脱力を日常に活かす

こんにちは、ワタルです。

今回は、

「脱力を日常に活かす」

ということをテーマに書いていきます。

武颯塾の修練においてまず求められる「脱力」

修練を続けていると、
合理的な身体運動にはそれが必要不可欠だと分かってきます。

ですが力を抜くことの効用は、
何も運動面に限ったことではありません。

武術の修練がただ身体を強くするというだけでは、
あまりにもったいない話です。

そこで、脱力の心理的な側面に対する効用について、
じっくりと考えてみましょう。

「日常生活における心理的な問題」

と聞いて、
まず何が思い浮かびますか?

例えば面接、テスト、プレゼンテーションといった、
スポット的なものもありますよね。

ですが日々の生活において常に起こりうる問題と言えば、
やっぱり「人間関係」ではないでしょうか。

職場、学校、地域、場合によっては家庭においても、
ある程度の人が集まれば必ず、

「苦手な人」

っていますよね?

それは自分自身がその人のことを好きになれない、
ということもあれば、

自分が好かれていない、
と相手の態度から分かる場合もあります。

そういった「苦手な人」に対して、
どのような接し方をすれば、
円滑な関係を築けるのでしょうか。

もちろん「嫌なものは嫌」といって距離を置くのも、
一つの方法ではあります。

けれども人間関係で悩む場合、
何らかの理由でそれができないことがほとんどですよね。

「苦手なんだけど、頻繁にかかわる必要がある」
から、ストレスが溜まるし悩むわけです。

つまり、

「嫌なものは嫌」

と言い続けても、
状況は改善しないのです。

では、一体どうすればいいのでしょうか?

(以下、次回へ右矢印

P.S.

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「位置感覚」を鍛える

こんにちは、ワタルです。

今日は「位置感覚」をテーマに書いていきます。

これは最近の脱力修練において、
私が重要だと感じるものの一つです。

一言でいえば、

「どこに向かって力を加えるのか」

ということ。

この感覚が正確であればあるほど、
狙ったところに大きな力を発揮することができます。

逆にこれがあいまいな場合は、
頑張っている割に大した力が出ないということになります。

あなたの周りにもいませんか?

