身体の形を整える

こんにちは、ワタルです。

昨日は武颯塾大阪支部の修練日。

東京から茂呂師範にお越し頂き、
直接指導を受けてきました。

その中の陳式太極拳の時間において、
重心移動による勁力の発揮と、
それを指先まで伝達する修練を行いました。

双背脚と雲手の二つの型を使って修練したのですが、
どちらも相手が本気で抵抗してきたときに、
その抵抗を受けてしまいがちでした。

そうならない為には、
状況の変化に影響されないだけの、
脱力に対する確信を得ることが必要です。

そこでまずは、
身体の形を整えて、
それを変えないように動くことを学ぶのです。

この、

「身体の形を整える」

という部分のコツみたいなものが、
いわゆる

「要訣」

と呼ばれているものです。

・立身中正

・含胸抜背

・沈肩墜肘

・虚礼頂頸

などがその例として挙げられるのですが、

「これら要訣をどうやって身に付けるのか?」

というテーマでつくられたのが、

太極拳・基本練功 第1巻 発勁体得 [DVD]

なのです。

CM動画を見てもらうとわかるのですが、
太極拳の型はまったく行っておりません。

昨日師範に直接うかがったのですが、

「型はほとんど撮っていない」

とのことでした。

つまりあくまで今回のDVDは、

「要訣を身に付けるための基本練功」

がテーマなのです。

何事も基本が大切とは言うまでもないことですが、
太極拳修練の基本は、

「自分自身の意識と身体のあり方」

です。

そこを変えていくものでなければ、
それは修練とは呼べないのです。

それでは残念ながら、
太極拳の価値の一部しか受け取れません。

太極拳の本当の価値を知るために、
ぜひ、このDVDを役立ててください!!

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

「脱力」について興味のある方はこちらをご覧ください

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脱力・練気武颯拳についての参考にコチラもどうぞ

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前十字靭帯断裂1周年!!

そう言えば。

明日、10月17日は、

「アンハッピートライアド受傷」

1stアニバーサリーです。

パチパチパチw

ちなみにアンハッピートライアドとは、

・前十字靭帯断裂

・内側側副靭帯損傷

・内側半月板損傷

を、

「同時併発」

することです。

字面だけ見てもわかると思いますが、

「痛い」

ですよ。

さらにそれが後輩との修練中に起きたとあっては、

「ココロまで痛い」

ですw

今も脱力を理解できたとは言いませんが、
当時は完全に勘違いしていました。

その結果として、
このようなケガをしてしまったのですね。

修練の内容も私自身で決めたものなので、
完全に自業自得としか言いようがないこのケガ。

(※修練に参加してくれている人はわかるのですが、
今はケガをするような修練は行っておりません、念のため)。

このケガのおかげで1年間、
本当にたくさんのことを学べました。

特に日常生活に支障はないのですが、
長距離を走ったり馬歩という空気イスみたいなことをやると、
機嫌が悪くなることがあります。

また、太極拳を低い姿勢で行うと、
調子が良くなかったりもします。

それをケガのせいにするのは簡単なのですが、
修練をしていると少し違った視点を持つことが出来ます。

それは、

「痛みが出る時と出ない時の違いは何か?」

を考える視点です。

日常生活で痛みを感じない以上、
何かの負荷がかかった時に痛むことは間違いありません。

ですが、走ったり太極拳の練習をしたら、
必ず痛くなるわけでもないのです。

同じような運動をしても、
痛い時と痛くない時があるのです。

そこにはどのような差があるのか?

