寝技と護身術

寝技と護身術 

脱力トレーニングではよく、

寝技の形で練習をする。

寝技のメリットは、

立つことに必要な脚や体幹の筋収縮も、

完全になくせる点にある。

力を抜いて動く感覚、

カラダが流体である実感が得やすいのだ。

 

 

寝技トレーニングのもう一つの意味は、

護身術としての側面だ。

本当に自分の身を守りたいのなら、

中途半端に相手を攻撃するよりも、

とにかく逃げるべき。

寝技で学ぶのは、

どれだけ強い力で抑えられても、

カラダのどこかは動くということ。

動く部分を効果的に使って、

カッコ悪くてもとにかく立ち上がる。

護身術は本来、

こういう泥臭いものだと思う。

 

 

動画では、

馬乗りで両肩を抑えられた状態から、

相手をひっくり返している。

もちろん現実には両肩を抑えられはしないし、

こんなにキレイには返らない。

ただこの練習で知りたいのは、

肩と胸の力を抜いて流体になれば、

肩を抑えられはしないこと。

このように一見、

しっかりと押さえ込まれているように見えても、

自由に動ける選択肢はある。

それをカラダで学ぶことが、

脱力トレーニングの一つの意義かな。

 

 

P.S.

RESETSTYLEでは、
脱力を基本とする武術的身体トレーニングを行っています。

一般的な武道においてイメージされるような、
先輩後輩の上下関係は一切ありません。

ただただ合気や発勁を使えるようになるための、
身体コントロール技術を楽しく学ぶための場所です。

当然、直接殴ったり蹴ったりすることもなければ、
怖いと感じた動きを強制もしません。

ご自分の出来る範囲で、
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