復帰!!


先週の月曜日に左ひざを怪我してから一週間、
整骨院での治療業務を休んでおりましたが、

今日、仕事復帰して参りました!!

とはいえ、3か月は装具を付けたままのため、
しゃがむことができません。

私が勤めている整骨院での施術においては、
なかなかに不便ではあります。

ただ、そこは武術修練者として、
なんとか身体を上手く使って仕事をするしかありません。

それは考え方によっては、
修練を進めるチャンスとも言えます。

これを機会に脚の力に頼る今までの習慣から脱却して、
より流体的に、重力を力として使えるようになりたいです。

「ピンチをチャンスに変える」

よく言われることですし、
私も身近な人には言ったことがあります。

してみると今回の件は、

「私が人に言ってきたことを、果たして自分でできるのか?」

という命題を突き付けられているのだという気もします。

自分の言葉に責任と、自信と、説得力とを持つためにも、
これからの毎日を大切に過ごします。

そして、「痛み」「不快感」「不便さ」といったものを、
客観的に見ることのできる「自分」を育てていきたいです。

最後になりましたが、
これを読んでくれた方が健やかな毎日を過ごされますように音譜

P.S.

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脱力を基本とする武術的身体トレーニングを行っています。

一般的な武道においてイメージされるような、
先輩後輩の上下関係は一切ありません。

ただただ合気や発勁を使えるようになるための、
身体コントロール技術を楽しく学ぶための場所です。

当然、直接殴ったり蹴ったりすることもなければ、
怖いと感じた動きを強制もしません。

ご自分の出来る範囲で、
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膝用装具

今日は、膝用の装具を受け取りに行ってきました。

受け取ってみると、何やらゴツいサポーター。
目的は以下の2つ。

・脛骨が大腿骨から前へとズレないようにする。前十字靭帯の代わり。
・脛骨が膝を支点に外へと反るのを防ぐ。内側側副靭帯の代わり。

内側側副靭帯は2度の損傷ということで、治癒に3か月かかるそうです。
その間は装具を付けて生活するようにと言われました。

付けてみた感想としては、
確かに安定感はあります。

ただ、ある程度膝の運動性を奪ってしまうため、
地面からの抗力を感じにくくなってしまいます。

普通のサポーターと比較して、
一長一短といったところでしょうか。

…価格は10倍以上するのですがガーン

ケガをすると、懐まで痛いということに気づきました(笑)

これを読んでくれた皆様が健やかに過ごされますように音譜

P.S.

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アンハッピートライアド

なんとも不吉なタイトルですよね。

月曜日に負ったケガのMRI検査による、
確定診断結果です。

正式には、

・前十字靭帯完全断裂
・内側半月板損傷
・内側側副靭帯部分断裂

というものでした。
膝のケガとしては、最悪の部類に入りますね。

受傷から6日経って普段の痛みはマシになったのですが、
関節の可動域はかなり制限されています。

屈曲は100°位までですし、
内反および回旋のストレスにはかなりの動揺と痛みを伴います。

ですが、とりあえず水曜日からは、
練気武颯拳の修練を再開しました。

ストレッチなど、できない動作は数多くあるのですが、
「できることをやる」というのが修練の基本です。

「脱力による合理的身体運動」を修練している以上、
「膝が痛いからできません」とは言えないですしね(笑)

