続々・「重心移動」について

続々・「重心移動」について

前回の記事で、
練気武颯拳で修練する重心移動とは、

「重心から移動すること」である、
と書きました。

では、どういった修練をすれば、
「重心から移動すること」が出来るようになるのでしょうか?

「重心から移動する」ためには、
「重力」と「抗力」を感知することが必要です。

ところが、「重力」も「抗力」も、
その存在があまりにも当たり前すぎて認識することが難しい。

「空気」なんかと同じように、
無くなって初めて気づく類のものなのです。

そこで、いくつかの修練を並行して行っていくのですが、
その一つに骨盤や股関節を明確に意識できるようになる修練があります。

骨盤を様々な方向に旋回させたり、
胴回りの力を意図的に抜くことで、
骨盤や股関節を意識しやすくしていきます。

そしてある程度骨盤周りが意識化できるようになると、
そこから動き出す修練を行います。

「重心から移動する」の前段階として、
「より重心に近いところから移動する」わけです。

もちろんこれだけではなく、
「重力」や「抗力」をより感じられるようになるための修練も、
併せて行っていきます。

そしてここが一番重要な所ですが、
それらの修練は全て相対でチェックしながら行います。

一人では認識しづらい感覚の修練を相対で行うことで、
どちらかが気づけば上達することができます。

武颯塾においてはこういった修練によって、
「重心から移動する」ことを目指しています。


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