身体に起きている事は、自分がしていること

身体に起きている事は、自分がしていること

こんにちは、ワタルです。

今日は、

「やめる」

ということについて書きます。

これは、
今の私たちの修練テーマです。

そしてこれを理解することが、
次のステップに進むための鍵となります。

今、自分が行っていること。

例えば立っていることや、
歩いていること。

これらを一度、
やめてみる。

立つという感覚、
歩くという感覚。

それがどういうものなのかが分かったら、
それ自体をやめてみるのです。

そうすることではじめて、
本当の意味で「力が抜ける」のです。

それは表面的な筋肉の力を抜くだけではなく、
もっと内側の力みを取り去るということ。

その為には、
今の自分の感覚そのものをやめる必要があります。

ですがここに、
脱力修練の難しさがあります。

何かをやめる為には、
それを行っているということを認識しなければいけません。

何かをしている自分を感じられるからこそ、
それをやめることができるのです。

したがって武颯拳の修練は、
どうしても地味な動きになります。

大きく派手な動きにおいては、
どうしても動きそのものに意識をとられてしまうから。

だからこそなんでもない動きを使って修練します。

例えば片腕を上げるといった動作。

この時の左右の感覚の違いを感じることで、

「腕を上げるために自分は何をしているのか?」

ということを認識する。

こういう自分にとって当たり前すぎることほど、
それを認識することが難しいのです。

だからこそ地味な動きの中で、
じっくり自分の身体と対話する。

身体の中で起きていること、
つまりそれは自分でしていることなのですが、
それをより明確に感じとる。

これが「やめる」ための前提となる修練であり、
「自分を客観視する」ことにもつながります。

冒頭に書いたとおり、私たちは現在、
このような修練に取り組んでいます。

実際に触れていただいた方には分かってもらえるのですが、
こんな地味な修練をすることが、
身体をうまく使えることにつながります。

さらに修練が進めば、
余計な思いや感情をやめることにも発展します。

私自身がこの段階にはいませんが、
そうなるだろうということは、
師範方を見ていれば理解できます。

脱力の可能性に触れてみたい方はぜひ一度、
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きっと、
今までにない感覚に出会えますから。

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脱力・練気武颯拳についての参考にコチラもどうぞ

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