細かったり小柄だったりするのに、
見た目以上に力の強い人が。

あるいは逆に筋肉がたくさんついている割には、
意外と弱く感じる人が。

こういった現象を説明する指標の一つとして、

「位置感覚の明確さ」

があると考えます。

パンチを例にとってみましょうか。

軽量級のボクサーの多くは、
一般的な人よりも細くて小柄ですよね。

相当に鍛えているとはいえ、
筋肉量だけを見るとそんなに多くはないです。

ですがボクサーのパンチには、
一般の人のそれとはまったく違う威力がありますよね。

それはもちろん拳の速度が違うからだとも言えますが、
それだけではありません。

腕を素早く動かすだけなら、
腕の力を抜いたまま腰を切ればいい。

おそらく普通の人でも、
それなりに早いパンチを打つことはできます。

ですがそれだと、「威力」はでません。

せっかく腕の力を抜いて拳を素早く打ち出しても、
対象に当たるときに力んでしまうから。

力むことで、
自分でパンチを止めてしまうのです。

では力まずにそのままパンチを打てばいいのか?
というとそうでもありませんよね。

一般の人がサンドバッグをたたくと、
手首を痛めることがよくあります。

手首が「グニュッ」と曲がってしまうわけですね。

つまり、「力む」とパンチを止めてしまうし、
「抜く」と自分の手首を痛めてしまう。

このアンビバレンツな状況を打開するのが、

「位置感覚」

なのです。

この場合だと、
主に「拳の位置感覚」を鍛えればいいのです。

自分の感覚として、

「ここに拳がある」

ということがハッキリと分かるほど、
そこに威力を載せることが怖くなくなります。

なぜなら威力そのものが、
自分の拳を支えてくれるから。

ですが拳の位置感覚がないままパンチを打つと、
威力の方向がずれている為に、
余分な筋収縮で手首を護る必要があります。

その結果として、
自分でパンチの威力を減らしているのです。

つまり強いパンチを打つためには、

「拳を素早く打ち出すこと」

だけでなく、

「拳の位置感覚を鍛えること」

が必要だと言えます。

もしかすると「拳立て伏せ」というのは、
本来そのためのトレーニングなのかもしれませんね。

ここまではパンチを例にとって説明しましたが、
もちろんそれ以外にも応用はできます。

足の位置感覚がはっきりとすればするほど、
例えばサッカーの足技は上手くなるでしょうし、
それ以前に走ることが速くなりますよね。

手の位置感覚を鍛えれば、
ボールを投げたり打ったりするのにも効果があります。

なぜならほとんどの場合、
自分の手足の位置感覚が「あいまい」だから。

例えば気功のパフォーマンスや練習で、
指一本で人を動かすようなものがありますよね。

気功師の方はそれを当然、

「気の力です」

なんて言うわけですが、
別に気の力で無くても出来るのです。

自分の指先の位置感覚がハッキリとあって、
そこに向かって体重を載せることが出来さえすれば。

ただそのためには、
余計な筋収縮をやめていく必要があります。

筋収縮が多ければ多いほど、
それは感覚的なノイズになって、
位置感覚をあいまいにしてしまうから。

力を抜いて、
自分の感覚として明確に身体を認識する。

それが、

「位置感覚を鍛える」

ために必要なことなのです。

そして明確な位置感覚をつかむことが出来れば、
それを持っていない人に対しては大きなアドバンテージを得られます。

なぜなら普通は、

「どうやって力を出すか」

ということにしか意識が向いていないから。

そんな中で、

「どこに向かって力を出すか」

というトレーニングのもう一つの軸に気づけたら、
他とは差がついて当然ですよね。

そして武颯塾で行う脱力修練は、
この二つの命題の両方に取り組めるものです。

興味のある方は是非一度、
体験にお越しください♪

以上、

「位置感覚を鍛える」

でした。

P.S.

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太極拳において目指す身体の在り方が映像で

力を抜くとパフォーマンスが落ちるのか!?

こんにちは、ワタルです。

昨日の武颯拳の修練において、
ある人からこんな質問を受けました。

「脱力修練をすることで筋トレやランニングをやめると、
一時的にパフォーマンスが落ちるのは仕方ないことですか?」

力を抜く修練をしていると、
多くの人が同じ疑問を持つようです。

私自身も同じように考えたことがありました。

そこで今回の記事では、

「力を抜くとパフォーマンスが落ちるのか!?」

という疑問について、
分かる範囲で書いていきます。

まずは昨日の質問における、
「ランニング」と脱力との関係について整理しましょう。

ランニングの主な目的は、
「走る」という運動をより上手く行うことと、
心肺機能の向上により持久力をつけるということにあります。

脱力修練を正しく行えば、
走ること自体は上手くなりますが、
残念ながら持久力がつくとは言えません。

したがってランニングをやめてしまうと、
以前よりバテやすくなるのは仕方がないです。

競技としてのスポーツに取り組んでいる方であれば、
ランニングやそれに代わる形での心肺機能の維持は必須であり、
これを脱力修練で代替することは困難だと考えます。

※脱力修練をランニングに活かすことは当然可能です

続いて「筋トレ」と脱力修練との関係ですが、
「筋肉をそれぞれ個別に鍛える」という発想と脱力修練は、
基本的に相容れないものです。

それは以前の記事「身体のレバレッジを効かせる」で書いたように、
力を発揮するメカニズムが異なるからです。

もちろん負荷をかけた運動そのものに意味がないというのではなく、
あくまで別のメカニズムで動いているということを言いたいのです。

したがってメカニズムを入れ替えた人にとっては、
例えばダンベルを挙げることも脱力修練として成り立ちます。

ですがそうではないほとんどの人たちにとって、
筋トレは脱力修練を阻害するものになってしまうのです。

ただ、これまで筋力をベースとして動いてきた人については、
いきなり力を抜くように言われると、
思ったように身体を動かすことが出来なくなります。

ボールを蹴る、打つといったある目的に対して、
これまでは半ば自動的に行ってくれていた運動を、
一から見直そうというわけですから。

それが結果として、

「パフォーマンスが落ちた」

と感じさせるのでしょう。

しかし正しく脱力修練に取り組めば、
それが勘違いであることは、
少なくとも理屈の上では理解できるはずなのです。

それが難しく感じてしまうのは、

「力を抜く=フヌケになる」

という先入観が根強くあるから。

それは言い換えると、
「筋力」「意志」とがごちゃ混ぜになっているということ。

「筋力」をやめたからといって、
「意志」までやめる必要はないのです。

余計な「筋力」をやめて、
「意志」そのものが働いている状態。

この状態こそが、
純粋に「動く」ということなのです。

つまり、

「力を抜く=思い通りに動く」

のだと言えるのです。

(これを実感する方法としては、
例えば「指一本で人を動かす」といった、
「今までの感覚では出来そうにないこと」
が役に立ちます。)