現時点の修練目的は、
「股関節やお腹、腰、背中を緩めることで、荷重を分散させる」ことです。

膝関節を怪我した場合、
一般的には膝周りの筋力トレーニングを指導されます。

これは膝周囲の筋肉で膝を支えることと、
大腿四頭筋腱が膝蓋靭帯や内外側膝蓋靭帯へとつながるため、
それらの靭帯の強化につながるからです。

もちろんこれらを否定するつもりは全くありません。
ただ、他の視点でのリハビリもあり得るというだけです。

私が師事している練気武颯拳の茂呂隆師範は、
右脚に私なんかより断然ひどいケガをされています。

・内側側副靭帯断裂
・外側側副靱帯断裂
・前十字靭帯断裂
・大腿四頭筋内側頭損傷
・大腿四頭筋外側頭断裂
・股関節~足首までの痛覚、触圧覚、温度覚の脱失

ですが、
今現在はそれらを全く感じさせない動きをされています。

もちろんご本人に伺うと、
「不便はそれなりにある」とのことですが、

「それでも修練はできるし、もっともっと動きが良くなる」
とのお言葉をいただきました。

私自身はまだまだ未熟なためどこまでできるかわかりませんが、
少なくとも練気武颯拳の修練には、

このケガを乗り越えるだけのも内容が十分にあることが、
茂呂師範を見ていると確信できます。

それに、私自身がこのケガを乗り越えた時には、
今よりも多くの人の役に立てると感じています。

これから先、短期的には様々な不便がありそうですが、
長期的には希望をもって修練(リハビリ)に励みます。

なお最後になりましたが、
同じようにケガに苦しむ方が、
1日でも早く良くなりますように祈っております。

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2010.10.13修練日誌(続き)


10月13日の武颯塾大阪支部修練の続きです。

練気武颯拳

今月のテーマの「寝技」に沿って、
今回はガードポジションからの返しを修練しました。

といってもまずは寝た状態で身体の中の水を動かすという、
見た目には非常に地味な修練から入りました。

二人一組になり片方が仰向けに寝ます。
そして、もう片方が寝ている相手の肩を下から持ち上げます。

この持ち上げられた肩を、
脱力して身体の水を集めることで非常に重たいものとするのです。

今回の修練は、
この「肩に水を集める」ということが大基本になっていました。

ということで、頭を上げた状態から下しながらだったり、
膝を立てた状態から倒しながらだったりと、

少しずつ形を変えて、
「身体中のより多くの水が集まる」
ように修練しました。

この修練をしていると、肩を持ち上げられるときに、
自分の体が足先までつながっていることを感じられます。

すると、

「肩だけを持ち上げようとしても、
こんなに大きなものを動かせるわけがない」

ということがはっきりと理解できます。

修練後、師範にそう感じたことを伝えると、

「修練が進めば、
持ち上げようとしている相手さえも自分自身だということが、
本当の意味で理解できるようになるよ。」

ということをご教示いただきました。

その後の修練は、

肩に集めていた水を座った相手に流して転がしたり、
ガードポジションから脚に流すことで相手を返したり、
あるいは腕十字に持っていったりしました。

今回の修練では、
自分自身の体全体を意識できたことが収穫でした。

そしてその次には、

「相手も自分である」

ということを正味感得する修練があることも教えて頂きました。

やっぱり修練は楽しいですね音譜

P.S.

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痛いけれど、なんか笑える


修練日誌が途中ですが、
ちょっとした出来事が続いたので、
今日はそれを書きます。

とりあえず昨日、
膝をねじってしまいました。

身体を緩めようとして、
気持ちまで緩んでしまったようです。

修練が足りてないということでしょう。

お医者さんによると、
「前十字靭帯損傷」「内側側副靭帯損傷」
だろうとのこと。

確定診断は、
木曜日のMRI画像によって下すそうです。

パンパンに腫れた膝から血が抜かれるのは、
気分のいいものではないですね。

昨晩は痛みでほとんど眠れませんでした。
痛くない姿勢は他の所に負担が大きいのです。

人の体というのは、
微妙なバランスの上に成り立っているのですね。

…とまあ、痛いことは痛いのですが、
そこになんとなく可笑しさを感じてもいて、不思議な気分です。

私事ばかりで大変恐縮ですが、

つい先月は、帯状疱疹で痛かったですし、
先々月は歯茎がひどく腫れて眠れませんでした。

15年以上使っていたお気に入りの茶碗は割れてしまうし、
ここのところ立て続けにいろいろある感じです。

自分自身の中でマイナス(と思われる)面に、
意識の焦点が当たっているのかもしれません。

ただ、良いことも沢山あるのです。

新しい身体の感覚に気づいたり、
今までの自分のパラダイムを発見したり、
素晴らしいブログに出会えたり…。

最近では、とても身近な人が修練会に参加してくれるようになりました。
しかも、友達にも声を掛けてくれたとのこと。

これには感激して涙目になりました(笑)

そんな感じで、なんかこう、アップダウンが激しいなと。

ってなことをつらつらと考えていると、
痛みの中に可笑しさがこみ上げてくるんですね。

修練は早く始めたいのですが、
まあ、のんびりと治すことにします。

P.S.

