自分の身体を信じて任せる

こんにちは、ワタルです。

今日は、自分の身体とどのように向き合うかについて、
最近の体験を交えて書きます。

私が歌のレッスンに通っていたことには、
以前このブログでも少しだけ触れました。

とても熱心な先生についたおかげで、
人前で自分を表現する楽しさを学べました。

ですが残念ながら、
歌自体はなかなかうまくなりませんでした。

どうしても耳で聴いた音と、
自分が出している声とが一致しないのです。

ただ4年近く続いたレッスンをやめた今でも、
細切れに空いた時間を使ってカラオケには割とよく行きます。

「一人カラオケ」

という密かな楽しみができたのです。
(もちろん一人じゃなくても楽しいですよw)

ちなみに私自身としては「歌をうまく歌う」ということよりも、
「脱力をどう発声に活かすか」に興味があります。

武術とは違った角度からの脱力修練というわけですね。

そして最近、そんな「一人カラオケ」の最中に、
とても大切な気づきがありました。

それは今までどうやっても音程がずれていた私の歌を、
大きく変えてくれそうな気づきです。

その気づきこそ、

「自分の身体を信じて任せる」

ということ。

ずれた音でしか歌えなかった理由は、
音を合わせるために身体をコントロールしようとする点にあったのです。

ある歌を聴く。

それに合わせて歌を歌う。

微妙に歌声の音程が低い。

次は少し高めに声を出そう。

こうやって自分の喉をコントロールしようとする行為自体が、
そもそもナンセンスなことでした。

そんな小難しいことをしようとせずとも、
ただ声を出せば良かったのです。

歌のメロディーさえ正確に覚えていれば、
声の音程は身体が勝手に合わせてくれる。

歌うことが苦手な人はおそらく私と同じように、

「自分が音を合わせる」

ということをやってしまっているのでしょう。

でも、そんなことは必要ありませんでした。

「自分」はただただ身体を信じて任せれていればいいのです。

そしてこれは、
武颯塾で修練していることと全く同じ。

「自分の身体を信じて任せる」

ということが、
武術にも歌にも等しく必要なことだったのです。

P.S.

もっと多くの方に来て頂いて、
より幅広く学べる環境。

さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。

武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。

このブログを読んで興味をお持ちでしたら、
ぜひ、ご連絡ください。

修練参加でも、質問でも何でも結構です。

ピンとくるものがあれば、
遠慮なくメールをください。

musou-tensei@eurus.dti.ne.jp

楽しみにしております!!

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太極拳において目指す身体の在り方が映像で見られます。

「太極拳・基本練功 第1巻 発勁体得 [DVD]」

「太極拳・基本練功 第2巻 内功推手 [DVD]」

「脱力」について興味のある方はこちらをご覧ください

武颯塾東京本部

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明石~神戸で鍼灸・整体の往診をご希望の方はこちら
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脱力・練気武颯拳についての参考にコチラもどうぞ

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股関節の力を抜いて脚を動かす

こんにちは、ワタルです。

4月は何か新しいことを始めるのにちょうど良い機会のようで、
おとといの水曜日にも体験希望の方が来られました。

合気道を5年ほど続けられているということで、
すぐに一緒に修練ができたことが特に印象に残っています。

ここでは何度も書いていますが、
初対面の方と組むことは本当に良い修練です。

「緊張しやすい場面で力を抜く」

これが脱力を修練するということなのですから。

というわけでWさん、
ありがとうございました。

話は変わって、「股関節」

武颯塾における今月の修練テーマが「蹴法」ということで、
股関節や腹背の緩みに重点をおいた修練をしています。

ですがこれがなかなかに難しい。

私が武颯塾に入門した当初から、

「股関節の力を抜きなさい」

と言われ続けて14年。

形だけを見れば、
股関節が動いているように見えなくもありません。

普通にひざを動かせば、
股関節もある程度は一緒に動きますから。

でも、そういうことではない。

これは実際に触ってみないと感じづらいのですが、
師範と私たち修練生とでは明らかに別の運動が起きているのです。

結果として、師範の脚はどれだけ強く押さえても自由に動くのに対し、
私たちの脚はどこかで抵抗を受けてしまう。

ただ単に股関節の可動域だけを比べれば、
師範より柔らかい修練生はいます。

にもかかわらず、
同じ股関節の動きができない。

なぜなら、

「股関節の力を抜いて脚を動かす」

という感覚になじみがないから。

股関節の脱力感覚に確信が持てないから、
脚の筋力に頼ってしまうのです。

さらに脚の筋力は強いので、
普通の運動ならば今までのやり方でも間に合ってしまったりします。

ですが本当に股関節を脱力して脚を動かすと、
そういった普通の動きとは全く次元の異なる動きになります。

「楽で、自由で、強い。」

そんな素敵な動きになるのですw

ただ繰り返しになりますが、
どれだけ言葉で説明してもわからないことはあります。

「百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず」

ぜひ一度、
師範の脚を触りに武颯塾大阪支部にお越しください。

きっと新鮮な驚きを感じられますから♪

P.S.