このことが理解できると、

「力を抜くとパフォーマンスが上がる」

のは当然のことだと感じられるようになります。

なぜなら、
より思い通りに動けるようになるのですから。

もちろん修練の中では、
思い通りにいかないこともたくさんあります。

「筋力」「意志」を分けることも、
ある程度の時間と労力が必要でしょう。

ですが、これまで「筋トレ」に使っていたそれを、
思い切って脱力に振り向けてみればどうでしょうか。

もちろん理屈の上でも納得した上で。

今まで限界だと思っていたところが、
実はそうではないということに、
きっと気づけると思いますよ♪

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テコの原理を武術に活かす(動画と説明)

こんにちは、ワタルです。

今日は、

「テコの原理を武術に活かす」

ということについて書きます。

まずは、こちらの動画をご覧ください。

これは「拳鉄槌(けんてっつい)」という、
武颯拳の型の中にある動きの練習をしているところです。

動きを簡単に説明すると、

「しっかりと両足を前後に開いている相手が、
両手を重ねてお腹の前に置いて踏ん張っているところで、
その手の上に拳を載せた所から一気に下方に落とす」

ということになります。

よほどの体格差や筋力差がない限り、
普通の筋力運動では落とせないと思います。

そこで脱力による力である、

「勁力(けいりょく)」

を使うのです。

この「勁力」を使うことが出来れば、
今までの自分では考えられないような力が出せます。

女性が男性を投げるということも、
原理的には可能なのです。

ただそうはいっても耳慣れない言葉ですし、
どのような力なのかイメージしにくいと思います。

そこでここの所何度も書いている、

「テコの原理」

を使って勁力の説明をしたいと思います。

動画にも簡単なキャプションをいれていますが、
この動きの重要なポイントは、

「腕の力を抜いたままにしておく」

ということと、

「股関節を一気に開いて落とす」

ということの2点です。

ところがやってみると、
これは意外と難しいのです。

まず、どうしても腕に力が入ってしまう。

「拳で相手を落とすのだから、
腕に力を入れないと落ちるわけがない」

と思ってしまうのです。

さらには股関節を一気に落とすことができない。

股関節自体が自由に動くという、
「発想」を持つことが難しいから。

これらの問題がなぜ起きるのかというと、

「支点の位置を身体の中心側においているから」

だと言えます。

下の写真を見てください。
(クリックすると拡大されます)

脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-テコの原理(筋力)

支点を身体の中心である腰や股関節周りにおいて、
作用点を拳においています。

そして身体の前面の筋肉である腹筋や胸筋、
そして肩や腕の筋肉を力点として使用しているのです。

この写真の形で下向きに押そうとイメージすると、
肩や胸、お腹の筋肉が固くなりそうな気がしませんか?

これが原因で、
腕の力を抜けないのです。

また腰や股関節を支点として扱っているので、
股関節を自由に動かすことも難しくなります。

では、次の写真を見てみましょう。
(おなじくクリックで拡大されます)

脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-テコの原理(脱力)

この場合は、
支点を拳に設定しています。

注目してほしいのは、
作用点を相手の中心においていること。

そして自分の中心である腰や股関節周りを、
力点として動かしているのです。

支点は自分からは動かさないので、
腕に力を入れる必要はありません。

また腰や股関節周りは力点なので、
大きく動かすことができます。

もちろん最終的には相手が崩れて作用点が大きく動き、
なおかつ力点は現実的にはそこまで位置は変わらないので、
結果として支点である拳は下に落ちることになります。

ただそれはあくまで、

「股関節が動き、相手が崩れた結果として拳が落ちる」

ということなのです。

拳を落として相手を崩すという一般的なイメージとは、
全く逆の順序ですよね。

そこに働いているテコの原理も、
全然違う形になっています。

ですがこの「勁力」を理解して身に付けることで、
大きな力を出せるだけではなく、
身体に負担の少ない動き方ができるようになります。

スポーツをやっている人であればケガが減りますし、
そうでない人も肩コリや腰痛が楽になります。

そんな修練を、
一緒にやりませんか♪

※ここで説明している「勁力」については、
私が理解できている範囲でのものになります。
実際にはもっと奥深いものでありますので、
ここでの説明よりも踏み入った内容につきましては、
武颯塾大阪支部にて茂呂師範に伺って頂きたいです。

P.S.

