Jリーグヴィッセル神戸のレアンドロ選手が、
左膝前十字靭帯損傷および半月板損傷という、
全治6カ月の大ケガを負ったらしい。
同じケガの先輩?としては、
そのツラさがよく分かる。
まず、2日くらいは痛くて眠れない。
膝に少しでも力がかかったら、激痛で目が覚めるから。
起きてる間も、歩くのがとても難しくなる。
膝にまっすぐ体重を乗せれば大丈夫なんだけど、
ほんの少しでも横にずれるだけで、
やはり激痛で身もだえする。
さらにツラいのは、前十字靭帯は完全に切れてしまうと、
自然治癒しないということ。
極端に血行が悪い場所なので。
だからスポーツ選手がこのケガをすると、
ほぼ確実に手術になる。
ちなみに私のように手術をしなかった場合でも、
日常生活や、普通に運動をすることはできる。
ただ、急激な方向転換を伴うバスケやサッカーといったスポーツを、
継続的に行うのは難しい。
プロのサッカー選手なら、手術するしかない。
手術は基本的に、自分の身体から靭帯や腱の一部を切り取って、
前十字靭帯の代わりとして移植する。
膝の前の靭帯や、太腿の裏にある筋肉の腱を使う。
だから、リハビリがホントにキツい。
手術をすることで、2ヶ所ケガしたようなものだから。
さらに、自然治癒しない場所ということは、
移植してもなかなか定着しない。
ただ動けずに月日だけが過ぎていく。
筋力はゴッソリ落ちる上、メンタル的にもキツい。
もちろんフィギュアスケートの高橋大輔さんのように、
復活して活躍する選手もいる。
でもそれ以上に、
パフォーマンスを落としてしまう選手がいることも確か。
前十字靭帯損傷とは、それくらい大変な事態なんだ。
レアンドロ選手のニュースを見て、
久しぶりに膝のケガについて考えさせられた。
同じケガの経験者として、
1日も早い復帰を祈っています。
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