「ライバル」と「相乗効果」

「ライバル」と「相乗効果」

武颯塾大阪支部の自主練帰りには、
たいていNさんと喫茶店で反省会を行っています。

彼とは私が武颯塾に入門して以来、
13年以上の付き合い。

頼れる先輩であると同時に、
良きライバルだと思っています。

今現在は大阪支部として活動しているのですが、
ここまで来るには様々な紆余曲折がありました。

一時は師範の指導もなく、
私とNさんともう一人の3人で修練をしていたことも。

私一人だと修練を続けられなかったかもしれませんが、
二人で刺激し合うことで、
モチベーションを落とすことなく乗り切ることが出来ました。

特に幸運だったと思うのは、
私とNさんの得意分野が違ったことです。

ブログを読んでもらっているとわかると思うのですが、
私は基本的に理屈っぽく考える傾向があります。

そして、どちらかというと器用な方だと思います。

ですから何か新しいことを学ぶと、
それを他の事に応用して使うのは得意なのです。

それに対してNさんは、
とても感覚的なものの捉え方をします。

もちろん頭も良いのですが、
より右脳的な理解をするのです。

そしてあまり器用ではありませんが、
一発当たると大きく飛ぶのです。

野球をしていた彼曰く、
私はアベレージヒッターで、
彼はパワーヒッターだそうです。

そんな彼の得意分野は、
新しい感覚の発見。

師範が指導してくれた内容から、
私が思いも付かない視点で感覚を切り取るのです。

つまり私は

「水平展開」

が得意なのに対して彼は、

「垂直展開」

に長けているのです。

私が「広さ」を、
彼が「深さ」を担っているとも言えますね。

この役割分担が、

「相乗効果」

をもたらしてお互いを成長させてきたと思います。

もっともこのように考えられるようになったのはここ数年で、
それまでは彼の能力が羨ましくて仕方なかったのですがw

以前の私は、
自分が上達することにしか興味がありませんでした。

だから、
一人で黙々と修練をすることが多くありました。

でも、そのやり方には限界があります。

武術というものが身体を介した

「コミュニケーション」

である以上、
やはりそこには相手が必要なのです。

自分が上達するためには、
当然質の良い修練をしなければなりません。

そしてその為には、
相手にも上達してもらわないといけないのです。

そのことに気づいてから、
Nさんとの関係も変わりました。

どちらが優れているということではなく、
お互いの長所を活かし合うようになったのです。

そんなNさんとの反省会は、
お互いが修練で得たものを共有することが目的。

それぞれの角度から見ることで、

「脱力」

という抽象度の高いものを、
より立体的に理解できるのです。

だから会話の内容は必然的に、
ディープな身体感覚の話になりますw

そしてそれが楽しいので、
気が付くと2時間以上座りっぱなし。

今日も本当に有意義な時間を過ごしました。

ただ最近思うのは、
こうやってコアな話が出来る仲間を、
もっと増やしたいということ。

もっと様々な角度から、

「脱力」

を捉えることで、
より一層上達できると思うのです。

体験だけでもかまいません。

ぜひ一度、
修練に参加してみませんか!?

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もっと多くの方に来て頂いて、
より幅広く学べる環境。

さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。

武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。

このブログを読んで興味をお持ちでしたら、
ぜひ、ご連絡ください。

修練参加でも、質問でも何でも結構です。

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楽しみにしております!!

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脱力・練気武颯拳についての参考にコチラもどうぞ

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