骨盤の動きで地面からの力を使う

 

こんにちは、ワタルです。

今日は、骨盤を自由に動かす修練について書きます。

武颯塾の基本的な修練の一つに「骨盤旋回」があります。

これは文字通り、骨盤を立体的に回す修練です。

立体を構成するためには縦・横・高さの3つの軸が必要ですが、

骨盤旋回も同様に3つの軸の周りを骨盤が回るように動かします。

この単純な動きを修練することで得られる効果が今日お伝えしたいことです。

 

骨盤旋回のやり方

まずは骨盤が回るための3つの軸について説明します。

1つ目は「独楽軸(こまじく)」といい、

立位において頭の天辺から両足裏のちょうど真ん中までを、

縦に貫いている軸のことです。

2つめは「滑車軸(かっしゃじく)」といい、

骨盤の真ん中を前後に貫く軸のことです。

3つ目は「車軸(しゃじく)」といい、

同じく骨盤の真ん中を今度は左右に貫く軸のことです。

これら3つの軸の周りを骨盤が回るように動かすことが、

骨盤旋回の最も基本的なやり方になります。

 

骨盤旋回を行う上での注意点

一人で骨盤を動かしていると、案外簡単だと思うかもしれません。

ですがもう一人に骨盤を軽く触ってもらうことで、

自分の動きがどのようなものかわかりやすくなります。

実際、骨盤で正しく円を描ける人はほとんどいません。

特に滑車軸や車軸を中心に骨盤を回す動きについては、

日常生活で行うことがまずないです。

人に触ってもらったりあるいは人を触ることで、

いかにぎこちない動きをしているかがわかります。

出来れば2人一組で行うようにすると効果が出やすいです。

もう一つ大きな注意点ですが、

膝を動かした結果として骨盤の動きを出すわけではありません。

滑車軸や車軸の回転については膝の動きも必要なのですが、

あくまでそれは「骨盤が動いた結果」としての膝の動きなのです。

膝のリードを使わずに骨盤を動かそうと思うと、

必然的に腹背や股関節の動きが重要になってきます。

ここに注意しながら行うことで、さらに効果が上がります。

 

骨盤旋回の効果

骨盤を3つの軸を中心に正しく円を描くように動かすことで、

次のような効果が得られます。

1.地面からの力を使えるようになる

2.腰痛の改善

3.シェイプアップ

詳しく見ていきましょう。

 

1.地面からの力を使えるようになる

運動という観点からみると、これが一番大きな効果です。

野球のバッティングやボクシングのパンチだけでなく、

さまざまなスポーツにおいて「体幹」や「下半身」の重要性が言われています。

ですが、ただ「体幹」や「下半身」を闇雲に鍛えても、

それはあくまで自分の「筋力」の範囲でしか力を出すことができません。

しかもそれで腕を使うとなると「腕の筋力」という制限が加わります。

骨盤旋回に習熟することで得られる力は自分の「筋力」の制限を取り外すものです。

骨盤が動くことによるカラダの中の「圧力」の変化を力として使うからです。

そしてその圧力の変化は、地面との関係において生じるものです。

ですから骨盤を動かすことで力を発揮すると、

主観的には「地面からの力を使った」ように感じられるのです。

 

2.腰痛の改善

骨盤旋回を正しく修練することで、腰痛の改善にもつながります。

なぜなら骨盤できれいな円を描こうとすれば、

どうしてもお腹や腰周り、股関節を緩めなければならないからです。

多くの場合はこのあたりの固くなっている部分が邪魔をして、

いびつな円しか描けないことでしょう。

でもそれを意識して注意深く行うことで、

自分のどこが固いのかが分かるようになります。

その固い部分を緩めていくことできれいな円を描けるようになるし、

結果として腰痛も改善されるというわけです。

 

3.シェイプアップ

これも腰痛の改善と理由はほとんど同じなのですが、

普通の生活においてお腹や腰周り、股関節を主体的に動かすことはありません。

ウォーキングやジョギングをしている人を見ていると、

たしかに腕や脚は良く動いています。

しかしお腹、腰周り、股関節といった部分はほとんど動いていません。

「運動しているわりに脇腹や下腹の肉が落ちない」

という話をよく聞きますが、

早い話がそこは動いていないのです。

骨盤旋回はそんな普段動かさない場所を集中的に動かすので、

落ちにくい脇腹や下腹の肉が取れてシェイプアップにつながるのです。

 

最後に

骨盤旋回に限らず、「正しい身体の動かし方」は一人で学ぶことが困難です。

興味のある方はぜひ一度、武颯塾に足を運んでみて下さい!!