私自身はその差を、

「足首や股関節、腹背の脱力度合」

だと感じています。

この脱力度合が進んでいる時は膝への負担が少なく、
逆に力みがちな時は負担が大きいのです。

理屈は少し考えればわかります。

体重を支えるクッションの役割を、
膝がメインで行うのか、
股関節がメインで行うのか。

それによって膝への負担が変わるのは、
当然のことですよね。

だから、同じ太極拳を行うにしても、

「膝から動く」

動きと、

「股関節から動く」

動きでは、
膝に対する効果は全く逆のものになるのです。

膝から動くことを何度も練習すれば、
膝への負担が増えるばかり。

膝の調子が悪い人に、
太ももの前面を鍛えるように勧めるリハビリもありますが、
これも膝への負担を増やす危険性があります。

そうではなく、
足首や股関節、腹背を緩めて使うことで、
膝への負担そのものを減らす。

この考え方が重要なのです。

そのためには、
身体の使い方を変えていく必要があるのですが、
それは、

「~をすればいい」

というような単純なものではありません。

先ほど書いたように、
同じ太極拳を行うにしても、
膝から動くのと股関節から動くのでは、
全く逆の効果になるからです。

ですからまず、
身体についての基本的な考え方を知らなければなりません。

そしてその知識に基づいて、
習慣を変えるトレーニングを行うのです。

今のあなたの不調は、
今までのあなたが作り出したもの。

身体の不調は、
変化を促すサインなのです。

ですからそのサインを信じて、
勇気を出して変わりましょう。

脱力修練は、
きっとそのお役にたてると思います。

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太極拳において目指す身体の在り方が映像で見られます。
「太極拳・基本練功 第1巻 発勁体得 [DVD]」

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「太極拳基本練功」DVD、10/31発売!!

武颯塾で修練している、

「古伝陳式太極拳」

のDVDが、
BABジャパンより発売されます。

詳しい話は18日に茂呂師範から直接伺いますが、
これまでの話によると

「套路」

の形ではなく、

「発勁・基本練功」

に重きを置いて作ったとのことです。

実際YouTubeの映像を見ても、
套路はやってないですしw

もちろん太極拳において、
套路という型は非常に重要です。

ただそれは、

「設問」

として重要なのであって、
その前にやるべきことがあるのです。

数学の参考書や問題集でもまず、

「例題」

を解くことで、
次に出される数々の問題を解くための、

「考え方」

を理解することが出来ます。

同じように太極拳においても、
複雑な型の連続である套路を修練するためには、
土台となる身体の使い方を学ぶ必要があるのです。

そんな、太極拳における「例題」にあたる部分が、

「基本練功」

なのです。

実際、私たちが指導を受ける際にも、
型を覚える段階から

「身体の使い方」

を並行して学びます。

そしてここで学ぶ身体の使い方は、
ただ太極拳の型としてだけ使えるものではありません。

私の経験だけでも、

・治療におけるマッサージ

・サービス業における接客

・卓球

の質を上げる役に立つことは、
自信を持って言えます。

もちろん太極拳を学んでいる人にとっては、
その流派を問わず参考になるでしょう。

Amazonでならば4,000円以下で買えるので、
普通に書店で買うよりもかなり割安です。

太極拳・基本練功 第1巻 発勁体得 [DVD]

ぜひ、観てくださいね!!

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「寝技」で学ぶ「脱力」

昨日は武颯塾大阪支部の修練日。

東京から来ていただいた茂呂師範から、
直接指導を受けることができました。

今月の修練テーマは、

「寝技」

です。

といっても武颯塾の寝技修練は、
様々な関節技を覚えるようなものではありません。

昨日であれば横四方固めなど、
色々な固め技を題材として使うことはありますが、
その抜け出し方をハウツーとして学びはしないのです。

昨日の修練であれば、

「お腹周りを緩ませる」

ことを徹底して行いました。

身体の中心であるお腹がゆるゆるに緩んで動くことで、
身体の動きが相手に伝わります。

この伝わった動きが相手を動かすのであって、
決して「筋力」で相手を持ち上げるわけではないのです。

そしてこの「筋力ではない力」を感じ取りやすいのが、
「寝技」を修練する大きなメリット。

修練中に師範からも説明があったのですが、
「寝技」の特長は、立っている時に比べて、

「拘束が少ない」

ことにあります。

立っているとどうしても必要になる最小限の筋収縮も、
寝技では必要なくなるのです。

だから、

「思い切って力を抜くことが出来る」

のです。

整骨院院長のIが言っていたのですが、

「立ち技ならかからなくて諦めるところを、

寝技なら様々な抜き方を試すことが出来る」

というところが、
寝技を修練する利点であり面白さなのです。

昨日は彼の整骨院スタッフ2名も参加していたのですが、
普段の修練よりも「脱力」を感じやすいのか、
より楽しそうに見えました。

こうやって少しずつでも、
新しい人に「脱力」の面白さを感じてもらえると嬉しく思います。

これを読んでくれているあなたとも、
一緒に修練できることを楽しみにしております。

P.S.

