脱力トレーニング ラケットから力を伝える

 

タイトルとは直接関係ないけどw

久しぶりに、修練でミットを使った打撃をやった。

これはこれで、力の浸透度合いを測るのに役立つ。

というわけで、神戸に一つ持ってきた。

 

 

打撃の難しさは、

反動に対して身構えてしまうところ。

インパクトの瞬間に力が入ってしまう。

多分、普通のスポーツだと、

ギリギリまで脱力して、

インパクトの瞬間にだけ力を入れるんじゃないかな。

だけど勁力を使った打撃においては、

インパクトの瞬間、

さらに力を抜く必要がある。

力を抜いて、

対象との接触面の向こう側へと勁力を通す。

反動に対して身構えてしまうと、

これが出来ない。

 

 

この、インパクトの瞬間に力を抜く技術は、

もちろん卓球やテニスなど、

ボールを打つ競技にも応用できる。

ラケットがボールに当たる直前、

力のベクトルを延長させる方向に脱力する。

それによって、対象からの反動の少ない、

効果的な力の伝達が可能になる。

まあ簡単に言えば、

楽に強いボールを打てるようになるってこと。

 

そのために必要なのは、

どこをどう脱力すれば、

どんなベクトルが流れるのかという感覚。

それを体験的に理解するのが、

脱力トレーニングの一つの目標だと言える。

残念ながらこればかりは、

言葉や文章で伝えることが出来ない。

ぜひ、カラダに直接触れて、

感じ取ってもらいたい。

 

 

脱力流体トレーニング 正面、手の甲側から力を伝える

 

卓球をやってる修練生の仲間に入りたくて、

週一で練習し始めて2カ月。

「温泉卓球では無双できますよ‼︎」

なんてことを言われて素直に喜べないのは、

目標が高いからか、

自分の現状が見えてないからかw

 

 

元々球技は苦手ではないので、

フォアハンドはそれなりに打てるようになった。

ただ、問題はバックハンド。

慣れない動きなので、

狙ったところにスムーズにラケットが出ない。

 

手の甲側から力を伝えるのは、

太極拳だと推手という修練があり、

そこそこ慣れている。

格闘技的にも裏拳を使ったりするので、

そこまで珍しい動きじゃない。

 

じゃあ、なぜ卓球のバックハンドが難しいのか。

理由は身体をボールに正対して打つ点にある。

推手も裏拳も、あるいはテニスのバックハンドも、

基本的には身体を半身にして行う。

半身になることで、

腰、背中、肩を大きく使える。

手の甲側にスムーズに力を伝えられる。

ところが身体の正面で手の甲側に力を伝えるのは、

思ってるより相当難しい。

 

そこで、卓球のバックハンド用に、

修練を考えてみた。

 

 

手のひらを、自分の胸に当てる。

その上から相手に手首を押さえてもらう。

そこからどうやって腕を前に伸ばすか。

腕の力ではどうやっても伸びない。

体重をかければ相手を押せるかもしれないけど、

やっぱり腕は伸びない。

 

そこで、脱力が必要になる。

全身を脱力して固体から流体に変わることで、

地面からの力を効果的に腕に伝えられる。

まずは腕から、続いてラケットへと。

上手くなればその場でボールの威力が変わるので、

ぜひ試してみてほしい。

 

 

卓球大阪オープンにトレーナー帯同してみた

 

こんにちは、ワタルです。

今日は難波のエディオンアリーナからお送りしますw

 

「大阪国際招待選手権」、通称「大阪オープン」という卓球大会に修練生が出場するので、

トレーナー兼1人応援団として現地入り。

全国規模の大会を平日にもやるせいか、周りは学生ばっかり。

場違いな感じがとても新鮮で面白い。

修練生の試合までは3時間ほどあったので、まずは客席で修練生のマッサージ。

ベッドもなければ場所も狭い。

だけどそれが逆に楽しい。

記念すべき初トレーナー業務ってところか。

 

1時間程して、試合会場へ。

全国大会を選手目線で観るのは、今後の指導のためにも役立つ。

そうそう、世界ジュニア優勝メンバーの木造君のプレーも間近で拝見。

技術的な部分はさておき、軸の通った立ち姿はさすが。

「脚の脱力がもう少し出来れば、もっと良くなるのに…」

とつぶやいたら監督が振り向いたので、急いで退散(笑)