 

P.S.

もっと多くの方に来て頂いて、
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macpac tuatara25(マックパック トゥアタラ25)

こんにちは、ワタルです。

先日、少し遅れの誕生日プレゼントを買ってもらいました。

それが上の写真にあるリュック、

「macpac tuatara25」

です。

macpacというのはニュージーランドのアウトドアメーカーで、

tuatara25というのがモデル名です。

「25」という名前が示す通り、容量は25リットル。

普段使いでも違和感のないサイズで、しかも少し大きめの荷物も入る。

買ってもらったばかりですけど、随分と重宝しています。

というわけで今回は、このリュックについて詳しく紹介したいと思います。

 

リュック選びのチェックポイント

まず、私がこのリュックを選んだ経緯についてですが、

購入に当たってはいくつかのチェックポイントがありました。

 

1.容量

「普段使いながらも、2泊3日の武術合宿に参加できる」という、

随分ワガママな希望をもってました。

具体的には、道着、2日分の着替え、バスタオル1、タオル1、手ぬぐい1と、

その他こまごまとしたものが入る大きさが必要でした。

 

2.小物の収納

普段使いにおいて重要なポイントは「小物がスッキリと収納できる」です。

財布、手帳、携帯、ティッシュ、筆記用具などが、

すぐに取り出せるように分かりやすく収納できることも、

リュック選びの大切なポイントです。

 

3.荷物の取り出しやすさ

ある程度容量の大きなリュックになると、

「底の荷物が取り出しにくい」

という問題がでてきますよね。

わざわざ上の荷物を一旦外に出さないと、

底の荷物を取り出すことができない。

この問題を出来る限り解決したリュックを求めていました。

 

4.機能性

リュックとしての機能も大切な評価ポイントです。

わざわざアウトドア用のリュックを買う理由は、

やはり高機能であることを求めていたからです。

特に身体へのフィット感や、荷重の配分は重要ポイントです。

 

5.デザイン

リュック選びのポイントとして最後に挙げるのは「デザイン」です。

やはり何と言っても「見た目」が気に入らないと、

使いたくはないですからね。

 

チェックポイント毎の採点結果

以上5つのポイントから買ってもらうリュックを選んでいた時に、

最終候補として残ったのが、

「macpac tuatara25」「Gregory コンパス30」
でした。

それぞれのリュックの各チェックポイントにおける評価は次の通りです。

(☆5つを満点とします)

 

1.容量

macpac tuatara25:☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

普段使いとしては25リットルで必要十分なのですが、

合宿参加を考えると30リットルあった方が安心。

 

2.小物の収納

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

どちらもリュックとしては最大限、

ポケットの仕分けに工夫がされていると思います。

(以下、写真は全て macpac tuatara25のものです。)

macpac tuatara25

 

3.荷物の取り出しやすさ

macpac tuatara25:☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆☆

最終候補をこの2つのリュックに絞ったのは、

どちらも荷物が取り出しやすい構造になっていたからです。

特にGregory コンパス30においては、

背中に触れる部分が丸ごと開くのが魅力的でした。

macpac tuatara25も他のリュックよりも開口部が大きく取られているのが、

購入の決め手の一つになりました。

macpac tuatara25

 

4.機能性

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆

どちらも荷物を詰め込んだ時にカラダにフィットして、

荷重をうまく分散してくれるように感じました。

ただ、背中に当たる部分や肩ベルトのクッションは、

macpac tuatara25の方がしっかりしたものを使っています。

あと、腰周りのベルトもmacpac tuatara25にはありますが、

Gregory コンパス30にはありませんでした。

また、細かいところに感じるかもしれませんが、

macpac tuatara25のファスナーがとてもスムーズに開閉できたのが、

私にとってはポイントが高かったです。

Gregory コンパス30に限らず他のアウトドアリュックと比べても、

断然開け閉めがしやすかったので。

macpac tuatara25

 

