こんにちは、ワタルです。
昨日は私が主催する武颯塾神戸修練会に、
体験希望の方が来てくれました。
彼は学生時代からバレーボールをしていて、
今でも週一回は続けているそうです。
体験に来た目的は、
「自分で緩めることの必要性」
を感じたから。
首や肩がコリやすく、
鍼灸治療も経験があるそうです。
ただ、それだけでは何か足りない。
人に緩めてもらうだけでは、
自分の肩こりは本当には改善しないのではないか。
そう考えていたときにHPを見て、
体験に来られたとのことです。
ですから彼は、
武術的なことに興味があるわけではありません。
自分の身体を自分で緩めるとはどういうことか、
力を抜くとはどういう感覚なのかを知りたいだけなのです。
そしてそういう目的の方に対しても、
私は同じ内容の修練を行います。
普段やっているように、
様々な状況から力を抜いて動くことを修練するのです。
ただ、そのときに説明する内容が変わります。
昨日は後半の部に空手をやっているHちゃん親子が来ましたが、
お二人に対しては武術的な説明を。
体験の彼に対しては、
「負荷をかけることが、
自分の状態を知る手掛かりになる」
という主旨の説明をします。
「脱力」というのはとても抽象的で、
一見すると何の役に立つのか分かりづらいです。
でもそれは裏を返せば、
適切な説明が出来れば何にでも役立つということ。
つまり私自身の理解が深まることで、
もっと多くの人に脱力を伝えられるのです。
そういう意味においては、
脱力について説明するという過程において、
私自身が学ばせてもらっているとも言えます。
「説明に対する相手の理解度が、
自分の理解度を知る手掛かりになる」
というわけですね。
このブログを読んでもらえれば分かるように、
私は説明が理屈っぽくなりがちです。
言語的な理解が得意な人には良いのですが、
感覚的な捉え方に長けている人には難しく感じるようです。
そういった相手の反応を見ることで、
「もう少し感覚的な説明を増やそう」
と考える。
それがすぐに上手くいくかどうかは分かりませんが、
その試行錯誤そのものが修練なのです。
このように修練会は、
来た人と私がお互いに学べる場所。
指導をしながら学んでいるという姿勢を忘れずに、
今後も続けていきたいと思います。
P.S.
もっと多くの方に来て頂いて、
より幅広く学べる環境。
さまざまな取り組みをされている人たちが、
「脱力」というキーワードで交流できる場所。
武颯塾大阪支部と神戸修練会を、
そんな場所にしていきたいと思っています。
このブログを読んで興味をお持ちでしたら、
ぜひ、ご連絡ください。
修練参加でも、質問でも何でも結構です。
ピンとくるものがあれば、
遠慮なくメールをください。
楽しみにしております!!
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