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太極拳において目指す身

身体を上手く使えるイメージ図(全身版)

こんにちは、ワタルです。

今日は前回の「身体のレバレッジを効かせる」の続編として、

「身体を上手く使えるイメージ図(全身版)」

を提供します。

筋力運動と脱力による合理的運動における、
テコの仕組みの違いは前回記事でお分かり頂けたと思いますが、
改めて図で比べてみてください。

<筋力運動におけるテコのはたらき>
脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-筋力テコ

<脱力運動におけるテコのはたらき>
脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-脱力テコ

この二つの図は、
腕の動きをイメージしやすいように作ったものです。

おそらく合気道をされている方の中には、
こういう説明を受けられた方いらっしゃるでしょう。

もちろんこのイメージで腕を動かすだけでも、
普段とは違った動きができます。

ですがもちろん人の身体は腕だけではありませんよね。

というわけで今日は、
全身の運動をイメージするための図を作ってみました。

前回と同じく筋力運動と脱力運動の両方を作りましたので、
比べてみてください。

<筋力運動全身イメージ>
脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-筋力イメージ

<脱力運動全身イメージ>
脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-脱力イメージ

脱力運動のイメージ図におけるポイントは、
青丸の「力点」「シーソーの端っこ」だとイメージすること。

つまり、「楽に大きく動かす場所」だということです。

シーソーの端っこが身体の中心に集まっていると理解すれば、

「身体の中心から動く」

ということの意味が理解できますよね。

そして逆に手先や足先は「支点」なので、
自分勝手に動かしてはいけません。

勝手に動かすということは、
手先や足先を「作用点」として扱うことになります。

これではテコの形が変わってしまうので、
手先や足先に強い力を伝えることができません。

筋力を主体とした運動に戻ってしまうわけです。

そうならないためにもう一度ポイントをまとめておくと、

1.身体の中心がシーソーの端っこだとイメージする

2.手先や足先はシーソーの真ん中の台だとイメージする

3.作用点は対象となる物や人の重心

となります。

これがしっかりとイメージできるようになると、
身体の動きが大きく変わってきます。

ぜひ、お試しください♪

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身体のレバレッジを効かせる

こんにちは、ワタルです。

今日は、

「レバレッジ」

について書きます。

脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-シーソー

日本語でいうと「テコ」のことですね。

テコの原理というのはみなさんご存じですよね、
「支点・力点・作用点」のアレのことです。

一番イメージをしやすいのは、
「シーソー」ではないでしょうか。

長い棒の真ん中に支点があり、
その左右に人が乗りますよね。

同じ体重の人が乗っても、
真ん中に近いところに乗った人よりも、
端に乗った人の方が下がる。

あるいは体重の重い人が真ん中に乗ると、
端に乗った軽い人とつりあって動かない。

真ん中の支点からの距離の比が、
体重(=力)に乗算されるわけです。

少し違った形のテコとしては、
紙の裁断器が挙げられます。

この場合は支点が一番端にあり、
力点と支点の間に作用点があります。

形は違いますが、
支点から力点と作用点までのそれぞれの距離の比が、
力に乗算されます。

このようなテコの原理をどのように活用するか、
それが身体を合理的に扱うカギだと言えます。

一般的な筋力を主体とした運動においては、
以下のような形のテコが働いています。

脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-筋力テコ

形としては紙の裁断器において、
力点と作用点の位置を逆にしたものになります。

つまり、作用点にかかる重さの何倍もの力を加えなければ、
物体を動かすことはできない形なのです。

それに対して脱力による運動においては、
以下のようなテコを働かせます。

脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-脱力テコ

これはシーソーの真ん中近くに作用点を置いて、
反対側の端っこを動かす形のテコになります。

したがって、
作用点には加えた力以上の力が働きます。

「レバレッジ」

が効くわけですね。

このように脱力修練とはただ力を抜くだけではなく、
運動の仕組みそのものを変えていくものなのです。

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姿勢を整えることのメンタル効果

こんにちは、ワタルです。

今日は、

「姿勢を整えることのメンタル効果」

について書きます。

悪い姿勢が様々な悪影響を及ぼすことは、
このブログを読んでいる方はみなさんご存知でしょう。

少し例を挙げましょうか。

・肩コリ

・腰痛

・ひざの痛み

・首のコリ

・頭が重い

・身体がだるい

こういった身体についての影響は、
頭で考えても納得がいくものですよね。

しかし、姿勢が次のような症状の原因だと言われれば、
どのように感じるでしょうか?