帰りの電車の中で師範に、

「季節の変わり目になると、

身体が勝手に力んで調子が悪いことがあります。

これって、風邪の前駆症状だと思い至ったのですが、

どう思いますか?」

と話したところ、

「私だったらすぐに風邪薬を飲む」

と言われました。

「『風邪薬を飲まない』というのもこだわりの一つなんだよ」

とも。

なるほどと思って寝る前に飲んでみると、

確かに身体がスッキリしています。

鍼灸師だからといって、

西洋医学を遠ざける必要もないのだと、

あらためて感じました。

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「意識」が変われば「身体」も変わる

こんにちは、ワタルです。

昨日の修練では嬉しいことが2つもありました。

今回はそのうちの一つについて。

このブログには何度も登場している、
卓球のIさん。

昨日も修練に参加してくれたのですが、
動きが明らかに以前とは変わっているのです。

スワイショウという動きを例にとってみますね。

この動画で坊主頭が最初にする動きがスワイショウです。

坊主頭もなかなか肩周りの力が抜けないのですが、
修練を続けているだけあってやはり、
腕の付け根や胸周りがちゃんと動いています。

ところが多くの場合は、
体幹から肩や腕の付け根までを一つの箱のように、
固めて動かしてしまうのです。

Iさんもこれまでは、
このような動きが目立っていました。

それが昨日の修練では、
大幅に改善されていたのです。

肩のパーツそのものが、
腰の回転に合わせて動くようになってきました。

それに合わせて卓球のスイングも、
無理のない自然な動きに近づいています。

Iさんによると、先日の全日本選手権予選の時に、
脱力の効果に気づいたことが大きかったそうです。

普段脱力の修練をしていても、
試合になったら今まで通り肩に力が入ってしまう。

それに気づいたIさんは、
試合中にもかかわらず、
合間をみては腕を落とすことを試したとのこと。

周りからは、
変なコトをしている人がいると思われたことでしょう。

それでも力を抜くために、
腕を落とし続けた。

そしてそれが、
今まで勝てなかった相手に勝つという、

「結果」

につながったのです。

これが大きな自信になったのでしょう。

「力を抜く」

ということが、
確かにパフォーマンスを上げるという、

「確信」

を得たのだと思います。

ここが本当に大切なところで、
脱力修練を阻害しているのはあくまでも自分自身。

頭で脱力が必要だと思っていても、
心の奥底では今までの動きの方が実感があるので、
習慣の動きを信じられるし変えたくない。

それを変えようというわけですから、
どれだけ「脱力」に対して確信を持てるか、
その為の体験が出来るかが重要なのです。

だから今回のIさんのように、

「試合」

という勝負のかかった場において、
有効性を確認できたのは本当に素晴らしいことなのです。

その体験一つで、
ガラッと力の抜け方が変わってしまう。

「意識が変われば、身体も変わる」

ということを、
あらためて確認させてもらいました。

緊張する場面で、
思い切って力を抜いてみる。

それをすることでしか、
新しい世界には飛び込めない。

もうそろそろグランドラインを越えて、

「新世界」

に行きませんか?

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全日本卓球選手権県予選ベスト16に入りました!!

