一説には、脚は腕の3倍の筋力があるらしい。
多少乱暴に扱っても、
たいていの目的は達せられる。
だから、うまく使えるようになるのは難しい。
そこで、普通に力を入れただけでは、
到底できないような形で修練をする。
今回の修練では、しっかりと抱えられた脚を、
相手ごと左右に動かしている。
曲げたり伸ばしたりは筋力も出しやすいけど、
横方向に力を出すのは難しい。
そこで、股関節を脱力して、
足先、さらには相手のカラダまで、
正確に力を通すトレーニングを行う。
脚の使い方が上手くなると、
サッカーやセパタクローに役立つだけじゃない。
人が立って動く以上、
必ず脚と地面との間で力のやりとりが行われる。
立つ、歩く、走る、跳ぶ。
全ての動作において。
つまり、脚の使い方が上手くなると、
運動能力全般が底上げされるってこと。
ほぼ全てのスポーツにおいて、
パフォーマンスの向上が期待できる。
ただ最初に書いたように、
脚のトレーニングはただの筋トレになってしまいやすい。
ちゃんと相手がいる状況で、
お互いにチェックしながら行うことが、
他のトレーニング以上に大切だと思う。