こんにちは、ワタルです。
今日は、
「レバレッジ」
について書きます。
日本語でいうと「テコ」のことですね。
テコの原理というのはみなさんご存じですよね、
「支点・力点・作用点」のアレのことです。
一番イメージをしやすいのは、
「シーソー」ではないでしょうか。
長い棒の真ん中に支点があり、
その左右に人が乗りますよね。
同じ体重の人が乗っても、
真ん中に近いところに乗った人よりも、
端に乗った人の方が下がる。
あるいは体重の重い人が真ん中に乗ると、
端に乗った軽い人とつりあって動かない。
真ん中の支点からの距離の比が、
体重(=力)に乗算されるわけです。
少し違った形のテコとしては、
紙の裁断器が挙げられます。
この場合は支点が一番端にあり、
力点と支点の間に作用点があります。
形は違いますが、
支点から力点と作用点までのそれぞれの距離の比が、
力に乗算されます。
このようなテコの原理をどのように活用するか、
それが身体を合理的に扱うカギだと言えます。
一般的な筋力を主体とした運動においては、
以下のような形のテコが働いています。
形としては紙の裁断器において、
力点と作用点の位置を逆にしたものになります。
つまり、作用点にかかる重さの何倍もの力を加えなければ、
物体を動かすことはできない形なのです。
それに対して脱力による運動においては、
以下のようなテコを働かせます。
これはシーソーの真ん中近くに作用点を置いて、
反対側の端っこを動かす形のテコになります。
したがって、
作用点には加えた力以上の力が働きます。
「レバレッジ」
が効くわけですね。
このように脱力修練とはただ力を抜くだけではなく、
運動の仕組みそのものを変えていくものなのです。
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