こんにちは、ワタルです。

タイトルは残念ながら私のことではありません、
念のためw

昨日は本当に感激するような言葉をもらったので、
ぜひここで紹介したいと思います。

日曜日の武颯塾大阪支部自主練の帰りに、
神戸修練会に来てくれているIさんからメールがありました。

内容は祝日の修練についての問い合わせだったので、

「修練はありませんが、卓球しながら話でもどうですか?」

と返信すると、OKの返事。

というわけで昨日は、
Iさんにお願いして卓球の練習に付き合ってもらいました。

兵庫県で卓球をしている人はご存じのとおり、
日曜日には全日本卓球選手権兵庫県予選がありましたよね。

女子の部で中学2年の女の子が優勝して、
神戸新聞のスポーツ面に大きく載っていました。

その兵庫県予選に、
Iさんも出場していたのです。

全日本選手権の予選なので、
当然ですが兵庫県のトッププレイヤーが集まります。

そんなレベルの高い大会なので、
20年以上卓球を続けているIさんでも、
例年は2回戦位で敗退していたそうです。

ところが今回はなんと、

「ベスト16」

に残ったというのです。

しかもそこで残念ながら負けてしまった相手とも、
フルセット9-9までいく大接戦。

その相手はベスト4に入り、
全国大会に出場するということ。

今までになかった結果に、

「脱力修練に参加して本当に良かったです!!」

という言葉を頂きました。

以前に体験に来られた女の子が、
空手の全国大会でベスト8に入った時もそうでしたが、
こうやって少しでも役に立てたと実感できる時、

「修練を続けてきて良かった」

と心から感じられます。

もちろんその女の子もIさんも、
それぞれの競技に対して真剣に取り組んできた結果が、
形になったというだけです。

私が何か特別なことをした、
なんて言うつもりはありません。

ただ、経験上感じるのは、
何かを真剣にやっている人ほど、

「脱力修練」

の価値を理解してくれるということ。

私はその理由を以下のように考えています。

真剣に競技についての具体的なトレーニングを積んだ彼らは、
その競技特性や勝負のポイントについては十分に把握している。

そういった彼らが次に目を向けるのが、

「身体自体のパフォーマンス」

なのです。

「やっぱり基礎トレーニングが重要だ」

となるわけですね。

この基礎トレーニングとしてもっとも普及しているのが、
筋力トレーニングです。

ですが卓球にしても空手の型にしても、

「筋力をつければ上手くなるわけではない」

のです。

どちらの競技においても求められているのは、

「スピードと正確性」

であって、

「単純な力」

ではないからです。

だから基礎トレーニングとして筋トレは使えない。

では一体何をすればいいのか、
と考えたときに、

「脱力修練」

に突き当たったのではないかと思うのです。

もちろん彼らも最初は半信半疑だったでしょう。

「本当に力を抜いて大丈夫なのか?」

でも、1時間ちょっとの体験の前後で、
明らかに動きが変わることを実感できたのだと思います。

そしてその変化は、
パフォーマンスとして形に表れる。

しかもお二人とも、
私が考えていたよりもずっと早く。

それは彼らが真剣に競技に取り組んできた証拠なのです。

これまで積み上げてきた努力は、
決してあなたを裏切ることはありません。

ただ、それが形になるための、

「きっかけ」

が足りないだけなのです。

「脱力修練」

に取り組むことは、
その「きっかけ」になる大きな可能性があります。

ただ、残念ながら「向き不向き」というものもあります。

私自身の習熟度の問題もありますので、
全ての人に受け入れられるとは思っておりません。

ですから、

「初回体験は無料」

としております。

体験に来られたからといって、
無理に続けてもらおうとも、
何かを売りつけようとも思っておりません。

このブログはPRが大きな目的なので、
このような内容ではありますがw

というわけで是非、

「脱力修練」

に触れてみて下さい。

お越し頂けることを、
たのしみにお待ちしております。

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初心者を大歓迎する理由

こんばんは、ワタルです。

前々回の記事にも少し書きましたが、
Mさんという56歳の男性が体験に来られました。

武颯拳が本当に素晴らしいと感じることの一つに、

「全くの初心者と修練することが楽しい」

ということが挙げられます。

おそらくどんなスポーツにおいても、

「初心者に一から教えるのは大変」

だと感じるもの。

仮に教えること自体が好きな人でも、

「初心者とプレーすることが楽しい」

というわけではないでしょう。

ところが武颯拳は違うのです。

「初心者と修練すること自体が楽しい」

のです。

その理由は二つあります。

一つは、

「新鮮な驚きがあるから」

です。

脱力修練を続けていくと、
基本的な力の使い方は似てきます。

なぜなら一人一人が力を抜こうとしているから。