5.デザイン

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆

これは好みの部分と使用目的の部分が大きいのですが、

macpac tuatara25の方が背負った時にスッキリ見えました。

もちろん5リットルのサイズの違いもあるので単純な比較はできませんが。

macpac tuatara25のもう一つのデザインの特徴は「生地」にあります。

「アズテック」というナイロンとコットンの混紡繊維を使っていて、

普通のナイロンと比べてとてもしっかりとした生地感になっているのです。

この生地には防水機能もついており、

macpac tuatara25を選ぶ大きな理由になりました。

macpac tuatara25

 

総合評価

macpac tuatara25:☆☆☆☆☆

Gregory コンパス30:☆☆☆☆

本当に迷ったのですが、

最終的には容量よりも機能性とデザインを優先してmacpac tuatara25を選びました。

ただどちらも良い作りであることに間違いはないので、

これからリュックを購入される方は候補として検討する価値がありますよ。

 

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「重力感覚」による身体認識への移行

 

こんにちは、ワタルです。

今日は、「重力感覚による身体認識への移行」について書きます。

上の絵は、地球上すべてに働いている重力のうち、

自分に働いている部分を手掛かりとして、

身体を認識しているというイメージです。

 

何を手掛かりとして自分の身体を認識し、動かしているのか

これが、最近の修練において重要だと感じていることです。

この、自分の身体を認識するための手掛かりには、

幾つかのものが考えられます。

もちろん「視覚」、つまり見えていることによる自己認識もありますが、

ここではそれ以外の手掛かりについて考えていきます。

 

身体認識の手掛かりになり得る感覚

一つは、「触れている」という感覚。

例えば立っている時の足裏や、物を持っている時の手のひら。

座っている時のお尻や背中、寝ている時であれば布団に触れている部分すべて。

こういった、何かに「触れている」感覚があるところについては、

まちがいなく「自分の身体」だと思えるわけです。

 

次に考えられるのが、「温かい」あるいは「冷たい」という感覚。

冷え性で足がよく冷えるという方にとっては、

その冷えている感覚があるところは間違いなく自分の足だと感じられます。

逆にのぼせやすい人だと、頭や顔の温かい感覚によって、

それが自分の頭や顔だとハッキリわかるでしょう。

 

3つ目としては、「痛み」が挙げられます。

例えば胃腸の調子が悪い時、普段よりもはっきりと胃の存在を感じますよね。

腰やひざが痛くても、同じことが言えます。

 

最後に挙げられるのが、「力み」の感覚です。

上の3つ以外(視覚も除く)で自分の身体を感じる最も確か(だと思える)手掛かりが、

「力が入っている」という感覚です。

おそらく私自身も含めたほとんどすべての人が、

この「力み」の感覚によって自分の身体を認識しているでしょう。

 

身体運動における手掛かり

その時々の状況によって優先順位は変わってくるにしても、

以上4つの手がかりによって、人は自分の身体を認識しています。

そして「運動」という場面においては、

「触れている」感覚と「力み」の感覚が主な手掛かりだといえます。

だから私たちが身体を動かす時には、

これら2つの感覚を動かそうとしているのです。

これではリラックスなんて出来るわけがない。

「肩の力を抜きなさい」

と監督やコーチに言われても出来ないのは、

「肩の力を抜けば、どこを動かしていいのかわからなくなるから」

なのです。

そして同じことが、「脱力」を修練している私自身にも言えるわけです。

 

「重力感覚による身体認識への移行」

残念ながら私たちは、刺激が無ければ自分の身体を認識することは出来ません。

光の刺激(視覚)や圧刺激(触れた感覚・力み感覚)、

痛みや熱といった刺激を感じることで自分の身体だと感じているわけです。

そこでこれら以外の刺激、しかもいつでもどこでも同じように存在する刺激があれば、

そしてその刺激を手掛かりとして身体を認識することができれば、

力むことなく合理的に身体を動かすことができるのではないかと考えられます。

その、なんとも都合の良い刺激こそ「重力」です。

少なくとも地球上にいる限りはいつでもどこでも同じように作用する重力。

この力を手掛かりとして自分の身体を認識すれば、

原理上、力むことは全く必要なくなります。

「下に引かれている感覚」自体を自分の身体だと感じられれば、

ただその感覚を動かせば身体が動くのですから。

そうやって動いた感覚は、

おそらく今までの運動感覚とは全く違ったものになるでしょう。

楽に軽々と動いているのに、ものすごい大きな力が発揮される。

「重力感覚による身体認識への移行」は、

私達の身体運動の次元を大きく変えてくれると期待しています。

 

