忘れる力

最近の練気武颯拳の修練は、

「思いを手放す」

という方向に向かっていると感じます。

今、自分が考えていること、

あるいは考えさせられていることを、

スパッと止めてしまう。

これは、口で言うほど簡単ではありません。

「朝、出勤時に嫌なことがあると、一日中気分が乗らない。」

という経験は誰にでもあると思います。

その「嫌な思い」を、手放してしまう。

嫌な思いに囚われるのではなく、

無理にポジティブに考えるのでもなく、

ただ、手放してしまう。

私自身、こういう修練を始めたばかりなので、

なかなか上手くいかないことも多いのですが、

続けているとフッと思いが消える瞬間が確かにあります。

その時の心地よさは、

正直何物にも代えがたいと感じます。

このために今まで修練をしてきたといっても過言ではありません。

それくらい、「思い」とは「重い」ものなのです。

だから、手放してしまう。

早い話、忘れてしまえばいいわけです。

そうはいっても、

「覚えているものを忘れる」

というのはかなり難しいですよね。

だから、練習が必要なのです。

練習して「忘れる力」を磨くことが、

毎日を快適に過ごす秘訣なのです。

日々のストレスが心身に与える影響が大きいことは、

皆さんもご存じのとおりです。

しかし、同じような環境においても、

元気な人もいれば疲れている人もいます。

その違いはどこにあるのでしょうか?

適度なストレスは、

充実した生活を送る上で、

必要不可欠なものです。

ただ、それを自分の中に溜め込んでしまうと、

マイナスの影響が出てしまうのです。

だったら、忘れてしまえばいい。

それもできるだけ早く。

「忘れる力」、鍛えませんか?

P.S.

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脱力を基本とする武術的身体トレーニングを行っています。

一般的な武道においてイメージされるような、
先輩後輩の上下関係は一切ありません。

ただただ合気や発勁を使えるようになるための、
身体コントロール技術を楽しく学ぶための場所です。

当然、直接殴ったり蹴ったりすることもなければ、
怖いと感じた動きを強制もしません。

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「思い」を手放す

1月29日の武颯塾大阪支部集中修練に参加してきました。

練気武颯拳、練気杖術ともに充実した修練内容だったのですが、
最も印象的だったのは、練気柔真法の時間でした。

この時間の修練は「基礎の基礎」といった感じのことだけを徹底して行います。

今回は「腕を掴まれて持ち上げられる」、
「腕を掴まれた状態で相手を動かす」といったことを、
掴む人数を1人、2人、4人と増やしながら行いました。

もちろん、ただ持ち上げられなかったり動かせたりすればいいというわけでなく、
修練の都度、師範から意識するポイントを指示してもらいます。

では今回指示してもらったポイントは何かというと…

「何もしないこと」です。

腕を持ち上げられるときにも、相手を動かすときにも、
とにかく「何もしない」ということを要求されるのです。

これが本当に難しい。

当たり前ですが、師範の腕は持ち上げられないし、
いとも簡単に4人を動かしてしまいます。

ところが同じことを私たちがやろうとすると、
「持ち上げられないように」「動かそうと」してしまうのです。

それを、やめる。

「持ち上がらない」「動かす」という目的意識を持ったら、
あとは自分に起きていることを観察し続ける。

すると、身体が動き出します。
元々誰もが持っている自然な動きで。

この動きを生じさせている力は、
私たちが普段認識している力とは全く質の異なるものです。

このように身体の自然に身を任せて、
この「力」をいつでも自在に使えるようになった人のことを、

練気武颯拳においては「達人」と呼びます。

そうなるためには、話は戻りますが、
自分を観察し続けなければなりません。

「何かをされる」、あるいは「何かをする」時に生じる、
「思い」を手放す必要があるのです。

ここに練気武颯拳の修練の面白さと、
難しさがあります。

ただ、腕を持ち上げられるだけなのに、
そこにはものすごい葛藤が生じます。

自分の中で、
様々な思いがムクムクと湧き出てくるのです。

N先輩の言葉を借りれば、
「濃密なドラマがある」のです。

そして振り返ってみると、この「ドラマ」「葛藤」は、
修練に限らず日常のどこにでもあります。

そういう意味では練気武颯拳の修練は、
「日常に活きる」修練だと改めて思います。

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姿勢を良くする方法を一つ提案

今日のテーマは「姿勢」です。
とくに「背骨の立て方」について考えます。

整骨院に来られる患者さんだけでなく、
何気なく街を歩いていてもよく見かけます。

肩こりや腰痛の原因になることは皆さんご存じなのですが、
実際に姿勢を良くしようとされる方は少ないです。

「私、姿勢が悪いから肩が凝るの…。」
とおっしゃる方が結構おられます。

「姿勢が悪い」ということが「前提」になってしまって、
そこを「改善しよう」とはならないのですね。

「肩こり」「腰痛」の原因の一つであるとはわかっているのに、
なぜ、改善することが難しいのでしょうか?