・自分に自信がない

・なんとなく不安を感じる

・人と会うと疲れる

・人ごみが苦手

・集中力がない

こういったメンタルの問題と姿勢が、
「直接的に」関係していると思っている人は、
意外と少ないのではないでしょうか。

というわけで試してみましょう。

姿勢を整える前後で、
同じ物事に対する感じ方の変化をみていきます。

というわけでまずは、
3日以内に起こった嫌な出来事を思い出してください。

気が進まないとは思いますがw

思い出しましたか?

ではその嫌な出来事をイメージしながら、
自分の身体に意識を向けてみましょう。

どんな感じがしますか?

例えばお腹のあたり。

重さはどう感じますか?

何か固いものを感じる人もいるかもしれませんね。

あるいは色はどうでしょうか?

さらには温度も感じてみましょう。

感じる場所も変えてみてください。

胸はどう感じますか?

同じように重さや固さ、
色や温度について感じてみてください。

他にも身体の気になる部分に意識を向けて、
そこがどのように反応しているのかを感じてください。

それが感じられたら、
一度身体をゆすって感覚をリセットしましょう。

では次に、
首の力を抜いてゆっくりと頭を後ろに倒してください。

座っている姿勢でも立っている姿勢でも、
どちらでも構いません。

そこから、
首を真上に伸ばしてみましょう。

これ以上ないというくらいに、
まっすぐ上に伸ばしてみるのです。
(首を痛めている人は無理をしないでくださいね。)

おへそのあたりが上に引き上げられる感じや、
腰のあたりが軽くなった感覚がでると、
ちゃんと伸びたと思ってもらって結構です。

近くに鏡がある人は、
自分の姿を確認してみましょう。

普段の自分とは違う、
本当に「まっすぐ」な姿が映っているのではないでしょうか。

もしそうでない人は、
頭の上から紐で引っ張られたように、
とにかく厳密に姿勢を「まっすぐ」にしてみて下さい。

おそらく、というか普通の人はほぼ確実に、
日頃そのような姿勢を取ることはありません。

ですから身体のいろいろな場所に、
大きな違和感を感じると思います。

ですがここはとりあえず、
姿勢の良し悪しで自分の感じ方が変わるということを、
身体で感じてもらいので何とかついてきてください。

それでは「まっすぐ」な姿勢が取れたら、
先ほどと同じように嫌な出来事を思い出してみてください。

そして、お腹や胸、のどなどの、
気になる部分を感じてみてください。

先ほどと比べてどのように感じますか?