 

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脱力・練気武颯拳についての参考にコチラもどうぞ

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耳鳴り、耳の重さと首コリの改善方法

 

こんにちは、ワタルです。

今日は、

「耳鳴り、耳の重さと首コリの改善方法」

について書いていきます。

 

最近治療をしていて感じるのが、

耳鳴りや耳が重たい感じとそれに伴う首のコリに悩む方が多いということ。

この症状を訴える方は、特に女性に多いです。

めまいや耳鳴りといった症状の病気として一般的に知られている「メニエール病」は、

男女の発病率はほぼ1:1だと言われていますので、

もしかすると男性の多くは症状が出ても我慢しているのかもしれませんが。

そういう意味では女性だけでなく、男性にも役立つ内容だと思います。

 

グーグルで 「耳鳴り 胸鎖乳突筋」と検索を掛けると、

12000件ほどのヒットがあります。

その中のいくつかをのぞいてみると、

耳鳴りやめまいと胸鎖乳突筋(首の筋肉)の関連性について書いています。

ただその多くは、

「首が凝っていることが耳の不調の原因」

というスタンスです。

首が固くなることで耳の血行が悪くなり、

その結果として耳鳴りやめまいが起きるというわけですね。

もちろんそれを全部否定するつもりはありませんが、

私としてはその逆の可能性が大きいと考えています。

つまり、

「耳が不調だから、首が凝る」

のではないかと。

多くの方が感じたことがあると思うのですが、

パソコン作業などで目が疲れると、

後頭部や首の後ろが張ってしんどくなったりしませんか?

これと同じようなことが耳の場合は、

首の横から前にかけての筋肉で起きるのです。

そこで耳の不調を伴う首のコリを訴える患者さんに対しては、

まず耳の血行を良くするセルフマッサージをお伝えしています。

とても簡単な方法ですが、お伝えしたすべての方から、

「耳鳴りが楽になった」

「耳が軽くなった」

という感想を頂いています。

耳の不調を感じている方や首の横から前にかけてのコリが気になる方は、

ぜひ試してみて下さい。

 

耳のセルフマッサージ

1.耳の上部を親指と人差し指でつまんで、揉みながら上に引っ張る

2.耳の横の部分を同様に揉みながら横に引っ張る

3.耳の下(耳たぶ)を同様に揉みながら下に引っ張る

4.両手で耳を頭に押し付けてそのまま前後に耳をひっくり返すように動かす

 

それぞれの動作を5~10回ずつ程度、

毎日お風呂の中ででも行ってみて下さい。

耳の調子の悪い人は多分、かなり痛いと思います。

ですが2週間ほど続けていると痛みが軽くなり、

それにつれて耳の調子も良くなっていきます。

とても簡単で効果的なのでおススメですよ♪

 

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中咽頭ガンってどんな病気?

タバコ

 

こんにちは、ワタルです。

先日、音楽家の坂本龍一さんが「中咽頭ガン」に罹っていることが、

ニュースになっていました。

今後はニューヨークで治療に専念するため、

音楽活動をすべて休止するそうですね。

 

そこで今回は「中咽頭ガン」について簡単に調べてみました。

 

1.中咽頭ガンってどんな病気?

中咽頭の粘膜をかたちづくっている細胞がガン細胞に変わることで起きる病気です。

「扁平上皮細胞」という中咽頭粘膜の表面を覆っている細胞が、

ガン細胞に変わることが多いようです。

症状としては、

・食べ物を飲み込んだときに違和感を感じたり、しみたりする

という初期症状から、

・のどの痛み

・食べ物を飲み込みにくい

・話しにくい

といった症状へと進み、さらに進行すると、

・血が出る

・息がしづらい

・食べ物を飲み込めない

といった症状がでるようです。

 

2.中咽頭ってどこにあるの?

おおざっぱに言えば、「口の奥」にあたります。

子供のころによく腫れて熱を出す原因になった「扁桃腺」の、

さらに奥にあたる場所が中咽頭です。

ちなみに咽頭は上・中・下の三つの部位に分かれていて、

「鼻の奥」が上咽頭、「口の奥」が中咽頭、「のど仏の奥」が下咽頭です。

 

3.中咽頭ガンになる原因は何?