相手を感じようとして修練をするから。

だから、ずっと同じメンバーで修練を続けていると、

「普通の人」

の身体の使い方で負荷を掛けられることが、
新鮮に感じられるのです。

もう一つの理由としては、

「正しく力を抜けば、

誰でも『勁』が使えるということを、

正味実感できるから」

ということが挙げられます。

初めて参加したMさんですが、
リードした通りに力を抜けば、
ちゃんと『勁』が通ってきました。

これはリードしている私にとって、
「脱力」に対する確信を深める大きなチャンスなのです。

脱力修練は今までの習慣を変えるものなので、
今までの筋力運動と同じ「実感」を得られません。

もちろん脱力によって力が流れることは何度も体験しているのですが、
もっともっと意識の深いところまで刻み込む必要があるのです。

それほどに、今までの習慣は根強く染み付いているから。

だから新しい方が来られると、
本当に私自身の修練になります。

そしてもう一つ、
新しい方が修練に来るたびに思うのです。

武颯拳の修練は本当に、

「老若男女を問わず出来る」

ものなのだと。

なぜならやることは、

「力を抜くこと」

だけなのだから。

必要なのは才能でも根性でも若さでもなく、

「素直さ」

だけなのです。

ただそれさえあれば、
本当に誰にでも修練はできます。

そして必ず、

「力を抜いて力を出す」

ということを感じてもらえます。

それは、

「年を取ることが楽しい」

と思える人生への第一歩。

新しい一歩、

踏み出してみませんか?

P.S.

Mさん、先日はおつかれさまでした。

おかげで良い修練ができました。

次回も楽しみにしております!!

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十年先が楽しみで仕方がない!!

以前にも書きましたが、

「The Synchronicity」

という、
ネットビジネスの通信講座を受講しています。

「ネットビジネス」

「通信講座」

と書いてみる。

この上なく怪しいですねw

どちらか片方だけでも十分胡散臭いのに、
相乗効果を発揮しちゃっていますから。

確かにネット上の情報は、
玉石混交というか、
石ころしか見当たらないような気もします。

ただ、中には本当に価値のあるものが、
確かにあるのです。

まあ、今は通信講座の話をしたいわけではありませんので、
本題にうつります。

私がこの通信講座を受講している理由は、

「武颯塾」及び「神戸修練会」

の宣伝をするため。

私(たち)が何を目指してどのような修練を行っているのかを、
一人でも多くの人に知ってもらいたい。

そして数は少ないかもしれないけれど、
必要としている人に確実に情報を届けたい。

その為に、

「インターネット」

という媒体をどう使えば良いのかを学んでいるのです。

その中で何度も言われていることの一つに、

「どのような価値を提供しているのかを明確にする」

というものがあります。

今回はこの点について考えていきます。

武颯塾神戸修練会では、

「力の抜き方」

を修練しています。

「力を抜きたい」と感じている人にとっては、
このこと自体が価値になります。

けれども。

そもそも、

「力んでいる」

ことに気づいていない人の方が多い現状では、

「力の抜き方」

は価値として捉えてもらえないことがほとんどです。

やはりもう少し理解してもらいやすい形で、
価値を提示する必要があります。

そこで私自身にとって、
武颯塾の修練でどこに一番魅力を感じているかを考えてみました。

そして現時点での結論としては、

「自分の変化に気づくこと」

が最大の魅力だと思っています。

「立つ」「座る」「歩く」といった、
普段何気なく行っている行為の中に、

「今までとは違う自分」

を発見できるのです。

もちろん「毎日発見だらけ」とまでは言いません。

そうなりたいとは思っていますが、
残念ながらそこまではたどり着いていませんから。

でも、一週間、一か月という単位でみれば、
確実に以前とは違う自分がいます。

これが当たり前のこととして実感できるようになると、
次第にこんな風に考えるようになります。

「半年後の自分はどうなっているのだろう?」

「一年後、三年後はもっとスゴイことに?」

「五年も経ったら別人じゃない!?」

「十年後が楽しみで仕方がない!!」

要は、

「年齢を重ねることが楽しくなる」

のです。

これは現代の日本において、
大きなパラダイムシフトとなる可能性があると感じています。

別に欧米が日本より優れているとは思いませんが、
あちらでは「大人である」ということに価値が置かれています。

それに対して今の日本では、
「幼さ」がもてはやされているように感じるのです。

「幼い」ということが、
「可能性がある」ということとイコールで結ばれている。

それは言い換えれば、

「年を取った自分に可能性を感じられなくなっている」

ということ。

これって、
とてもツマラナイとはおもいませんか?

