「モノをうまく使うコツは、
自分のカラダの延長として動かすこと」
というようなことを、
以前に師範から言われたことがある。
別に師範からじゃなくても、
同じような話は聞いたことがあるかもしれない。
例えばお箸。
違う文化の人から見れば、
「なんて難しいことをやってるんだ‼︎」
って言われることだけど、
私たちにとっては使えることが当たり前。
それは、手や指の延長として使う感覚があるから。
野球やテニス、ゴルフなんかでは、
「腰で振れ」と言われる。
腕の力だけで振ってしまうと、
「手打ちになってる」とかなんとか指導される。
バットやラケット、クラブなどが、
腕じゃなくて腰で振るものだということは、
スポーツをやってればみんな知ってる。
逆説的に考えてみよう。
お箸が手や指の延長だとしたら、
バットやラケット、クラブは腕の延長と言えるよね。
で、その腕の延長を振る時には、
腕じゃなくて腰で振った方が良いことは、
みんなの共通認識だった。
じゃあ、腕自体を振るとしたら、
どこで振ったら良いのだろうか?
そう、腰で振ったら良い。
さて。
例えとして分かりやすいから、
バットなどのスイングの話をしたけど、
別に振るという動作に限った話じゃない。
腕を動かすこと全てにおいて、
腕を腕で動かすことは、
運動力学的に不合理なんだ。
つまり冒頭のセリフをひっくり返して、
「腕を上手く使うコツは、
モノと同じように動かすこと」
とも言えるってわけ。
面白いよね。
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