普通の細胞がガン細胞に変わる仕組みについては、

まだ正確に解明されてはいません。

ただ中咽頭ガンの場合、「飲酒」や「喫煙」との関わりは大きいようです。

以下、個人的な見解として、

中咽頭ガンに限った話ではありませんが、

「強すぎる刺激」と「ガン細胞」との間には、

何らかの関係性があると考えられます。

例えばカラダのどこかがかゆくて何度もかいていると、

だんだんと皮膚(表皮)が固くなることがありますよね。

これは皮膚の細胞が、繰り返される刺激に対して、

より強い形の細胞に「置き換わる」ためです。

同じように、逆流性食道炎の人の食道についても、

なんども胃酸による刺激が繰り返されるうちに、

食道の細胞が薄いものから分厚いものに置き換わっていきます。

この、細胞が「置き換わる」時に、

ガン細胞へと変わることが多いのではないかと推測されます。

そういう意味では中咽頭ガンの場合、

「飲酒」や「喫煙」だけでなく、

「熱いものをそのまま飲み込む」ことも良くないと考えられます。

 

4.転移のしやすい場所はどこ?

中咽頭ガンは、高い確率で頚部のリンパ節に転移すると言われています。

また、食道ガンや口腔ガンを併発するケースもあるようです。

 

5.治療法はどんなもの?

中咽頭ガンの進行具合によって、いくつかの治療法を組み合わせて行います。

ガンがそれほど進んでいないものについては、

「放射線治療」だけで治療が可能な場合があります。

この場合、通院で治療を行うことができます。

ガンが相当程度進んだものについては、

「外科手術」がメインの治療法となります。

この場合、多くは頸部リンパ節にも転移しているので、

そちらも取り除くことになります。

さらには口の奥の柔らかい部分(軟口蓋)や、

舌の付け根(舌根部)も取り除く対象となる場合があります。

 

6.どの程度の確率で治るの?

中咽頭ガンの治療を行った人が「5年後に生きていられる確率」は、

統計データによっても違いますが、

だいたい以下の通りになるようです。

進行が経度:90%

進行が中程度:70~80%

進行が重度:50~60%

このように生存率自体は、ガンの中では高い方だと言われています。

 

7.後遺症は出るの?

中咽頭ガンがある程度進行して「外科手術」を行った場合、

その取り除いた場所によって様々な後遺症が出るようです。

まず中咽頭を取り除いたことにより、

・食べ物が呑み込みにくくなる

・声が出しづらくなる

・むせてせき込みやすくなる

といった症状がでることがあります。

また、頸部リンパ節を取り除いた場合は、

・肩や首がこる

・腕が動かしにくくなる

・顔がむくむ

といった症状がでることがあります。

 

8.どこの病院(何科)で診てもらえばいいの?

やっぱり喉の専門家である耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。

中咽頭は口の奥の比較的見やすい部分なので、

耳鼻咽喉科のファイバースコープで早期に発見できるようです。

 

9.何歳くらいの人に多いの?

50代~60代の方に多いです。

 

10.男女差はあるの?

男性の方が3倍~5倍多いと言われています。

 

以上、簡単ではありますが「中咽頭ガン」についてまとめてみました。

ガンの方を治療する機会は今のところありませんが、

こういった機会に少しではありますが学んで行けたらと思います。

 

 

 

 

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肩コリには、腕を緩める

肩コリ

 

こんにちは、ワタルです。

今日も、力の抜き方をお伝えしている方からのメールを紹介します。

 

前回は武颯塾神戸修練会で「武術」を通してカラダの使い方を伝えていた方の紹介でしたが、

今回は整体道場で「整体」や「介護」を通して力の抜き方を伝えているNさんからのメールです。

 

(以下、引用)

いつもお世話になっております。

セミナーで習っていることが役立ったことを報告しておきます。

 

この間、ある先輩を見ると明らかに肩が張って重そうでした。

手が上がらない状態。

これは辛そうだったので、肩というよりまずは右左の上腕を触ってみました。

案の定、ガチガチに凝り固まっておりました。

右より左の方が深刻だったので、

癒すことを意識して優しく浸透する剄の圧を様子を見ながら、加えてみました。

 

十分ではないけど、少し緩んで行くのを感じたので、

緊急的に肩というか上半身を緩める方法をアドバイスしました。

それは凝り固まった肩甲骨を動かす簡単な方法です。

(肩甲骨の上下とか、肩甲骨周辺を回すとか)