インターハイチャンピオンのレベルを感じられたのは大きな収穫。

決して届かない場所ではないと思えたしね。

 

肝心の修練生も無事に1回戦を突破。

ちゃんと脱力を意識してのプレー、教えた甲斐があるなぁ。

…と思ってたら、2回戦はあっさり負けた。

脱力卓球の道のりは、まだまだ長い。

木造君のレベルもまだまだ遠い(笑)

 

活人剣と殺人剣(卓球の試合に思うこと)

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

というわけで、新年最初のブログ更新となります。

テーマは「殺人剣と活人剣」。

このテーマで記事を書こうと思ったきっかけは、

修練後に卓球のIさんに聞いた、

「パワーとスピードで押してくる関西3位の大学生よりも、

それらで上回っている全国2位の小学生の方がやりにくかった。」

という、宝塚オープンの試合の感想にあります。

 

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実際、その大学生には最初のセットで圧倒されたものの、

徐々に形勢を挽回して逆転勝ち。

小学生には完敗だったそうです。

そのことについて本人は、

「大学生の打つ球は、感じようとし続ければ、

そのボールの力の量や質が分かるようになった。

でも、小学生の球は、それらが全然分からなかった。

それが勝因と敗因だと思う。」

という意味のコメントをしていました。

さらには、

「その大学生と小学生が試合のをしたら、

大学生の圧勝だろう。」

とも。

この話を聞いて、「殺人剣」と「活人剣」の違いがよく出ていると思ったのです。

 

少し前に映画にもなったマンガ、

「るろうに剣心」を読んだことがあれば、

これらの言葉自体は知っているかと思います。

あのマンガでは、主人公の緋村剣心が逆刃刀(さかばとう)を使い、

不殺(ころさず)の誓いを守りながら、

明治の新しい世に馴染めない剣客と闘います。

そんな剣心には、幕末の京都で「人斬り抜刀斎」として、

数多くの命をその剣で奪ってきたという過去があります。

つまりある意味ではこのマンガは、

「緋村剣心」と「人斬り抜刀斎」との闘いの物語だと言えるのです。

そして剣心が使う人を守る為の剣を「活人剣」といい、

抜刀斎や敵の使う人を斬る為の剣を「殺人剣」という。

これがこの作品における「殺人剣」と「活人剣」の定義ですし、

多分多くの人が持つイメージでもあるでしょう。

ところがこのイメージ、

物語の中で扱うには確かに分かりやすくて良いのですが、

実は本来の意味とは違います。

私も直接文献を調べたわけではないのですが、

元々は柳生新陰流で使われる言葉だったと記憶しています。

そこにおける「活人剣」とは、

「相手を動かしておいて、その動きを活かして斬る闘い方」

の事です。

対して「殺人剣」とは、

「相手の動きを封じて斬る闘い方」

なのです。

この本来の意味での2つの闘い方の違いが、

Iさんと大学生の間にもあるなぁと思ったわけです。

 

大学生は関西3位だけあって、

そのパワーとスピードは相当なものだったそうです。

それによって、相手が打てない所に打ち込んで勝つ。

これは闘い方としては「殺人剣」にあたります。

反対にIさんには、大学生のような派手さはありません。

思い切りスマッシュを決めまくるタイプではなく、

相手のボールを確実に返しながら次第にペースを握るのです。

最初は相手に思うように動かせておいて、

そこから様々な情報を集めて勝ちにつなげる。

これは大学生とは逆に「活人剣」的だと言えるでしょう。

断っておきますが、どちらが優れているという事を言いたいのではありません。

物語の中では「活人剣」の方が響きが良いでしょうが、

現実には、自分に合ったやり方で良いと思います。

その時々で求めるものも変わってくるはずですから。

ただ、それぞれの特徴を知っておく事は重要です。

それによって、今回のIさんのような例でも、

なぜ大学生に勝てたのに小学生には負けたのか、

その理由が理解できます。

 