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2011.10.13修練日誌

10月13日の武颯塾大阪支部における修練内容は以下の通りでした。

陳式太極拳老架式

もう一度基本的な注意事項を確認し、
自分勝手な動きを消していくために、
套路を最初からチェックしていただきました。

直立歩⇒予備式⇒起勢⇒金剛搗碓

直立歩から予備式においては、
右脚の踏みで左脚が外に開かれることがポイントです。

自分勝手に左脚を動かすのではなく、
脱力し切った状態で右脚から伝わる勁によって動かされます。

予備式では、股関節の開閉により腕を動かすのですが、
腕を動かすための予備動作をしないように注意されました。

起勢における腕の上げ下げは、
今回最も厳密に教えていただきました。

脚の踏みによって地面から勁を伝えて腕を上げるのですが、
注意していても手先から動こうとしてしまいます。

そうではなく、落下する力で肘が回転しながら滑ることで、
地面からの勁が手先(この場合は手根部)に伝わって手が上がるのです。

続いて下げですが、掌が上を向いて肩の高さまで上がった状態で、
今度は掌を下向きに返します。

この時も、手先から返すのではなく、
落下する力で肘が回転することで掌が返るのです。

人差し指を中心にして肘が下から外を向くように回転する、
そのための肩・胸の脱力感に乗ることで、腕が下がります。

ここから金剛搗碓へ入ります。

右股関節を開きながら左脚重心になります。
それに伴って、両手は右回りの平円を描きます。

そこから今度は右脚に重心を移します。
右脚に乗り切ることで、地面からの力が両腕に弧を描かせます。

右足重心で、臍も最大限右を向いた状態から、
さらに右を向こうとすると、左脚がポンと外側へ放り出されます。

右脚・右腰が限界までねじれることで、
逆に戻ろうとする力が左脚を放り出すのです。

そこでしっかりと右股関節を緩めて腰を沈めながら、
左脚へと重心を移していきます。

この重心移動の力で、両腕が前方に放り出されます。
このときも臍の向きを意識することで、纏糸勁が働きます。

完全に両腕を放り出したら、右股関節を開きます。
すると、左脚が地面を踏み、両腕が手前に戻ってきます。

と、ここまでが今回の太極拳修練の内容でした。
練気武颯拳については次回に。

(以下、次回へ右矢印

P.S.

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刺激と反応の間にある「選択の自由」

いよいよ第1の習慣、
「主体性を発揮する」に突入です!

「主体性」、よく聞く言葉ですよね。
「もっと主体性を持って仕事をしなさい!」
なんて言われた事ないですか?

まあ、言わんとすることはなんとなくわかるのですが、
多くの場合、「積極性」と同義で使われているような気がします。

そんな「主体性」について、
この本では以下のように定義しています。

「刺激と反応の間にある選択の自由」

…どういうことでしょう?
言葉が難しいですね。

例えば、今、雨が降っているとしましょう。
想像してみてください。

どんな気分ですか?
なんとなくどんよりした、重たい気分になりませんか?

では逆に、快晴で抜けるような青空が広がっているとしたら?
イメージしてみましょう。

なんとなく清々しい気分になったのではないですか?