 

しかし、それも出来ないということなので、単に身体の力を抜いて、

上下に小刻みに揺れるということをアドバイスさせてもらいました。

 

それもやりにくそうだったので、手首から、それが出来たら上腕、

腕全体をゆっくり揺らすことから始めることと、風呂に浸かっている時と風呂上がりに、

上腕部を優しく撫でるようにしてさすることを教えさせてもらいました。

 

先日、セミナーで教えてもらったことが出来れば良いのですが、

離れた職場で働いている先輩にはなかなか出来ないので、

自分なりの経験からアドバイスさせてもらいました。

 

まだまだ、私は痛いところだらけなので、偉そうなことは言えないのですが、

セミナーとかに参加していなかったら、そういうことはアドバイス出来なかったと思っております。

 

他にもひとりで簡単に身体を緩める方法があれば教えて下さい。

よろしくお願いします。

(以上、原文そのまま)

 

このNさんは、ほとんど毎回参加されているだけでなく、

学んだマッサージをすぐに奥さんや職場の同僚にやってあげているそうです。

それだけ熱心に練習されている甲斐もあり、

肩周りの力を抜く感覚はかなりのもの。

そして、自分が緩む感覚を掴めてくるほどに、

人が緩むにはどうしたらいいかということも分かってくるのです。

今回頂いたメールからもNさんの理解が進んでいることがうかがえて、

とても嬉しく思いました。

 

ちなみに、整体やマッサージの仕事をしている多くの方は、

「肩コリには、腕を緩める」

というコツをご存じだと思いますが、

一般の方には案外知られていないようです。

 

肩コリがツラい時には、どうしても肩ばかり押さえてしまいます。

もちろん楽になればそれでいいのですが、

それでもなかなかほぐれてくれない時には、

「腕を緩めてみる」

という簡単で意外と効果的なアプローチを試してみましょう。

 

腰や肩と違って腕の場合は、

自分でも比較的しっかりとセルフマッサージが行えます。

肩コリで悩んでいるなら、覚えておくといいですよ♪

 

P.S.

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全日本社会人卓球奈良予選優勝

卓球

 

こんにちは、ワタルです。

今日は嬉しいニュースが飛び込んできたので、
その報告です。

武颯塾神戸修練会でこの4月まで修練をしていたIさんが、本日、
全日本社会人卓球選手権奈良県予選で、

「優勝」

しました!!

しかも、1月の神戸市卓球選手権同様、
シングルスとダブルスの2冠達成です。

以下は、Iさんからの携帯メールの転載です。

お疲れさまです。

本日全日本社会人予選でしたが、

シングルとダブル両方優勝して予選通過できました。

試合中苦しい場面もありましたが、

修練でやったことを思い出して乗り切りました。

感謝します。

本戦も頑張りますし、

全日本も出れるように頑張ります!

(転載ここまで)

4月から奈良県での仕事に就いたため、
修練にはほとんど来れなくなったのですが、
ご自分で努力を続けられたのでしょうね。

脱力修練を活かしてもらえて、
嬉しい限りです。

大会本戦でも、
ぜひとも活躍してほしいですね。

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さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。

武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。

このブログを読んで興味をお持ちでしたら、
ぜひ、ご連絡ください。

修練参加でも、質問でも何でも結構です。

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太極拳において目指す身体の在り方が映像で見られます。

「太極拳・基本練功 第1巻 発勁体得 [DVD]」

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「脱力」について興味のある方はこちらをご覧ください

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脱力・練気武颯拳についての参考にコチラもどうぞ

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P.S.

RESETSTYLEでは、
脱力を基本とする武術的身体トレーニングを行っています。

一般的な武道においてイメージされるような、
先輩後輩の上下関係は一切ありません。

ただただ合気や発勁を使えるようになるための、
身体コントロール技術を楽しく学ぶための場所です。

当然、直接殴ったり蹴ったりすることもなければ、
怖いと感じた動きを強制もしません。

ご自分の出来る範囲で、
無理なくトレーニングに参加することが出来ます。

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「How to 脱力」セミナーレポート

脱力セミナー

 

こんにちは、ワタルです。

今日は、先日開催した武颯塾大阪支部セミナー、

「How to 脱力」

のセミナーレポートを書きます。

 