重さ、固さ、色、温度。

それぞれ、何がしかの変化があったと思います。

重さが軽くなったり、
固さがほぐれていたり。

この変化こそが、

「姿勢を整えることのメンタル効果」

なのです。

途中でも書きましたが、
厳密にまっすぐな姿勢で居続けることは、
普段の生活ではほぼ無理です。

また、筋力を使って無理やり姿勢を維持し続けると、
腰や背中を痛める可能性もあります。

ですから本来は、
誰かのサポートを受けながら、

「正しい姿勢になる方法」

を学んでいくわけです。

ですが短い時間であれば、
身体に負担をかけることなく、
正しい姿勢に近い状態はつくれます。

そしてその時の姿勢の変化に応じて、
確実にメンタルも変わるのです。

私自身で最近実験してみたのですが、
電車の中で15分間正しい姿勢を続けると、
半日くらいはメンタルが整った感覚が続きます。

言葉にするとありきたりですが、
クリアーな、透き通った感覚が続くのです。

ですから、

「最近、いろいろと上手くいかないなぁ」

という気持ちで悶々としている時には、
ぜひとも姿勢を整えてほしいのです。

やってみると長く感じると思いますが、
とにかく15分間続けてみてください。

きっとそのあとの変化に驚くことになりますよ♪

ただし、繰り返しになりますが、
腰や背中を無意識に反らせてしまう場合があるので、
無理はしないでくださいね。

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手首と足首の「発見」

こんにちは、ワタルです。

先日の武颯塾大阪支部集中修練において、
大きな気づきがあったのでここに書きたいと思います。

それは、

手首と足首を「発見」したということ。

このように書くと、

「何を言っているのかわからない」

と言われそうですが、
それでも「発見」としか言いようがない感じなのです。

もちろん今までだって、
自分に手首や足首がついていることは知っていましたw

手首や足首が関係する様々な運動も、
取り立てて不自由なく行ってきたつもりです。

けれどもそれは、
本当の意味で手首や足首を動かしてはいなかったのです。

というわけで、
手首や足首を動かしてみてください。

上下左右に動かす、
あるいは回してみましょう。

ちゃんと動きましたか?

これまでの私がそうだったように、
おそらく多くの人が、

「手や足を動かすことで手首を動かした」

のではないでしょうか?

そうではなく、
手首や足首そのものを動かしてほしいのです。

これはやってみると、
意外と難しいことに気づくはずです。

手や足の運動感覚はとても強いので、
その近くにある手首や足首自体の運動感覚は、
相対的に弱くなってしまうからです。

ですが意識して手首や足首を動かせるようになると、
手や足の運動が格段にうまくなります。

たとえばお年を重ねた方が、

「ビンのフタを開けづらい」

とおっしゃることがよくありますよね。

でも、手首をちゃんと意識できるようになると、
必ず今までよりも楽に開けられるようになります。

もちろん武術においても、
投げや打突の感覚が大きく変わってきます。

足首に意識を向けられれば、
そもそもの立っている感覚自体が大きく変わります。

腰や膝への負担が減り、
楽に立てるようになります。

私自身、今まで変な立ち方をしていたのだと、
改めて実感しているところです。

残念ながら「発見」したばかりなので、
当たり前に意識できている状態ではありませんが。

ただ、毎日の生活の中で意識することで、
自分の修練が大きく進むという期待感はあります。

そしてこの「発見」を、
出来る限り多くの人に伝えたいと思っています。

そのための具体的なアプローチを今、
試行錯誤しながら考えているところです。

題して、

「ペットボトルのフタが楽に開く手首の使い方」

とかw

タイトルはともかく、
楽しみにしていてください♪

P.S.

もっと多くの方に来て頂いて、
より幅広く学べる環境。

さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。

武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。

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ぜひ、ご連絡ください。

修練参加でも、質問でも何でも結構です。

ピンとくるものがあれば、
遠慮なくメールをください。

musou-tensei@eurus.dti.ne.jp

楽しみにしております!!

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太極拳において目指す身体の在り方が映像で見られます。

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姿勢と気持ち(H25.5.26集中修練)

