぁ。
P.S.
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