去る6月8日の午後2時~4時、
場所は難波の府立体育館近くで行いました。

参加者は25名で、
終始和やかな雰囲気で進んだのが特に印象に残っています。

そうなった理由の一つとして、
男性15名、女性10名という、
比較的高い女性の参加率が挙げられるでしょう。

もう一つの特徴は、
下は20歳から上は80歳まで、
幅広い年代の方が参加されたということです。

まさに、

「老若男女を問わず出来る」

という武颯塾の脱力修練の良さが現れているなと、
自画自賛していますw

特に今回のテーマが「力の抜き方」という、
修練の核心にアプローチするものだったこともあり、
武道に関心の無い方々にも受け入れやすかったのでしょう。

笑い声の絶えることのないセミナーとなりました。

今回のセミナーにおいて取り上げた、
基本となるチェックは「腕上げ」です。

これは二人一組となり、
普通に立っている一方の腕を、
もう一人が横から垂直に持ち上げるというもの。

このチェックを繰り返し行うことで、
「自分の身体に意識を向ける」ということを学びます。

これも最初は腕が簡単に上がってしまうのですが、
師範の説明を受けながら繰り返し行ううちに、
力を入れなくても簡単には持ち上げられないようになります。

特に参加者から、

「(受ける人が)勝手に持ち上げている」

といった声が聞こえてくるにつれて、
腕を上げられる人が少なくなっていきました。

これは「自分の身体に意識を向ける」ことが、
徐々に感覚として掴めてきたということ。

まずは参加者の多くがこの状態になるまで、
説明や質問を挟みながら、
繰り返し「腕上げ」を行いました。

続いて行ったのが、
四つ這いになった相手に対して、
脚を前に投げ出した形で背中を預けるように座り、
そこから相手を崩しながら仰向けに寝るという動作です。

これはやってみると分かるのですが、
初めての人はほぼ確実に仰向けにはなれません。

背中の力で四つ這いの相手を崩すことは、
余程の体格差がない限り無理なのです。

ですが股関節やお腹周りの力を抜くことで、
自然な形で寝ることができれば、
四つ這いの相手も崩れていくのです。

しかしこの、

「力を抜くことで寝る」

ということが、
意識してみないとなかなかできないのです。

今回参加された方の中には、

「寝ていても肩がこる」

と仰った方もいましたが、
ちゃんと力を抜く習慣をつけないと、
寝ていても緊張は完全には解けません。

そういう意味でこの練習は、
質の良い睡眠を得るためにも役に立ちます。

また、お腹や股関節といったカラダの中心が緩むことで、
よりリラックスした状態になります。

実際、この練習の後で、
会場の雰囲気がより柔らかいものになっていました。

このほかにも、

・あぐらの状態で肩を押さえられたところから相手を崩す

・立っている状態で手首を掴んだ相手を横に動かす

という形で、より深く力を抜くことと、
力を抜いて動くことでより大きな力を出すことを学びました。

以上が簡単ではありますが、

「How to 脱力」

セミナーのレポートとなります。

私はまだ今回の参加者の感想に目を通してはいませんが、
参加された方の多くに実りのあるセミナーだったと感じています。

参加された方につきましては、
良い雰囲気づくりにご協力いただいたことに感謝致しますと共に、
今後も脱力による健やかな毎日を過ごされることをお祈りしております。

また、年末にも同様のセミナーを行う予定ですので、
今回ご参加いただけなかった方も、
ぜひともお越しください。

今後とも、
武颯塾を宜しくお願い致します。

P.S.

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カラダをゆるめて、ココロをゆるめる

Howto脱力チラシ

 