Iさんの闘い方において重要なのは、

繰り返しますが「情報」です。

出来る限り脱力しながら、

相手のボールの情報を感じ取る。

また、脱力による力で打つことで、

自分のボールの情報は与えない。

こうすることで、パワーとスピードで上回る相手から、

試合の主導権を奪っていくのです。

大学生の打つボールは確かに速くて強いけれども、

その分Iさんにとっては情報が集めやすかった。

だから結果として逆転勝ちにつながったのです。

けれども小学生が相手だと、

情報収集が難しかったのでしょう。

大抵の場合、子供は大人より脱力出来ています。

そしてパワーやスピードはそれほどでもない。

つまり、ボールから得られる情報量が極端に少ないのです。

情報を頼りに闘うIさんのスタイルには天敵と言えるかもしれません。

逆にペースを崩されて負けてしまった。

ここが今回の話のポイントになりますが、

一般的には強いはずの大学生に勝てたのに小学生に負けたのは、

「活人剣」と「殺人剣」では「強さの基準が違う」からなのです。

 

大学生のパワーとスピードは、

あくまで処理出来る範囲の情報量だったのに対し、

小学生のボールからはそもそも情報が得られなかった。

それが試合の勝敗を左右するということは、

「活人剣」における強さの基準は「処理可能な情報量」にあるということです。

「殺人剣」では、スピードとパワーが強さの基準となります。

卓球で言えば、速くて力強いスマッシュや、

回転量の多いカットやドライブを打てるかどうか。

武術においては、どれだけ威力のある突きや蹴りを出せるか。

そういった部分が強さを決めるのが「殺人剣」。

それに対して、自分と相手の状態をより正しく把握する。

そしてその状態における適切な行動を取る。

そんな情報の収集と処理の能力が強さに繋がるのが「活人剣」なのです。

このように強さの基準が違うということを理解すれば、

大学生に勝って小学生に負けたという結果にも納得がいくでしょう。

やり方次第では、大人が必ずしも子供より強いとは限らない。

男性が常に女性より強いとも限らない。

何を基準として競うかで、その結果は変わってくる。

Iさんの話を聞いて、そんな所に面白さを感じました。

 

全日本卓球選手権出場決定!!

 

こんにちは、ワタルです。

昨日、全日本卓球選手権の奈良県予選が行われ、

このブログにも何度か登場しているIさんが出場しました。

そして見事ダブルスで優勝!!

全日本への切符を初めて手に入れたのです。

以下、Iさんからの喜びのメールを転載します。

 

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”太谷さん、全日本ダブルスだけですけど通過しました!

ホンマに嬉しいです!

卓球してきて、修練参加してきてよかったです!

シングルは優勝した人にフルセットで早い段階であたって負けたんですが、

手応えありでした、来年はシングルも通過します!

本当にありがとうございます!”

 

よほど嬉しかったのでしょうね、

「大谷」を「太谷」と変換ミスしています(笑)

 

それはさておき、私も本当に嬉しく思います。

この2年と数カ月の間で身体の使い方も随分と変わってきました。

今週末には全日本社会人選手権もありますし、

来年1月には全日本卓球選手権。

とてもワクワクしますね♪

こうやって楽しみを分けてもらえるのですから、

私も一緒に修練してきて本当に良かったです。

 

Iさん、おめでとうございます!!

 

鞭のように腕を使う:質疑応答

 

こんにちは、ワタルです。

昨日、卓球をされている方からメールで次のような質問がありました。

「手先の意識が強くならないように意識して卓球の練習をしていると、

上腕にも力が入っているように感じました。

腕の力を抜くにあたって、

前腕だけでなく上腕も意識した方が良いですか?」

今回はその回答を書いていきます。

 

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質問をくれた方はもう2年以上修練に参加してくれているので、

おそらく「腰の回転で打つ」の記事を読んで、

その通りに練習をしてくれたのでしょう。

とてもありがたく思います。

余談ではありますが、

11月7日から始まる全日本社会人選手権でも頑張ってほしいです。

 

問題は前提条件の中に

質問としては、

「腕の力を抜くにあたって、上腕も意識した方が良いのか?」

という部分を訊きたいのだと思います。

それについては、

「そうした方が良いです」

という答えになります。

ただ文章の内容からすると問題は、

「手先の意識が強くならないように意識して練習すると、

上腕にも力が入っていると感じる」

という部分にあります。

実際に見ていたわけではないので100%そうだとは言い切れませんが、

手先の意識の仕方が上腕の力みの原因だと考えられるのです。

 

