重心

重心

3日間の武颯塾東京合宿において、
私が一番の収穫だと感じているのが、

「重心」

についての理解が深まったことです。

ちなみに「重心」をウィキペディアで調べてみると、

「重心(じゅうしん、英語:center of gravity)とは、
力学において、空間的広がりをもって質量が分布するような系において、
その質量に対して他の物体から働く万有引力の合力の作用点。」

とありました。

これを地球上における人体に当てはめると、

「身体における重力の合力の作用点」

ということになるでしょう。

そして地面の上で姿勢を保持している以上は、
地面からの「抗力」が「重力」と拮抗しています。

したがって言い方を変えると、
重心とは、

「身体に働く重力(の合力)と抗力(の合力)が拮抗する点」

だということになります。

私は残念ながら物理の成績が悪かったので、
定義として正しい言葉を使えているかどうかはわかりませんが、

身体感覚的な理解として、
以下のようなことをお伝えしたいのです。

「重心に向かって力を抜けば、体の重さを感じなくなる」

地球上である姿勢を保持している以上、
そこには必ず「重力」と「抗力」が働いているのです。

あえて自分で何かをしなくても、
もうすでに「力」は存在しています。

ただ、それが当たり前すぎて、
「力」として認識できないのです。

そして、当たり前でないものを求めて、
「力む」ことが「力を出す」ことだと思ってしまうのです。

だから、「力を抜く」というと、
ほとんどの人が姿勢の悪い「腑抜け」の状態を想像します。

でも、本当は違うのです。

「重心」を知覚する。
「重心」に向かって力を抜く。

「重心」がその人の現時点での姿勢においての、
「重力」と「抗力」が拮抗する点である以上、

「重心」に向かって力を抜いて、
姿勢が変わることはないのです。

そうではなく、
「その姿勢における必要最小限の筋収縮でいる」ことが、
「重心」に向かって力を抜くことなのです。

このことが理解できると、
今までいかに無駄な力を使って生活していたのかがわかります。

自分で自分を不自由な状況に追い込んでいたのです。

それを、やめる。

そして、今、ここにある「力」に気づく。

それが練気武颯拳の修練だと、
今回改めて感じました。

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