こんにちは、ワタルです。

今日も前回に引き続き、
6月8日の武颯塾大阪支部セミナーについて書きます。

フェイスブックには先日UPしたのですが、
とりあえずこんなチラシを作ってみました。

今回のセミナーのテーマは、

「How to 脱力」

ということで、
武颯塾における修練の最も基本といえる、

「力の抜き方」

を教えてもらえます。

ご存じの方も多いですが、
私は武颯拳の修練だけでなく、
鍼灸や整体の治療も行っています。

その中でいつも思うことは、
ほとんどの人がガチガチに力んだまま生活しているということ。

しかもそれが当たり前になっていて、
力んでいるという自覚さえありません。

その結果として、
本来動くべき場所である関節が、
動かないまま固まってしまっているのです。

そして、膝や腰、首や肩といった、
動かせる数少ない大きな関節に、
カラダを支える負担を押しつけてしまっている。

これでは痛みが出るのも当然ですよね。

もちろん、
脱力修練をすればすべてが良くなるとは言いません。

前十字靭帯の切れた私の左膝は、
明らかに右膝とは感覚が違います。

また、脱力修練が進むにつれて、
より自分の「力み」に気づくことが増えます。

今まで楽だと思っていた場所が、
実は全然楽ではないということに気づくのです。

けれども昔の自分を思い出せば、
今の方が断然楽に楽しく暮らしていることは、
自信をもって言えます。

そう、力を抜くことは、
ただカラダが楽になるだけではなく、
ココロが楽しくなることにもつながるのです。

実際、治療を終えて緩んだ患者さんはみんな、
治療前よりも明るい表情になっています。

力んでいることで感じられるカラダの重さが、
ココロにまで影響していたのです。

「カラダをゆるめて、ココロをゆるめる」

これは私が治療を行う上でのスローガンなのですが、
カラダをゆるめることは、
ココロをゆるめる最も効果的な方法だと信じています。

ただ、私の理想はもっと先にあります。

こうやって治療によって楽になることも良いのですが、
患者さん自身が自分を楽にする方法を身に付けてもらうことこそが、
本当に私がやりたいことなのです。

そういう意味において今回のセミナーは、
ぜひとも多くの方に来てほしいと思っています。

自分で自分をゆるめられるようになることは、
ただ調子が良くなるというだけにとどまらず、
自分の中の様々な可能性を引き出すカギなのです。

そしてそれは、
年齢や性別に関わらす取り組むことができます。

なぜなら、

「力を抜く」

だけなのですから。

頑張って筋肉を鍛えることにおいては多くの場合、
女性は男性に、高齢者は若者に勝てないでしょう。

でも、

「力を抜く」

ことには、
誰だって同じように取り組めるのです。

「How to 脱力」

これを読んで下さった皆様のご参加を、
心よりお待ちしております。

※会場の都合により、参加可能人数は30名程度となります。
現時点で17名の参加申し込みを受け付けておりますので、
ご参加を予定されている方は早めにお申し込みいただくようお願いします。

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6/8武颯塾大阪支部セミナー

脱力セミナー

 

こんにちは、ワタルです。

久しぶりのブログ更新となった今日は、
6月8日に開催される武颯塾大阪支部セミナーのご案内をします。

以下は、武颯塾東京本部HPからの抜粋です。

毎回好評の武颯塾のセミナー「武術で開く可能性の扉」シリーズ2014年が、
大阪で開催されます。

武術やスポーツなどで力を抜いてリラックスするほど、
自分の能力が発揮されると言われていますが、
ただ抜くだけでは弱い力になってしまいます。

しかし、本当の正しい力の抜き方をすると、
一般的な筋力とは違った力により、
リラックス状態にありながら驚くべき能力を発揮できます。

その能力は、みなさんが今まで積み上げてきたものの延長線上ではなく、
最初から誰にでも備わっているものです。

それは根本的なものなので、
さまざまな分野への応用も可能です。

みなさんの固定概念を打ち破るものですので、
ぜひ体験・体感してください。

武術・スポーツ関係者だけでなく、
より多くの方が参加しやすい内容ですので、
興味のある人、壁にぶつかっている人、新しくチャレンジしたい人など、
老若男女問わず誰でもご参加できます。

友人・知人をお誘い合わせのうえ、
お申し込みください。


-記-

武颯塾大阪支部セミナー「武術で開く可能性の扉」

講師・指導 茂呂隆 師範
茂呂恵子 師範

テーマ:「How to 脱力」

1、脱力と腑抜けの違い
2、力には抜き方がある
3、流体脱力の身体づくりと力の発揮

など

日時:6月8日(日) 14:00~16:00(予定)
費用:3000円(学生2000円)(予定)
場所:難波老人憩の家 2階
大阪府大阪市浪速区難波中1-14-15
ボディメーカーコロシアム(旧府立体育館)から北にすぐ

最寄り駅:南海難波駅から徒歩5分

※動きやすい服装でご参加ください。

お申し込み

武颯塾東京本部道場 ℡03(3590)5885
muso-ken@coda.ocn.ne.jp

または

私宛musou-tensei@eurus.dti.ne.jpにご連絡ください。

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