「あと十歳若ければ…」

などと言って新しいことにチャレンジしない人は、

「十年前にも同じことを言っている」

のです。

そうやって年齢を理由にして、
自分の可能性を閉ざしている人が多いからこそ、

「幼さ」

がもてはやされるのです。

それは、

「自分が持っていないもの」

だから。

無いものに価値を置くことで、

「チャレンジしない自分を正当化している」

というわけです。

力を抜くという修練は、
そんなツマラナイ考えを打ち砕いてくれます。

実際、東京の本部道場では、
60代、70代の方が何人も、
楽しそうに修練をされています。

合宿で本部道場に行くたびに、
元気なお声を掛けて頂けるのです。

それは老若男女を問わず、
力を抜く修練を重ねるほどに

「新しい自分」

を発見できるということの証明。

たとえ今何歳であっても、

「年を取るごとに自分の可能性が広がる」

ということ。

これだけ、ただ一点のみを考えても、
こんなに素晴らしいものはそう多くないと思うのです。

「十年先が楽しみで仕方がない!!」

と自信を持って言える修練、

始めてみませんか?

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サービスの質を身体運動から評価する

今日の武颯塾神戸修練会では、

「お仕事シリーズ」

と称した修練を行いました。

いつも来ているメンバーの一人が介護の仕事を始めたことと、
接客業をしている女性が修練に来たことで、

「100%思いつき」

でやってみたのですが…

これが意外と好評で、
脱力の効果を改めて感じられました。

具体的に行ったことは、

・おじぎ

・釣銭を渡す

・隣のレジへ案内する

・腰の悪い人の手を引いて歩く

というそれぞれの動作において、
2人組で片方が負荷をかけた中で動いてみるというものです。

この時に、

「普段自分が行っている動き」

と、

「自分と相手の全体を意識して動くこと」

とを交互で繰り返し行ってもらいました。

すると明らかに、
負荷をかけている側の反応が変わるのです。

普段の動きは簡単に抑えられるのですが、
全体を意識した動きは簡単には抑えられないのです。

しかも、

「動かされることに反発を感じない」

という不思議な特徴があります。

これは介護の現場では、
絶対的に必要なものだと思います。

私が整骨院で勤務していた時も、
この意識のおかげで、
一人で寝返りを打てない人を無理なく裏返すことが出来ました。

そしてこのことは身体が触れていなくても、
潜在意識化では感じるものなのです。

店に入った時、
掛けられる言葉や態度は丁寧なのになぜか気に入らない。

反対に、
店員の言葉遣いは荒いけれど居心地がいい。

こういうことって意外にありますよね。

どれだけマニュアル順守を徹底しても、
サービスの本質がわかっていないとこうなりがちです。

指導する側はどこか違うとわかっていても、
正確に指摘することが出来ない。

指導される側は、
マニュアル通り一生懸命やっているという自負もある。

だから極端な言い方をすれば、

「慇懃無礼」

な接客があちこちで見られるのです。

丁寧な態度、言葉遣い、いずれも大切ですが、
その前に理解すべきサービスの本質があるのです。

それが、

「自分と相手を意識すること」

なのです。

このことが本当に理解できれば、
小細工やテクニックは必要ありません。

自分と相手を意識してその関係性を感じながら動けば、
その動きは結果的に最適なものになるからです。

今日来られた接客業の女性の話を聞いていると、
必要以上のマニュアルに縛られていて、
とても窮屈だと感じました。

もちろんマニュアルを変えるわけにはいかないのですが、
せっかくなら意味のあるものにしたい。

そして少しでもやりがいを感じてもらえたらと思い、
修練を組み立ててみたのです。

サービスの質という評価し難いものを、
身体運動という側面から評価するという試み。

意外と面白かったですよ♪

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