9月15日の武颯塾大阪支部における修練内容は以下の通りです。
陳式太極拳老架式
「前招~後招~野馬分鬃(のまぶんそう)」
前招~後招については、前回の復習でした。
前招で左手を上げて右手を下げたところから、
右に90度反転しながら左手を下げて右手を上げる、
というのが以前教わった後招の形でした。
それが進んで前回より、
左手は平仮名の「の」を書くように、
右手は「の」の左右対称形を書くように動くよう教わりました。
そしてこの後招の動きで、
手首を掴まれたところから投げる用法を修練しました。
さらに今回は後招から野間分鬃について、
入り方から終末動作の勁の通し方までを教わりました。
まずは後招の終末動作で上がっている右腕(肘)を外側に開く動作で背中を開きます。
この結果として左手にも勁が通り、さらに重くなります。
そこから右回転で両腕が180度くらい回り、
ボールを抱えたような格好になります。
この時、後招の終末動作からは45度ほど右を向き、
右脚も完全に虚の状態になります。
そこから右脚を右斜め前に振出し、
左脚の重心を丁寧に進めていくことで右肩~右腕と伸びていきます。
そしてさらに肘の抜きを使いながら右腕~右手へと勁を伝えます。
左手は上から右手と行き違うように左腰に向かって下りていきます。
そのまま右脚に乗って右手が伸びると、掌は上を向いて撃ち出されます。
そこで地面からの反力と右肩・胸の脱力により、
今度は掌が前を向いた形で右手が撃ち出されます。
体の中の水が揺れて、「行って戻ってまた行く」という感じでしょうか。
以上が私が覚えている範囲での茂呂師範からの注意点でした。
練気武颯拳の修練についてはあらためて書くことにします。