起こりやすい失敗

「腰の回転で打つ」の記事の中で、

「腰で打つ」ためのアドバイスとして、

「手や腕の感覚が強すぎる ⇒ 手や腕の力を抜く」

「身体の中心から動く」

ということを書きました。

普通の運動はどうしても、

手や腕などをそれ自体の筋力で動かそうとしてしまいがちです。

それを矯正するための方法として、

あえて手足を動かさずに身体の中を意識するだけで、

そのときに起きる変化を感じるというやり方もあります。

ただ今回の質問においては、

「卓球の練習をしている」という前提があります。

その状況においては当然、

腕を動かしてラケットを振らなければいけません。

にもかかわらず、手打ちにならないように意識するあまり、

その場で手を「固定」してしまったのでしょう。

それが結果として上腕の力みとして感じられたのだと思います。

同じような経験は私にもあるのでよく分かるのですが、

これは脱力を修練していると陥りやすい失敗の一つなのです。

 

鞭のように腕を使う

言葉で感覚を説明するのが難しいのですが、

「腕の力を抜く」ことと、

「腕が動かない」ことは違います。

武颯拳の基本修練に「鞭手(べんしゅ)」というものがあります。

これは文字通り手や腕を鞭のように扱うというものですが、

まさにこの「鞭」を使う時のことをイメージしてほしいのです。

とは言え実際に使ったことのある人もいないでしょうから、

縄跳びの縄で何かを打つイメージでも結構です。

鞭や縄で何かを打つときに、

物に当たる先端を直接つかんで動かすことはしませんよね。

実際に掴んで動かすのは、手元の持ち手の部分です。

けれども持ち手の動きが先端にどう伝わるかは意識しているはずです。

動かす意識としては持ち手にある。

けれども中間目標(意識)として先端があり、

最終目標(意識)として対象物がある。

鞭や縄を扱う時のこの意識の持ち方を、

腕にも当てはめて欲しいのです。

 

動かす意識と目標意識の分離

先の記事において私が「手や腕の意識が強すぎる」と表現したのは、

動かす意識と目標意識の両方が手や腕にある状態を指しています。

そこから動かす意識だけをより身体の中心へと近づけたいわけです。

その時に目標意識まで外してしまっては、

手先に力を伝えて動かすことが出来なくなってしまいます。

身体の中心を動かして、

中間目標としての手から目標にまで動きと力を伝える。

そのために、手や腕から「動かす意識」を分離させる。

それがこの場合の「腕の力を抜く」ということなのです。

このことを理解した上で、

前腕だけでなく上腕も肩も胸も、

より力を抜いてもらえればと思います。

さらなるレベルアップを期待しています。

 

 

全日本社会人卓球奈良予選優勝

卓球

 

こんにちは、ワタルです。

今日は嬉しいニュースが飛び込んできたので、
その報告です。

武颯塾神戸修練会でこの4月まで修練をしていたIさんが、本日、
全日本社会人卓球選手権奈良県予選で、

「優勝」

しました!!

しかも、1月の神戸市卓球選手権同様、
シングルスとダブルスの2冠達成です。

以下は、Iさんからの携帯メールの転載です。

お疲れさまです。

本日全日本社会人予選でしたが、

シングルとダブル両方優勝して予選通過できました。

試合中苦しい場面もありましたが、

修練でやったことを思い出して乗り切りました。

感謝します。

本戦も頑張りますし、

全日本も出れるように頑張ります!

(転載ここまで)

4月から奈良県での仕事に就いたため、
修練にはほとんど来れなくなったのですが、
ご自分で努力を続けられたのでしょうね。

脱力修練を活かしてもらえて、
嬉しい限りです。

大会本戦でも、
ぜひとも活躍してほしいですね。

P.S.

もっと多くの方に来て頂いて、
より幅広く学べる環境。

さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。

武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。

このブログを読んで興味をお持ちでしたら、
ぜひ、ご連絡ください。

修練参加でも、質問でも何でも結構です。

ピンとくるものがあれば、
遠慮なくメールをください。

musou-tensei@eurus.dti.ne.jp

楽しみにしております!!