これは、雨空という「刺激」に対して、
どんよりした気分という「反応」を、

青空という「刺激」に対して、
清々しい気分という「反応」をしているわけです。

ですが本来、天気に良いも悪いもあるわけでなく、
気分との直接の因果関係はありません。

過去の記憶や経験をもとに意味づけをして良し悪しの判断をし、
勝手に気分を良くしたり悪くしたりしているのです。

そしてそれを繰り返した結果、天気という「刺激」により、
気分という「反応」があらわれるよう条件付けられる。

このような、
「ある特定の刺激に対して特定の反応が条件付けられる」
という考え方を、

「刺激と反応のモデル」

といいます。
いわゆる「条件反射」というやつですね。

この「条件反射」は、
私たちの生活のあらゆる場面で見ることができます。

自覚できるものと、
当たり前になりすぎて気づけないもの。

自分の実体験から身についたものと、
メディアなどから繰り返される情報で身に付けさせられたもの。

生きていく上で必要なものと、
日常生活に支障をきたすような厄介なもの。

本当にたくさんあるのですが、「条件反射」である限り、
いずれも「刺激」「反応」を決めているのです。

「特定の刺激」に対して「特定の反応」をする、
というか、してしまう。

この状態を、「主体性がない」「反応的である」
とこの本では言っています。

その逆に、「刺激と反応の間に選択の自由をもつ」
つまり「刺激に対する反応を自分で選択する」ことを、

「主体性がある」

と言っているのです。

そして本来、
人には主体性が備わっているため、

「刺激」に対する「反応」を、
「選択している自分」がいるはずなのです。

この「選択している自分」に気づき、
そこに意識の焦点を当てることが、

「主体性を発揮する」

ために最も必要なことなのです。

このことは、練気武颯拳という武術修練の中で、
私が目指していることでもあります。

それを理解しやすい言葉で再認識させてくれたこの本に、
心から感謝しています。

P.S.

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2011.10.6修練日誌(続き)

10月6日の武颯塾大阪支部における修練内容の続きです。

練気武颯拳

今月のテーマは「寝技」です。

まずはウォーミングアップ代わりに、
仰向けに寝た状態から単独で打突や蹴りを放つ修練をしました。

次に、二人一組になって、
片方が仰向けに寝て、もう片方が馬乗りになります。

この状態から、寝ている側が肘打ちをしました。
まずは当たらないように気を付けながらひたすら連打!!

次は、肘を両手で押さえられたところから、
重みを使って打ち出します。

そして最後は、馬乗りの相手との打ち合いです。
マスボクシングをグラウンドでやる感じですね。

そしてここから、
「武颯拳」らしい寝技の修練へと進みました。

まずは「寝養体」のチェックからです。

膝を立てて後ろに手をついて座った状態で、
肩口を横から押してもらいます。

動かなければ、押される側の手足を浮かせて押してもらいます。
ここまでは普段修練していればそんなに難しくはありません。

次に押される側と反対の手足を浮かせました。
これは随分と不安定になりました。

相手に近い側の手足とお尻で地面を支えるのですが、
むしろ両手を浮かせて、片足とお尻で支えた方がやりやすかったです。

「寝養体」の最後は両手足を浮かせた状態で押してもらいます。
これは修練中には感覚が取れずにクルクルと回ってしまいました。

これはしっかりと修練しなくてはなりません!!

次はこの「寝養体」横押しの修練を変形させて、
押される力を利用して相手の上に乗ってしまう動きを修練しました。

相手の力を途切れさせることなく使い、
相手が作り出した流れに乗ってポジションを入れ替えるのです。

「流れを切らないで動く」というのは、
武颯拳においてとても重要なポイントの一つです。

他にも、馬乗りになられた状態からポジションを入れ替えて足を取ったり、
合気道で言う起座の状態から相手を転がして上を取るような修練をしました。

割合スッとできるものもあれば、
ほとんど掛かっていないものもあったのですが、

いずれも、「流れを切らないで動く」
という感覚を身に付けるための修練だったように思いました。

私自身の問題点は以下の通りです。

・動きに慣れていないため、重みや合成重心の感覚が薄い
・硬い床に対して脱力して転がることができていない

次回はこれらに注意しながら修練したいです。

以上、2011.10.6修練日誌でした。

P.S.

