「心を撫でる」茶道体験記

 

先日、知り合いの紹介で、人生初の「茶席」に参加してきた。
亭主は宇田宗風先生という茶道の教室をされている方。
初対面にもかかわらず全く緊張感を感じさせないのは、流石。
説明を含めてのの1時間は、
本当に貴重で興味深いものだった。

 

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先生の教室兼ご自宅があるのは、
阪急仁川駅から数分歩いたところ。
仁川に来るのは初めてなのだけれど、
駅を出ると、とても静かで落ち着いた感じ。
約束の19時までには少し時間があったので、
周囲を20分ほど散歩してから、
先生の教室へ向かった。

教室ではまず玄関で簡単な説明をしてもらい、
それから茶室へと案内された。
ちなみに茶席の本来の在り方では、
このような形で亭主と客が顔を合わせることはないとのこと。
茶室へ至るまでのいくつかの作法における「音」を頼りに、
亭主は客の、客は亭主の状況を理解して、
それぞれの手順を踏んでいく。
だから一つ一つの作法には意味があり、
お互いへの言葉を介さない心配りに満ちている。

案内された茶室は、
ロウソクの火に照らされた屏風が静かな空気を醸し出して、
不思議な落ち着きを感じさせる。。
出されたおいしいお茶菓子を頂いたのち、
先生のお点前を拝見した。

印象的だったのは、茶道具の扱い。
もちろん作法的な手順という部分もあるのだろうけど、
驚くほど丁寧に茶道具を扱う。
袱紗をたたむ、茶碗を拭く、柄杓を持ち替える。
そういった普段であれば何気なく行う動作の一つ一つに、
傍から見ると無駄にさえ思える手間をかける。
私はただ黙ってそれを見ているだけ。
けれど、不思議なくらいに心地よい。
そうしているうちに分かったことがある。
「なぜ、道具を大事に扱うことが大切なのか。」
それは、客が無意識のうちに、
扱われる物に自分を映しているから。
あれだけ心を込めて道具を扱っている姿を見ることが、
自分に対するもてなしだと感じる。
茶碗を拭いたり柄杓を持ち替える所作が、
まるでそのまま客の心を撫でているかのように。

これは面白いけど怖いことでもあって、
目の前で道具を雑に扱われると、
自分が乱暴に扱われたように感じるわけだ。
気を付けねば。

もちろんお茶もお菓子もおいしかったけど、
今回感じた「お茶」とは、
「茶道具を介した間接的コミュニケーション」だと言えるかもしれない。
作法を何も知らないため、
合間合間に先生からの説明はあったけれど、
それが無ければ本来は直接的に言葉を交わすことはない。
むしろそれが余計なものだと感じてしまうくらい、
客に対する言外の配慮に溢れている。
この「間接的」というところに日本文化の粋があり、
西洋的なものとの大きな違いを生んでいるのだと思う。
間接的だからこそ、直接には触れないはずの「心」に触れられる。
そこが茶道の大きな魅力なんじゃないかな。
もちろん精進を重ねた上での話だろうけど。

…長々と感想を書いたけれど、
今回お伺いした宇田宗風先生のブログとホームページはこちら。

ブログ:http://soufu.blog.eonet.jp/
ホームページ:http://chanoyu.wix.com/sadotherapy

お茶に興味があるなら、
ぜひおすすめ!!

 

macpac tuatara25(マックパック トゥアタラ25)

こんにちは、ワタルです。

先日、少し遅れの誕生日プレゼントを買ってもらいました。

それが上の写真にあるリュック、

「macpac tuatara25」

です。

macpacというのはニュージーランドのアウトドアメーカーで、

tuatara25というのがモデル名です。

「25」という名前が示す通り、容量は25リットル。

普段使いでも違和感のないサイズで、しかも少し大きめの荷物も入る。

買ってもらったばかりですけど、随分と重宝しています。

というわけで今回は、このリュックについて詳しく紹介したいと思います。

 