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太極拳において目指す身体の在り方が映像で見られます。

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全日本卓球選手権県予選ベスト16に入りました!!

こんにちは、ワタルです。

タイトルは残念ながら私のことではありません、
念のためw

昨日は本当に感激するような言葉をもらったので、
ぜひここで紹介したいと思います。

日曜日の武颯塾大阪支部自主練の帰りに、
神戸修練会に来てくれているIさんからメールがありました。

内容は祝日の修練についての問い合わせだったので、

「修練はありませんが、卓球しながら話でもどうですか?」

と返信すると、OKの返事。

というわけで昨日は、
Iさんにお願いして卓球の練習に付き合ってもらいました。

兵庫県で卓球をしている人はご存じのとおり、
日曜日には全日本卓球選手権兵庫県予選がありましたよね。

女子の部で中学2年の女の子が優勝して、
神戸新聞のスポーツ面に大きく載っていました。

その兵庫県予選に、
Iさんも出場していたのです。

全日本選手権の予選なので、
当然ですが兵庫県のトッププレイヤーが集まります。

そんなレベルの高い大会なので、
20年以上卓球を続けているIさんでも、
例年は2回戦位で敗退していたそうです。

ところが今回はなんと、

「ベスト16」

に残ったというのです。

しかもそこで残念ながら負けてしまった相手とも、
フルセット9-9までいく大接戦。

その相手はベスト4に入り、
全国大会に出場するということ。

今までになかった結果に、

「脱力修練に参加して本当に良かったです!!」

という言葉を頂きました。

以前に体験に来られた女の子が、
空手の全国大会でベスト8に入った時もそうでしたが、
こうやって少しでも役に立てたと実感できる時、

「修練を続けてきて良かった」

と心から感じられます。

もちろんその女の子もIさんも、
それぞれの競技に対して真剣に取り組んできた結果が、
形になったというだけです。

私が何か特別なことをした、
なんて言うつもりはありません。

ただ、経験上感じるのは、
何かを真剣にやっている人ほど、

「脱力修練」

の価値を理解してくれるということ。

私はその理由を以下のように考えています。

真剣に競技についての具体的なトレーニングを積んだ彼らは、
その競技特性や勝負のポイントについては十分に把握している。

そういった彼らが次に目を向けるのが、

「身体自体のパフォーマンス」

なのです。

「やっぱり基礎トレーニングが重要だ」

となるわけですね。

この基礎トレーニングとしてもっとも普及しているのが、
筋力トレーニングです。

ですが卓球にしても空手の型にしても、

「筋力をつければ上手くなるわけではない」

のです。

どちらの競技においても求められているのは、

「スピードと正確性」

であって、

「単純な力」

ではないからです。

だから基礎トレーニングとして筋トレは使えない。

では一体何をすればいいのか、
と考えたときに、

「脱力修練」

に突き当たったのではないかと思うのです。

もちろん彼らも最初は半信半疑だったでしょう。

「本当に力を抜いて大丈夫なのか?」

でも、1時間ちょっとの体験の前後で、
明らかに動きが変わることを実感できたのだと思います。

そしてその変化は、
パフォーマンスとして形に表れる。

しかもお二人とも、
私が考えていたよりもずっと早く。

それは彼らが真剣に競技に取り組んできた証拠なのです。

これまで積み上げてきた努力は、
決してあなたを裏切ることはありません。

ただ、それが形になるための、

「きっかけ」

が足りないだけなのです。

「脱力修練」

に取り組むことは、
その「きっかけ」になる大きな可能性があります。

ただ、残念ながら「向き不向き」というものもあります。

私自身の習熟度の問題もありますので、
全ての人に受け入れられるとは思っておりません。

ですから、

「初回体験は無料」

としております。

体験に来られたからといって、
無理に続けてもらおうとも、
何かを売りつけようとも思っておりません。

このブログはPRが大きな目的なので、
このような内容ではありますがw

というわけで是非、

「脱力修練」

に触れてみて下さい。

お越し頂けることを、
たのしみにお待ちしております。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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肩のインナーマッスルを緩める

