今回のトレーニングも寝技系。
マウントを取られたところからのスタート。
思い返せば少年時代。
友人とケンカになって馬乗りになられると、
すぐに降参していた。
下になった時点で、
もうどうしようもない気持ちになって、
頑張ることを諦めていたんだ。
別に子供の頃のケンカに限った話ではない。
多分私は、
「不利な状況」そのものを、
受け入れたくないのだ。
有利な状況では調子のいいことを言っても、
不利になった途端に投げ出してしまう。
そんな私にとって武術の修練は、
とてもいいリハビリになっている。
相手に馬乗りになられるというのは、
間違いなく不利な状況ではある。
慣れていないと、
相当な圧迫感を感じると思う。
とは言え、何もできないわけじゃない。
不利な状況を把握し受け入れ、
正しくトレーニングすれば、
動画のように相手を制することも充分に可能だ。
ちなみにこの動画におけるポイントは、
相手は掴んでいる手首しか抑えられないことだ。
手も肘も肩も胸も抑えられてはいない。
その状況を理解して受け入れれば、
実は全然抑えられていない。
それがカラダの感覚として分かれば、
下から相手をコントロールすることもできる。
もちろん普通に生活していたら、
馬乗りで殴られることはそうそう無い。
ただ、こんな圧倒的不利に思える状況でも、
諦めずに戦えるという経験は、
きっと他の場面でも役立つんじゃないか。
私は武術にそんなことを期待している。
P.S.
RESETSTYLEでは、
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一般的な武道においてイメージされるような、
先輩後輩の上下関係は一切ありません。
ただただ合気や発勁を使えるようになるための、
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当然、直接殴ったり蹴ったりすることもなければ、
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