こんにちは、ワタルです。

先日、5月26日は武颯塾大阪支部集中修練の日。

$脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-集中修練写真

女性が2名参加したこともあり、
いつもとは少し違った切り口での修練となりました。

その切り口が、

「姿勢と気持ち」

というもの。

「心身一如」という言葉があるように、
気持ちと身体は連動しています。

気持ちが変われば身体も変わるし、
逆に身体が変われば気持ちも変わる。

ですが普段生活している中で、
そのことをはっきりと実感することはあまりありません。

そこで修練においては、

「立っている状態で横から押される」

という形を使って、
姿勢と気持ちの関係について学びました。

これは二人組になって行う「養体修練」の一つなので、
普段修練しているメンバーはそう簡単には動かされません。

ですがあえて動かされたりしながら、
動かされる時と動かされない時の変化に意識を向けたのです。

すると身体が動かされる時というのは、
必ず先に気持ちが動いているということに気づきます。

気持ちが動くから、身体が動く。

「だったら気持ちさえ動かされなければいい」

となりそうですが、
そう簡単にはいきません。

人の気持ちというのは、
本人が思っている以上に簡単に動かされてしまうのです。

そこで、
今度は身体からアプローチをします。

普通に立っている状態で横から押された後、
今度は師範の手を借りて姿勢を矯正し、
再び横から押されます。

普通の姿勢と正しい姿勢で押された時の、
それぞれの感覚の違い。

そしてなにより気持ちの違いに、
注意して意識を向けました。

やってみると分かるのですが、
ただ姿勢を整えるだけで、
気持ちが大きく変わるのです。

「押されたら嫌だな」

「動かされたらどうしよう」

という気持ちが、
不思議と薄れてくるのです。

「身体を変えることが、気持ちを変ていく」

このことが、
武颯塾で修練する大きな意義だと思います。

茂呂師範も普段おっしゃるのですが、
日常で人を殴ることなんてありません。

ですが武術の修練をすることで、
普段の気の持ちようが変わるのです。

今回女性が参加してくれたおかげで、
私も改めて修練の意義を感じることが出来ました。

次回6月の集中修練は30日の第五日曜日です。

心と身体のことに興味をお持ちの皆様のご参加を、
お待ち申し上げております。

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自然にバランスを取る身体になる

こんにちは、ワタルです。

最近の修練テーマの一つが、

「自然にバランスを取る身体になる」

というものです。

$脱力~Reset Style(リセットスタイル)~-やじろべえ

武颯拳においては「養体(ようたい)」といって、
様々な姿勢において身体の安定度をチェックする修練があります。

押されたり、引っ張られたり、持ち上げられたり。

そういった外からの種々の刺激に対して、
どれだけリラックスしていられるかが、
養体の出来不出来の判断材料となります。

また、外圧を受けた時の意識や感覚の変化を認識することも、
この修練の大きな目的です。

傍目にはおそらくとても地味に映る修練ですが、
武颯拳の根幹をなす最重要修練と言っても過言ではありません。

修練をやりこんでいくにつれて、
その地味さの中に実は様々なドラマが展開していることに気づき、
より面白さがわかっていく修練でもあります。

ただこの修練の難しいところは、

「動かされなければそれで良い」

という落とし穴にハマりやすい点にあります。

例えば腕を上に持ち上げられるチェックにおいては、
広背筋を締めることでも腕は上がらなくなります。

しかしそれでは本来の意味での「養体」にはならないのです。

広背筋をはじめとした伸筋群を収縮させることでも、
目的とする方向に大きな力を出すことは可能です。

ですがそれはあくまで、

「個人の力」

でしかありません。

武颯拳において目指すべき、

「自然と調和した力」

とは全く別物なのです。

そこでまずは、
相手の力を感じて受け入れるところから始めます。

腕を持ち上げられるチェックにおいては、
一度しっかりと持ち上げられることが大切なのです。

その際に相手がどのように持ち上げているのかを、
自分の身体を通して詳細に観察します。

腕を持ち上げられている時に、
身体のどこがどのように動いているのか。

「腕が上がるとはどういうことなのか?」

という点について、
出来るだけ詳しく知りたいのです。

それが理解できるにつれて、
同じように腕を持ち上げられたとしても、

「重心を崩された」場合と、
「重心が安定している」場合があることに気づきます。

この、

「動かされているけど重心が安定している」

という状態が、

「バランスが取れている」

状態だと言えるのです。

もちろん養体修練としては、
相手の力で動かされたくはありません。

ですから次のステップとしては、

「バランスが取れて動かされない」

という状態を目指します。

ただそれだとどうしても、
「動かされない」という意識と筋力とが同時に働きやすい。

結果として、
筋力で耐えるという習慣から抜け出すことが難しいのです。

そこでまずは、
動かされるところから始めるのです。

なぜなら動かされた方が、

「バランスが取れた状態とはどういうものか?」

が感じやすいから。

この修練を繰り返していると、
ある感覚にいれば勝手に身体が楽な形を選ぶようになります。

それが、

「自然にバランスを取る身体になる」

ということなのです。

この身体になると、
武術の技も掛かるようになります。

相手の力とバランスを取りながら動くのですから、
当然といえば当然のことですよね。

もちろん整体や介護にも役に立ちます。

患者さんや利用者さんの身体の状態とバランスを取ることで、
その時々の状態に合った施術や介助ができるのです。

さらには様々なスポーツや芸事においても、
この「身体」でいることは必ず役立ちます。

武颯塾神戸修練会ではそんな、

「自然にバランスを取る身体になる」

ことを目指して、
日々修練をしています。

ぜひ一度、
体験に来てみてください。

きっと、
身体に対する認識が変わりますよ♪

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