確かに、姿勢を改善するためには根気が必要です。
だから、なかなか続かないというのはわかります。

ですが、本当にそれだけでしょうか?
私は、そこにもう一つ大きな理由があると考えます。

それは、

「姿勢を良くする方法を知らない」

ということです。

もちろん、背骨がまっすぐに立っている姿勢が良いということは、
ほぼすべての方が感じておられます。

だから、「姿勢を正す」というと、
ほとんどの方が背筋を伸ばしてまっすぐにしようとします。

ところが、これはかなり「しんどい」ですよね?
だから続かないのです。

ということで、
姿勢を良くする方法を一つ提案します。

1.「両耳」を意識する

2.「両耳を通って左右に伸びる一本の軸」をイメージする

3.その軸を中心に、顔面が地面と垂直になるように頭を前に回転させる

両手を使ったやり方もあります。

1.ほほ骨の外側斜め下の窪みに親指を当てる

2.耳の後ろの出っ張った骨の後ろの窪みに残る4本の指を当てる

3.そのまま両手で頭を前に少しだけ回転させる

こちらの方が感覚を取りやすいかもしれません。
上手くいくと、

「顎が胸やお腹、地面を突き刺す」
「頭が上から引っ張り上げられる」
「首、背中、腰の後ろが伸ばされる」
「肩が下に押し付けられる」

といった感覚が出てきて、
肩や腰の力を抜きやすくなります。

注意点は、
両耳を通った回転軸の位置を変えないということです。

この軸がブレると、
効果はなくなってしまいます。

この方法は、
「横から見たときに頭部が体より前に出ている人」に、
より効果的だとおもわれます。

どうぞ、試してみてください。

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続々・「重心移動」について

前回の記事で、
練気武颯拳で修練する重心移動とは、

「重心から移動すること」である、
と書きました。

では、どういった修練をすれば、
「重心から移動すること」が出来るようになるのでしょうか?

「重心から移動する」ためには、
「重力」と「抗力」を感知することが必要です。

ところが、「重力」も「抗力」も、
その存在があまりにも当たり前すぎて認識することが難しい。

「空気」なんかと同じように、
無くなって初めて気づく類のものなのです。

そこで、いくつかの修練を並行して行っていくのですが、
その一つに骨盤や股関節を明確に意識できるようになる修練があります。

骨盤を様々な方向に旋回させたり、
胴回りの力を意図的に抜くことで、
骨盤や股関節を意識しやすくしていきます。

そしてある程度骨盤周りが意識化できるようになると、
そこから動き出す修練を行います。

「重心から移動する」の前段階として、
「より重心に近いところから移動する」わけです。

もちろんこれだけではなく、
「重力」や「抗力」をより感じられるようになるための修練も、
併せて行っていきます。

そしてここが一番重要な所ですが、
それらの修練は全て相対でチェックしながら行います。

一人では認識しづらい感覚の修練を相対で行うことで、
どちらかが気づけば上達することができます。

武颯塾においてはこういった修練によって、
「重心から移動する」ことを目指しています。

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続・「重心移動」について

前回に引き続いて、
「重心移動」について考えていきます。

「重心を移動させる」動きと「重心から移動する」動きは、
一体何が違うというのでしょうか?

「重心を移動させる」動きは、
多くの方にとってなじみ深いものだと思います。

歩いたり走ったりするときに、
「つま先で地面を蹴る」というのがその典型です。

筋力を使って何かを押したり引いたりすることで、
身体を移動させる。

その結果として重心を移動させる動きが、
「重心を移動させる」動きなのです。

では、「重心から移動する」動きとは、
どのような動き方なのでしょう。

このことを理解するためにはまず、
「重心」について理解しなければなりません。

以前の記事でも触れましたが、
「身体に働く重力(の合力)と抗力(の合力)の作用点」
が身体の重心であると言えます。

つまり「重心」においては、
すでに様々なベクトルの「力」が働き続けているのです。

この「すでに働いているベクトル(=重力と抗力)」によって移動することが、
「重心から移動する」ということなのです。

ここで整理しておきましょう。

「重心を移動させること」=筋力による移動
「重心から移動すること」=重力と抗力による移動

練気武颯拳で修練する「重心移動」とは、
「重心から移動すること」を指しているのです。

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「重心移動」について

(文字の大きさを変えてみました。)

