天動説を地動説へと書き直す

 

「ちゃんと足下をみろよ。地面が動くわけないだろ。」

ガリレオはいったい何度、この言葉を聞いたことだろうか。

 

天動説と地動説ってあるよね。

ガリレオが言った、

「それでも地球は動いている」

ってやつ。

コペルニクス的転回、なんて言葉も有名。

中世キリスト教世界において、

太陽と地球、どちらが中心なのかという問題は、

よほど重要なものだったらしい。

ガリレオさんは裁判に負けてるわけだし。

当時は宗教的理由から天動説が採用されてたけど、

今は地動説が当たり前。多分。

幸い現代においては天動説を唱えたからといって、

裁判沙汰にはならない。

脱力トレーニングなんて変わったことをやってる身には、

良い時代だと思う。

 

それはさておき。

太陽系における中心は地球じゃなく太陽。

This is 地動説。

そこは良いよね?

で、その太陽も銀河系の中をグルグル回ってる。

1周するのに2億2600万年かかるらしいから、

グルグルってのも変だけど(笑)

ともかく、太陽が動くところに地球は回りながらついていく。

何かの拍子に太陽が動く向きを変えれば、

地球の行き先も変わる。

でも、逆はない。

仮に地球が太陽系を飛び出しても、

残念ながら太陽はついてこない。

来てくれるのはお月さまだけ。

 

脱力トレーニング的には人のカラダもこれと同じ。

中心が動けば手足も動くけど、

普通は手足が動いたからと言って中心が動くわけじゃない。

だから、カラダを効果的に動かしたければ、

全身の力を抜いて、

まずは中心から動き出せばいい。

それは、手足主導系の動きから中心主導の動きへの、

あるいは筋力主導の力から重力主導の力への、

コペルニクス的転回。

それは、自分のカラダの天動説を、地動説へと書き直す作業。

ことカラダに関しては、現時点でまだまだ天動説が主流だけど、

鉄の意思で地動説を唱え続けたい。

ガリレオのごとく。

 

心身一如

 

歯医者さんが苦手、だった。

得意な人がいるのかって話だけど。

でも、それはもう、過去の話。

今日、俺は歯医者さんを乗り越えた‼︎

…って3歳児が言いそうなことを書いてるけど、

別に冗談でやってるわけじゃない。

俺がたまたま歯医者さんが苦手だったというだけで、

他に置き換えれば苦手なものくらい誰にでもあるでしょ?

今日はそういう苦手意識に対処するメンタルについての話。

 

午前中の診察だけあって、院内には治療を受ける子供がたくさんいた。

歯医者さん+子供=泣き声

という公式は、今日もそのまま適用された。

周りの大人達はそんな時、

「ガンバって」と声をかける。

でも、ガンバったら痛くないのか?

ガンバったら、怖くないのか?

その答えは、一向に泣き止まない子供達が示している。

どれだけガンバっても、

痛いものは痛いし怖いものは怖い。

「じゃあ、お前は何ていうんだよ」

って訊かれると、残念ながら答えられない。

ただそれは、相手が子供だから。

大人相手なら全く別の話。

歯医者さんで泣く大人はなかなかいないけどw

 

メンタルトレーニングってあるよね。

スポーツ選手とかがやってる。

あれが必要なのは、何もスポーツ選手に限った話じゃない。

むしろ、カラダを動かす習慣のない普通の人にこそ、必要なんだ。

別にスポーツの試合をしなくても、

腹が立ったり不安だったりするでしょ?

っていうか、人によっては日常茶飯事(笑)

でも、そんな気持ちになりにくい方法があれば、

毎日がもっと楽しくなりそうじゃない?

というわけで、今からその方法を紹介しようかと。

といっても残念ながら、読んでハイそうですかというものじゃあない。

こういう方法があって、ちゃんと訓練すれば使えるようになるよって話。

で、その方法とは?

 

心身一如って言葉を聞いたことがあるかもしれない。

見たまま、ココロとカラダは一つのものですよってこと。

だから、ココロが不安定だとカラダも不安定だし、

ココロが安定してればカラダも安定する。

だから、難しい病気の人が、心掛け次第で急に治ったりする。

身近でそういう話を聞いたりもするしね。

逆に、カラダが不安定だとココロも不安定になるし、

カラダが安定してればココロも安定する。

で、ここで言いたいのはこっちの方。

「ココロが揺れた時に、カラダを安定させてみる。」

すると、不思議とココロも落ち着いてくる。

言葉にすると、ただこれだけ。

うまくカラダが安定すれば、

ホントにそれだけで怒ったり不安を感じたりしにくくなる。

ちなみに先日の講習会では、こんなことを12回、実際に体験してもらった。

もちろん人によって反応は様々だったけど、概ね好評だったと思う。

カラダの状態を変えることで、

ココロも大きく変わることを体感してもらえたからね。

とっても大変だったけど、またやりたいな。

 

 

 

卓球大阪オープンにトレーナー帯同してみた

 

こんにちは、ワタルです。

今日は難波のエディオンアリーナからお送りしますw

 

「大阪国際招待選手権」、通称「大阪オープン」という卓球大会に修練生が出場するので、

トレーナー兼1人応援団として現地入り。

全国規模の大会を平日にもやるせいか、周りは学生ばっかり。

場違いな感じがとても新鮮で面白い。

修練生の試合までは3時間ほどあったので、まずは客席で修練生のマッサージ。

ベッドもなければ場所も狭い。

だけどそれが逆に楽しい。

記念すべき初トレーナー業務ってところか。

 

1時間程して、試合会場へ。

全国大会を選手目線で観るのは、今後の指導のためにも役立つ。

そうそう、世界ジュニア優勝メンバーの木造君のプレーも間近で拝見。

技術的な部分はさておき、軸の通った立ち姿はさすが。

「脚の脱力がもう少し出来れば、もっと良くなるのに…」

とつぶやいたら監督が振り向いたので、急いで退散(笑)

インターハイチャンピオンのレベルを感じられたのは大きな収穫。

決して届かない場所ではないと思えたしね。

 

肝心の修練生も無事に1回戦を突破。

ちゃんと脱力を意識してのプレー、教えた甲斐があるなぁ。

…と思ってたら、2回戦はあっさり負けた。

脱力卓球の道のりは、まだまだ長い。

木造君のレベルもまだまだ遠い(笑)