先週の土曜日から3日間、
武颯塾東京本部道場での合宿に参加してきました。
今回の修練におけるメインテーマは、
「身体の復元力を感じる」
というものでした。
例えば腕を押されたり捻じられたりしたときに、
身体はどう動きたいと言っているのか。
そんな「身体の声」に耳を傾ける。
もちろんずっと指導されていることなのですが、
あらためて集中的に修練したわけです。
そうやってよくよく身体の声を聴いてみると、
押されたり捻じられたりしたくはないはず。
それなのに自分の勝手な思い込みで、
動きをつくってしまう。
この、
「自分が勝手につくっているもの」
を認識して取り去ることこそ、
武颯塾における脱力修練の本質なのです。
そしてその結果としてあらわれる身体運動は、
「現在の延長線上に無いもの」
だということ。
このことを今回の合宿では、
師範から繰り返し指導していただきました。
・今やっている動作が上手くなれば…
・この感覚が研ぎ澄まされれば…
これらは何かに取り組んでいると必ず感じることだと思います。
もちろんそれが努力を続けるモチベーションになるので、
特に最初は絶対に必要なものではあります。
しかし脱力に取り組む場合、
ある時点からは逆に上達を妨げる働きをしてしまう。
ここが脱力修練の難しいところだと感じるのです。
「今の自分」が「こうなりたい」と思って努力をするにもかかわらず、
「今の自分」が身体に対して出している命令そのものが、
身体本来の動きを妨げているわけですから。
けれども「今の自分」が「ああしろ、こうしろ」と言っている限り、
身体本来の働きを引き出すことは出来ない。
どれだけ上手く命令を出し続けたとしても、
それは身体が本当にやりたいことにはならないのです。
だから、「今の自分」が命令を出すことを、
止める必要がある。
そうやって自分勝手な思い込みから、
身体を解放する必要があるのです。
そしてそのためには、
「師の教え」
が絶対に必要です。
なぜなら脱力修練は、
「現在の延長線上にないもの」
だから。
信頼できる師の教えに従って、
「今の自分」を一旦やめること。
これが今回の合宿で得た、
最大の学びだと感じています。
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