リュック選びのチェックポイント

まず、私がこのリュックを選んだ経緯についてですが、

購入に当たってはいくつかのチェックポイントがありました。

 

1.容量

「普段使いながらも、2泊3日の武術合宿に参加できる」という、

随分ワガママな希望をもってました。

具体的には、道着、2日分の着替え、バスタオル1、タオル1、手ぬぐい1と、

その他こまごまとしたものが入る大きさが必要でした。

 

2.小物の収納

普段使いにおいて重要なポイントは「小物がスッキリと収納できる」です。

財布、手帳、携帯、ティッシュ、筆記用具などが、

すぐに取り出せるように分かりやすく収納できることも、

リュック選びの大切なポイントです。

 

3.荷物の取り出しやすさ

ある程度容量の大きなリュックになると、

「底の荷物が取り出しにくい」

という問題がでてきますよね。

わざわざ上の荷物を一旦外に出さないと、

底の荷物を取り出すことができない。

この問題を出来る限り解決したリュックを求めていました。

 

4.機能性

リュックとしての機能も大切な評価ポイントです。

わざわざアウトドア用のリュックを買う理由は、

やはり高機能であることを求めていたからです。

特に身体へのフィット感や、荷重の配分は重要ポイントです。

 

5.デザイン

リュック選びのポイントとして最後に挙げるのは「デザイン」です。

やはり何と言っても「見た目」が気に入らないと、

使いたくはないですからね。

 

チェックポイント毎の採点結果

以上5つのポイントから買ってもらうリュックを選んでいた時に、

最終候補として残ったのが、

「macpac tuatara25」「Gregory コンパス30」
でした。

それぞれのリュックの各チェックポイントにおける評価は次の通りです。

(☆5つを満点とします)

 

1.容量

macpac tuatara25:☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

普段使いとしては25リットルで必要十分なのですが、

合宿参加を考えると30リットルあった方が安心。

 

2.小物の収納

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

どちらもリュックとしては最大限、

ポケットの仕分けに工夫がされていると思います。

(以下、写真は全て macpac tuatara25のものです。)

macpac tuatara25

 

3.荷物の取り出しやすさ

macpac tuatara25:☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

最終候補をこの2つのリュックに絞ったのは、

どちらも荷物が取り出しやすい構造になっていたからです。

特にGregory コンパス30においては、

背中に触れる部分が丸ごと開くのが魅力的でした。

macpac tuatara25も他のリュックよりも開口部が大きく取られているのが、

購入の決め手の一つになりました。

macpac tuatara25

 

4.機能性

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆

どちらも荷物を詰め込んだ時にカラダにフィットして、

荷重をうまく分散してくれるように感じました。

ただ、背中に当たる部分や肩ベルトのクッションは、

macpac tuatara25の方がしっかりしたものを使っています。

あと、腰周りのベルトもmacpac tuatara25にはありますが、

Gregory コンパス30にはありませんでした。

また、細かいところに感じるかもしれませんが、

macpac tuatara25のファスナーがとてもスムーズに開閉できたのが、

私にとってはポイントが高かったです。

Gregory コンパス30に限らず他のアウトドアリュックと比べても、

断然開け閉めがしやすかったので。

macpac tuatara25

 

5.デザイン

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆

これは好みの部分と使用目的の部分が大きいのですが、

macpac tuatara25の方が背負った時にスッキリ見えました。

もちろん5リットルのサイズの違いもあるので単純な比較はできませんが。

macpac tuatara25のもう一つのデザインの特徴は「生地」にあります。

「アズテック」というナイロンとコットンの混紡繊維を使っていて、

普通のナイロンと比べてとてもしっかりとした生地感になっているのです。

この生地には防水機能もついており、

macpac tuatara25を選ぶ大きな理由になりました。

macpac tuatara25

 

総合評価

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆

本当に迷ったのですが、

最終的には容量よりも機能性とデザインを優先してmacpac tuatara25を選びました。

ただどちらも良い作りであることに間違いはないので、

これからリュックを購入される方は候補として検討する価値がありますよ。