脱力卓球チャレンジ16日目。

卓球を始めてみて感じたことは、

「肩周りが固くなりやすいスポーツ」

だということ。

もちろん上手な人を見ると、
肩の力を抜いてラケットを振っています。

でも、私が見る限り、
そうでない人の方が圧倒的に多い。

やはりあのボールの「軽さ」があるため、
コートに入れるためには微妙な力加減のコントロールが必要です。

さらに様々な回転がかかっているボールを返すには、
ラケットの角度を合わせることも重要。

そういった微妙なコントロールで疲れやすいところが、

「ローテータ・カフ」

と呼ばれるところです。

日本語では

「回旋筋腱板」

というこのインナーマッスル群は、

以下の4つの筋から成り立っています。

1.棘上筋

2.棘下筋

3.小円筋

4.肩甲下筋

これらは肩関節の内外旋及び外転に使われます。

他に同様の働きをする大きな筋肉もありますが、
それらは大きな動きを生み出すのに対して、

「固定する」

という場合にはこのローテータ・カフが主に使われるのです。

つまり卓球の動きのような微細なコントロールには、
ローテータ・カフの働きが不可欠なのです。

だから私のような初心者は特に、

「肩が固まりやすいスポーツ」

だと感じてしまいます。

そしてそれは初心者に限りません。

整骨院で働いていた時に来られていた患者さんにも、
卓球をされていて肩周りを痛めた方が何人かいました。

それだけローテータ・カフへの負担が大きいのでしょう。

そしてここは、
一度痛めてしまうと治るのに時間がかかります。

阪神タイガースの金本選手が手術をしたことでも有名ですが、
血の巡りが良い場所ではないのです。

したがって、ローテータ・カフのケアをすることが、
卓球におけるコンディショニングとして重要になります。

痛みや動きにくさがある場合は専門家の門をたたいてほしいのですが、
そうでない場合には自分で出来る緩め方があると便利ですよね。

ストレッチは腕を捻じりながら引っ張るのが有効なのですが、
自分でやると力加減を間違って逆に痛める可能性もあります。

そこで、東洋医学的にツボを使ったケアのやり方を紹介します。

ツボを使った治療のことを

「経絡治療」

といいます。

この治療の便利なところは、

「遠隔治療」

が出来るということ。

それは、どこか調子が悪い場所があるにもかかわらず、
何らかの理由で直接治療できない場合に、
調子が悪い場所と同じ経絡上の他のツボを使うやり方。

例えば肩が凝った時に、
肘のツボを使って治療したりするのです。

ローテータ・カフのある場所を通る主な経絡は、

「小腸経」

という経絡です。

もちろん直接そこに鍼を打つのが一番効きます。

が、もちろん自分で打つことは出来ないですよね。

というわけで、

「遠隔治療」

に近いことをしてみましょう。

小腸経は手の小指の外側から腕の外側へと通っています。

ですから、

「小指の外側~手刀部~手首の小指側~前腕の小指側」

を場所を変えながら軽く押してみてください。

ツボかどうかなんて細かいことを考える必要はありません。

そのなかで気持ちいい場所が見つかれば、
それがあなたのツボです。

決してギュウギュウ押さずに、
優しく押してあげてください。

すぐに効果がでるようなものではありませんが、
習慣にすることで肩の後ろが楽になりますよ♪

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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どうやってラケットを返すのか?

脱力卓球チャレンジ15日目。

今日は残念ながらサークルに参加できなかったので、
修練前のボールリフティングだけでした。

ただ昨日のIさんの指導で、

「フォアとバックの切り替え」

の難しさを理解したので、

「表裏交互リフティング」

にチャレンジしました。

結果はヒドイもので、
四方八方にボールが飛んでいきますw

フォアとバックの切り替えをすると、
ラケット面が安定しないのですね。

それに、返す動きの難しさもあります。

とっさに手首で返してしまうと、

「脱力卓球チャレンジ」

ではなくなってしまいます。

やはり、

「肩・胸の脱力」

でラケットを返したい。

「ラケットを使った脱力修練」

について、
考える必要がありますね。

「脱力卓球チャレンジ15日目 成果」
・ボールリフティング2000回
・表裏交互リフティングを試した

「脱力卓球チャレンジ16日目への課題」
・より確実にフォア・バック両面で、
そして左右の手でキャッチできるように練習する
・ボールリフティング計2000回
・動画を観ながらの素振り練習(フォアもバックも)