先日のブログ記事http://ameblo.jp/musou-kobe/entry-11130660768.htmlで、
「重心移動」についての気づきがあったと書きましたので、
今日はそのことについて考えてみます。

スポーツの世界ではよく耳にしますよね、
「重心移動がしっかり出来ている」とか「出来ていない」とか。

確かに「出来ている」と言われる人は上手く動いているように見えるし、
「出来ていない」と言われる人はなんだかぎこちない感じがします。

でも、「重心を移動させる」だけであれば、
ほとんどの人は出来ているはずですよね?

歩くことも走ることも、寝返りを打つことだって、
重心を移動させることに違いはないのですから。

それなのに、「重心移動」が出来ている人と、
出来ていない人がいる。

なぜなのでしょうか?

この疑問を解くカギは、
「重心移動」という言葉の捉え方にあります。

「重心移動」=「重心を移動させること」と捉えると、
それはほとんどの人が問題なくできることだと言えます。

では、
「重心移動」=「重心から移動すること」と捉えるとどうでしょう?

一見すると、大した違いではないように感じるかもしれません。
ただの言葉遊びだと思われる方もいらっしゃるでしょう。

ですが、ここには絶対的な違いがあるのです。

(以下、次回へ右矢印

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「相乗効果」を生む秘訣

今日は、
「相乗効果」について考えてみます。

練気武颯拳を共に修練している先輩に、
Nさんという方がいます。

私が武颯塾に入門して以来13年近く、
いろいろとお世話になっております。

このNさんのおかげで、
これまで多くの修練のヒントを得ることが出来ました。

そして今日の修練においても、
重心移動における新たな気づきがありました。

この気づきには伏線があります。

一昨日の修練の時間に、
ある型における転身(方向転換)の仕方をNさんに説明したのです。

私にとっては正直大したことではなくて、
足の捌き方を順序立てて話しただけでした。

ところがその時、
Nさんは大変感心しておられる様子だったのです。

私はそれを少し不思議に思っていたのですが、
今日の修練で理解できました。

私から転身の説明を受けたことがきっかけで、
重心移動の本質に近づく気づきを得ることができたというのです。

そして今度はNさんが説明してくれることで、
私もそれを共有することが出来ました。

おかげで、
私の修練も大きく進みそうです。

このように、自分にとっては当たり前のことが、
相手にはとても役に立つこともあります。

だから、自分が知っていることは、
どんどんオープンにすればいいのです。

相手が目標を共有する仲間であれば、
なおさらのこと。

結果として、
より自分のためになる形で返ってきます。

「相乗効果」を生む秘訣は、
自分から進んで「共有する」ことではないでしょうか。

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上手くいかない時の考え方

練気武颯拳の修練を続けていると、
何度も経験することがあります。

それは、

「今までのやり方が通じなくなる」

という経験です。

・立ち方
・座り方
・寝方(あまり使わない言葉ですが)
・歩き方
・力の抜き方
・腕や足の動かし方
・突き方
・投げ方
…etc

今まで、論理的にも感覚的にも確信をもって行っていたことが、
突然、上手くいかなくなる。

しかも、結果がマズイ(例えば技の掛かりが悪い)というだけでなく、
姿勢や動作における内的な根拠そのものが揺らいでしまう。

自分のやっていることについて、
全然納得がいかない。

こうなると、
普段はスッキリ終わるはずの修練が、
どうも爽快感に欠ける。

毎日同じように修練をしていても、
不思議とこのような時が必ずやってきます。

以前の私は、
こういう時期をとても不愉快に感じていました。

突然降ってきた土砂降りの雨を、
店の軒先で雨宿りしながらただ眺めているような感じが近いでしょうか。

何を為すこともなく、
それが通り過ぎるのをひたすら待つのみだと思っていました。

でも、そうではないようだ、
ということにある時気づいたのです。

何度も何度もその時期を通り過ぎているうちに、
そこには一つの法則があることを発見しました。

それは、

「今までのやり方が通じなくなる」と、

「それ以外のやり方を模索する」ようになり、

「その結果、成長する」ということです。

「壁」だと思っていたものは、
実は大きな「階段」だったのです。

このことについては、
今では絶対の確信をもっています。

もちろんその時々において、
「階段」の高さは様々です。

始めから「階段」だとわかるものから、
どう考えてもそそり立つ「絶壁」にしか見えないものまで。

しかしそのいずれもが、
自分を次のステージへと導いてくれます。

そして大きな「壁」ほど、
上った先はより高いステージに決まっています。

「壁」=「階段」なのですから。

…こう考えると、上手くいかないことがあっても、
なんとか前に進めそうな気がしてきませんか?