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2011.10.6修練日誌

10月6日の武颯塾大阪支部における修練は以下の通りでした。

陳式太極拳老架式

「小禽打」という技法を修練しました。

左脚前で右拳を前に突き出した「逆突き」の状態から、
腕の力を抜いて左脚に完全に乗り切ります。
その時、重心移動の結果として右脚が左脚の傍に寄せられます。

次に、左脚の重心を右脚へ踏み替えます。
この右脚の踏みが、「勁」として両手に伝わることで、
手が体の前に上がってきます。

最後に、左脚から前に移動しながら、
「勁」の通った右手の指で突く動作をします。

チェックポイントは大きく分けると、

・右脚の踏み替えによる「勁」が両手先まで伝わっているか

・移動しながら突き出す際に「勁」が途切れてしまっていないか

の2点です。

ただし昨日の修練では、
「勁」を手先まで伝えるための「肘」の使い方を重点的にやったため、
それだけでかなりの時間を使いました。

茂呂師範からは、

「勁功をしっかりとやりこまないと、その先の気功・意功には進めない。」

「地面からの力を感じるよう、意識を向けて修練しなさい。」

とのお言葉をいただきました。

私自身が茂呂師範の技を受けて実感したことは、
やはり「末端は最後に動く」ということでした。

「勁」がしっかりと伝わることで、
手先は「勁」に動かされるのです。

今まで何度も言われていたことですが、
改めて意識しなおす必要を感じました。

練気武颯拳の修練については改めて書くことにします。

(以下、次回へ右矢印

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2011.9.25修練日誌


9月25日の日曜日、
武颯塾大阪支部にて月例の集中修練がありました。

茂呂師範に東京よりお越しいただき、
午前10時から午後5時までみっちりと稽古をつけて頂きました。

午前の部は、「練気柔真法」という、
武術のエッセンスを抽出した身体運動の基礎を修練しました。

基礎とは書きましたが、今回取り上げた動きは

「脚を前後に開いてしっかり立っている相手を人差し指だけで押して動かす」

というとても基礎とは思えないものでした(笑)

最初はやはり難しく、
人差し指が曲がったりして痛かったのですが、

午前中の修練が終わるころには、
多くの修練性ができるようになっていました。

こういう状態を師範曰く、
「今だけ達人」と呼ぶそうです。

なんてピッタリビックリマークなネーミングでしょう。

私も翌日に同じことをしてみたら、
かなり違った感じになっていました。

午後の部の前半は「練気武颯拳」の時間です。

今月のテーマである「投げ」の修練を、
合気道的な「天地投げ」「四方投げ」「小手返し」などの形で修練しました。

とはいえそこは「練気武颯拳」
ただ形が出来れば良いというわけではありません。

事前に打突の修練をすることで間合いの感覚を養い、
さらに相手に一定の圧をかけながらまとわりついて動く修練により、
「合成重心」の感覚をつかんでいきました。

それらの感覚を十分に感じたうえで、
「脱力」して「合成重心を動かす」ことで相手を投げるのです。

私個人的には、
相手の突きに対して何気なく身体を寄せる師範の動きが、
大変興味深く、また難しいと感じました。

最後の修練となる午後の部後半は、「練気杖術」でした。

まずは基本形を何本か振った後、
杖先へ「重み」を流す修練へと移りました。

まずは相手に杖先を持ってもらい、
そこに向かって重みを流します。

見た目では杖はほとんど動かないのですが、
持っている相手は後ろに動かされてしまいます。

杖という物体を押し付けるのではなく、
杖を介して「力の流れ」を伝達するのが目的です。

それがある程度できるようになると、
今度は相手の持った杖に対してこちらの杖から重みを伝えます。

そしてさらに、
杖で相手を崩す修練へと進みました。

私自身の最近のテーマとして、
「相手の重心を揺らす」ということを修練しているのですが、

今回の杖の修練中に、
「自分の杖と相手の杖を介して相手の重心を揺らす」
という経験が何度かできました。

これも残念ながら「今だけ達人」みたいなものですが、
感覚が残っているうちになんとかものにしたいと思っています。

今回の集中修練は初参加の人が1名と、
名古屋支部からの参加が2名ということで、
普段組まない相手と修練することができました。

おかげさまで、
普段気付かない自分の癖や力みに気づかせて頂きました。

この場を借りてお礼申し上げます音譜

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