最近、武颯拳の修練をしている時だけでなく、
プライベートでも感じることが多いことがあります。
それは、
「自分以外の人を変えることは出来ない」
ということです。
別の言い方をすれば、
「人を操作しよう」
「人をコントロールしよう」
ということがそもそも困難であるということ。
例えば後輩の指導を行うとき、
「ここを直してやろう」
「ここを変えてやろう」
と思って様々な角度からアプローチをします。
もちろん言ってすぐできることもありますが、
実際にはできないことの方が多いのです。
私としては、
「言うとおりにやればできるのに、何でやらないのだろう?」
と疑問に思うこともありました。
しかし先週木曜日の修練後に茂呂師範より、
「人それぞれ持っている感覚が違う」
「自分が脱力したいと思ってもなかなかできないのに、
他人にそれをさせるのが簡単であるわけがない」
というお言葉を頂きました。
それからずっと考えてたどり着いた現時点での結論が、
「自分以外の人を変えることは出来ない」
というものなのです。
これは、人に何かを教えたり強制的したりするような、
積極的なものだけではありません。
自分が黙っていたり当たり障りのないことだけを言うことで、
他人からの批評や批判を防ぐという消極的なものも含みます。
どちらのアプローチをとるにしても結局のところ、
他人をコントロールすることなどできないのです。
このことを理解するとその途端に、
普段の自分がいかに他人をコントロールしようとしているかに気づきます。
もちろんそんなことは出来ないので、
勝手にフラストレーションがたまって疲れていきます。
そしてそれを無意識のうちに行っているということ、
それに気づいていないということが一番の問題なのです。
だから、まずは気付くこと。
そして、意識してやめる。
すると、心も身体も本当に軽くなります。
武颯拳の脱力修練はただ技を掛けることが目的ではなく、
自分自身に気づくことが大切なのだと、
あらためて実感しています。
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