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続・「立つ」ということ

前回から引き続き、
「立つ」ということについて考えていきます。

前回の記事において、
以下の通り問題提起しました。

「寝ている時や座っている時に比べて、立っていると疲れるのは何故か?」

そして、それぞれの姿勢における顕著な違いとして、
「1.重心の高さ」と「2.支持面の広さ」を挙げました。

この2点のうち、まずは「1.重心の高さ」が疲れにどう影響するのかを考えている途中、
というわけです。

前置きが長くなりすぎたので、
さっさと結論にいきましょう。

立っていると疲れる理由、それは、
重心位置を維持するために筋力を使ってしまうからです。

当たり前のことだと思いますか?

「重心位置」と言ってしまうと、
それを維持するための筋力は必要です。

しかし、
「重心の高さ」を維持するために筋力は必要ではないのです。

なぜなら、
重心の高さを維持する力は地面からの「抗力」だからです。

人の身体は70%が水分であると同時に、
200数個の骨によって支えられてもいます。

この骨が積み木のように重なることで、
重心の高さを維持しているのです。

ですから、骨格がその本来の役割を果たしている限り、
立つことに筋力は必要ないのです。

ところが、ここでもう一つの違いである、
「2.支持面の広さ」が問題になってきます。

立つという姿勢の難しさは、
重心の高さに対して支持面が狭いことにあります。

積み木を例に考えると分かりやすいです。

5センチ角の積み木を30個、
縦に重ねたところを想像してください。

不安定ですよね?

揺れないように支えていないと、
崩れ落ちてしまいます。

これと同じことが、
立っている人の身体にも言えます。

そして、揺れて崩れてしまうのを防ぐために、
重心位置を修正するのが筋力の役割なのです。

ここはとっても大切なところなので、
もう一度整理しておきます。

重心の高さを維持するのは、
あくまでも抗力(骨格)。

重心が前後左右に揺れるのを修正することが、
筋力の仕事。

このことを勘違いして、
重心の高さについても筋力を使って維持してしまう。

あるいは、重心が左右に揺れる前から、
筋力を使って固め続けてしまう。

これが、寝ている時や座っている時に比べて、
立っていると疲れる理由なのです。

では、疲れないように立つにはどうすればよいのでしょうか?

まずは力を抜いて、
重心を感じてみてください。

そして、骨格が「抗力」によって支えられていることを、
理屈だけでも構わないので思い出してください。

「筋力」から離れてみることではじめて、
今、ここにある「力」を感じることができるのです。

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「立つ」ということ

今日は、「立つ」ということについて考えていきます。

いきなりですが、「立つ」という言葉に対して、
皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか?

・疲れる
・しんどい
・膝が痛い
・腰が痛い
・早く座りたい
・いや、とにかく横になりたい

ここまでひどくはなくても、
あまりいいイメージを持っていない方が多いのではないでしょうか。

私自身も、電車の座席が空いていたら、とりあえず座ります。
走ってまで座席を確保しようとは思いませんが(笑)

「立つ」と疲れる。
「座る」「寝る」と楽。

この違いは何なのでしょう?

それぞれの姿勢を比べたときに、
顕著に異なるのは以下の2点です。

1.重心の高さ
2.支持面の広さ

おそらくはこのどちらか、あるいは両方が、
それぞれの姿勢を取った時の疲れ度合を決めていると思われます。

ではまず、1について考えてみます。

重心の高さは、立っている時が最も高く、
寝ている時が一番低くなります。

寝ている時が一番楽で、
立っている時が最も疲れるのだから、
重心が高い位置にあるほど疲れる。

何となく正しい気もしますが、
本当にそうでしょうか?

寝ている状態や座っている状態から立つには、
重心を重力に逆らって移動させなければいけません。

この行為自体は確かに労力を必要としますので、
たしかに疲れるでしょう。

しかし、一度立ってしまえばどうでしょうか。

そこから重心を移動させる必要はありません。
ただ、その位置をキープし続ければいいだけです。

そう考えると、
立つことはそれほど疲れることではないはずです。

でも、確かに立っていると疲れる。
なぜなのでしょう?

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