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拳に重みを伝える

こんにちは、ワタルです。

先週の金曜日の修練では、
久しぶりに女性の体験希望者が来てくれました。

以前に太極拳を習っていたので、
また改めて勉強したいとのことでした。

ただ私が習っている太極拳は、
一般的な制定型ではありません。

ですから希望に沿えたかどうかはわかりませんが、
脱力の面白さは感じてもらえたと思います(自画自賛w)

Tさん、おかげで面白い修練ができました、
ありがとうございました♪

そんな金曜日の修練前に、
動画を撮ってみました。

肩や胸、お腹や股関節を重力に沿って緩めることで、
拳に重みを伝える修練です。

相手を動かすと同時に自分の身体も緩むという、
まさに一石二鳥といえるこの修練。

力を抜いて力を伝えることで、
「突き」というものの概念を変えるキッカケにもなると思います。

もちろん武術的な動きだけれはなく、
日常生活における動作が軽やかに行えるようにもなります。

「身体って、こんなに楽に動くものなんだ!!」

と思える修練、
一緒に行いませんか?

P.S.

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武颯塾大阪支部セミナー:脱力で解く「勁力の発揮」

こんにちは、ワタルです。

今日は、5月12日に開催される武颯塾大阪支部でのセミナー、

「脱力で解く『勁力の発揮』」

についてご案内します。

$脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-茂呂師範

実は先日、東京本部道場において、
同じテーマでのセミナーが行われました。
(写真は先日の整体道場の時のものです)

大阪支部からもIが参加してきたのですが、

「初めて参加する人にそれは無理!!」

と言いたくなるようなことが、
セミナーが終わるころにはできるようになっていて、
実に驚き、かつ感心したと言っていました。

「勁力」という普段耳慣れない言葉がテーマにありますが、
この「勁力」を使える身体をつくることが、
武颯拳の大きな修練テーマの一つなのです。

そこでまずはそのための前提として、

「身体を流体として扱う」

ことを学びます。

おそらくこの部分だけでも多くの人が、

「今まで動くと思わなかった部分が動く」

という経験をされると思います。

普段使うことがない部分を使う感覚は、
一度知ってしまうとやみつきになります。

自分の身体の中にある、
広大なフロンティアに気づいてしまいますから。

私自身修練を始めるまでは、
毎日数時間、休みの日には1日中TVゲームをしていました。

ですが修練を続けているうちに、

「自分の身体が一番おもしろい!!」

と思うようになったのです。

すると不思議なことに、
あれほど楽しかったTVゲームをやりたくなくなったのです。

もちろん多くの場合、
すぐにそのような変化がおこるわけではありません。

ただ、ほんの少しでも自分の中のフロンティアに気づいたら、

「閉塞感」

などという意味不明なものは、
全く感じなくなります。

18世紀、西部開拓時代のアメリカ人が、
閉塞感を感じていたと思いますか?

どう考えてもそんなわけはないですよねw

なぜなら彼らには、
西部というフロンティアがあったから。

西部開拓という行為の是非はともかくとして、

「フロンティアのあるところに閉塞感は存在しない」

のです。

日本でも最近でこそアベノミクスの効果なのか、
一時期ほど「閉塞感」という言葉が使われなくなっています。

ですが日本の財政状況を冷静に見れば、
そんなものは焼け石に水としか思えません。

株価の上昇で一喜一憂する景気なんて、
自分とは関係のないところで簡単に変わってしまうのです。

そんな頼りないものにフロンティアを求めるのではなく、
自分の身体の中に見つけ出してほしい。

自分の身体の中のフロンティアを開拓することで、
「持続的な発展」をしてほしい。

それが、
私がこのセミナーを皆さんにおすすめする理由です。

「脱力で解く『勁力の発揮』」

ぜひ、万障繰り合わせの上ご参加願います。

申し込み先などの詳細はコチラをご覧ください。

武颯塾東京本部ホームページ

心よりお待ち申し上げます。

P.S.

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