地球の重力に魂を引かれる

地球の重力に魂を引かれる 

こんにちは、ワタルです。

今日のテーマは、

「地球の重力に魂を引かれる」

というもの。

いつもとは少し違い、
アニメの設定を題材にして修練の話をしたいと思います。

ちなみにこのフレーズは、
「Zガンダム」というアニメの中にたびたび出てきます。

ガンダムの世界を知らない方のために簡単な説明をすると、
その物語は基本的に、

「宇宙移民と地球に残った人々との戦争」

を軸として描かれています。

そして宇宙を生活空間として受け入れた結果として、
認識能力を進化させた人のことを「ニュータイプ」と呼び、
それ以外の人たちと区別しているのです。

その「ニュータイプ」に対して、
それ以外の人のことを「オールドタイプ」といいます。

物語の主人公は「ニュータイプ」の少年であり、
認識能力の異なる「オールドタイプ」との間で生じる葛藤も、
ストーリー上の大切なポイントになっています。

この「オールドタイプ」の中でも特に、
地球に残って既得権益を得ながら宇宙移民たちを支配している人たちを、

「地球の重力に魂を引かれた人々」

と呼んでいます。

いわゆる勧善懲悪ものではないガンダムシリーズの中での、
潜在的な「敵」だとも言えますね。

前置きが長くなりましたが、
ここから修練の話につなげていきますw

ガンダムの世界では、
地球の重力に魂を引かれていることが、
人の進化を妨げているという設定です。

そしてそこから解放されることで、
「人の革新」である「ニュータイプ」になれるというわけです。

しかし現実の私たちにおいてはそもそも、

「重力に魂を引かれることさえできていない」

のです。

私自身の状況を言葉にすると、

「重力に魂を引かれないように必死に頑張ってる」

のだと感じています。

私が修練している武颯拳のもっとも基本的な理念は、

「自然の法則に適応する」

というものです。

そのためにまずは、
自然界における最大の「力」である、

「重力」

に適応することを修練しています。

具体的には身体の力を抜いて、
「落ちる働き」に身を委ねることを様々な形で行います。

もう10年以上修練を続けているので、
身体の力を抜こうとすることは、
習慣として身についてきたように思います。

けれども、「私自身」についてはどうだろう。

私の「意識」というか「魂」というか、
そういう根本的な部分についてはどうだろうか。

そう問いかけてみた時に、

「重力に魂を引かれないように必死に頑張ってる」

ということに気づいたのです。

例えば腕の力を抜くとき、
「緩んでいない私」が腕を緩めようとしている。

自分は緩んでいないくせに、
腕に対して「緩め!!」というような、
きわめて身勝手なことをやっていたのです。

このようなことに気づいて身近な人たちを見渡してみると、
ほとんど全ての人が同じことをやっていると感じます。

ガンダムの世界でいえば、
「オールドタイプ」にさえなっていないのです。

だから私たちはまず、

「地球の重力に魂を引かれる」

ことから始める必要があります。

リラックスするために身体のどこかを「緩める」のではなく、
自分自身が主体的に「緩む」

この他動詞から自動詞へのアプローチの転換が、
脱力修練には重要だと思うのです。

そしてそれこそが、
ガンダムの言葉を借りれば、

「人の革新」

へとつながる道だと、
私は考えています。

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