合成重心を意識する

合成重心を意識する

昨日は「支点」を意識するという話でしたが、
今日は「合成重心」というものを考えてみましょう。

私個人の感覚で言えば、
これはほぼ同じことだと感じられます。

「支点」を意識するためには、
「力点」と「作用点」を認識する必要があります。

同じように「合成重心」を意識するためには、
「自分」と「相手」を認識する必要があります。

「自分」だけでも「相手」だけでもダメで、
「自分」と「相手」を「全体」として意識できていることが、
いずれにおいても大切なポイントなのです。

勘違いしやすいのは、
ただ「自分」と「相手」の真ん中を意識するのではないということ。

同じように「支点」や「合成重心」の位置を認識していても、
そのベースとなる意識の範囲によって、
結果としての力や技は全然異なったものになります。

「相手」を知り、「自分」を知る。

どれだけ意識を広げられるか、
また、深められるかが結果を大きく左右するのです。

これは、武術だけに限ったことではありませんよね。

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