こんにちは、ワタルです。
今日は、12月8日に難波の浪速スポーツセンターで行われた、
「武術で開く可能性の扉in大阪」
というタイトルの武颯塾のセミナーについてのレポートを書きます。
今回のセミナー参加者は32人。
消防関係の方や合気道経験者など、
本当に様々な人たちが参加してくれました。
年齢層も20代から80代までと幅広く、
さらに女性の参加者も12名いて、
「老若男女を問わず出来る」
という武颯塾の主旨にピッタリ。
とても和やかな雰囲気でセミナーは始まりました。
武颯塾のセミナーは基本的に二人組になって受ける、
動きの多いものです。
ですから普段10人程度で修練している身からすれば、
実際に始まってみると会場が少し狭く感じるくらいでした。
二人組を作って自己紹介をしあった後、
最初に行ったことは、
「横押し」
という、武颯塾の養体修練における、
基本的なものの一つでした。
やり方はとてもシンプルなものなのですが、
意識を向けるポイントを教えてもらうと、
途端に奥深い練習になります。
この練習を繰り返し行うことで、
自分や相手の「重心」に意識を向けるとはどういうことか、
身体の感覚として学ぶのです。
セミナーにおいても茂呂師範から様々な質問が繰り返され、
それに対して参加者が悪戦苦闘しながら回答するという形で、
気づいたら1時間近く(!!)もこの練習をしていました。
普段修練をしている立場からすると、
「かなり引っ張るなあ~」という印象も正直あったのです。
ですが、この練習にこれだけの時間を割いたからこそ、
その後の練習における参加者の理解度が格段に深まったことが、
横からみていても感じ取れました。
集中して師範の話しを聴いている参加者の雰囲気が、
場の空気として伝わってくるのです。
「横押し」から先のメニューとしては、
「後ろから組みついた相手を振りほどく」
という武術的な要素の強いものや、
「相手を支えながら歩く」
という介護的なもの、
さらには、
「親指で相手の肩を上から押す」
という整体的なものまで、
「力を抜いて力を出す」
という「脱力」の応用範囲の広さを示すものでした。
いずれの練習メニューにおいても、
普段なら出来ないようなことが簡単にできることに、
参加者が驚きながら楽しんでいるのが印象に残っています。
これは、最後の方に茂呂師範も言っていましたが、
「横押し」の練習を繰り返し行い、
「自分の身体に意識を向ける」
ことが出来るようになっていたから。
ですがこのような意識というのは、
普段の生活においては簡単に忘れてしまいます。
だからこそ日々の修練の必要があるのですが、
その為にもまずは「気づく」ことが大切なのです。
自分の身体に意識を向けることで、
動きや感覚がどのように変化するのか。
「脱力」という今までの習慣と違うことに取り組むのは、
必ずと言っていいほど抵抗感を感じるものです。
しかし、明らかな違いやメリットに気づけば、
その抵抗感を乗り越えて取り組むことができるでしょう。
そのためにも、
今回のようなセミナーは意義深いものだと思っています。
「武術」というものそれ自体を必要としている人は、
現代においては数少ないかもしれません。
ですが「整体」や「介護」であれば、
グッと身近に感じるのではないでしょうか。
さらには自分が「リラックス」して快適な生活を送ることは、
ほとんど全ての人が望んでいるはずです。
今回のセミナーにおいて、
参加者が見せてくれた真剣に楽しんでくれている様子。
それは、「脱力」が今本当に必要なものなのだと、
改めて感じさせてくれるものでした。
P.S.
もっと多くの方に来て頂いて、
より幅広く学べる環境。
さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。
武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。
このブログを読んで興味をお持ちでしたら、
ぜひ、ご連絡ください。
修練参加でも、質問でも何でも結構です。
ピンとくるものがあれば、
遠慮なくメールをください。
楽しみにしております!!
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太極拳において目指す身体の在り方が映像で見られます。
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P.S.
RESETSTYLEでは、
脱力を基本とする武術的身体トレーニングを行っています。
一般的な武道においてイメージされるような、
先輩後輩の上下関係は一切ありません。
ただただ合気や発勁を使えるようになるための、
身体コントロール技術を楽しく学ぶための場所です。
当然、直接殴ったり蹴ったりすることもなければ、
怖いと感じた動きを強制もしません。
ご自分の出来る範囲で、
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