2011.10.6修練日誌

10月6日の武颯塾大阪支部における修練は以下の通りでした。

陳式太極拳老架式

「小禽打」という技法を修練しました。

左脚前で右拳を前に突き出した「逆突き」の状態から、
腕の力を抜いて左脚に完全に乗り切ります。
その時、重心移動の結果として右脚が左脚の傍に寄せられます。

次に、左脚の重心を右脚へ踏み替えます。
この右脚の踏みが、「勁」として両手に伝わることで、
手が体の前に上がってきます。

最後に、左脚から前に移動しながら、
「勁」の通った右手の指で突く動作をします。

チェックポイントは大きく分けると、

・右脚の踏み替えによる「勁」が両手先まで伝わっているか

・移動しながら突き出す際に「勁」が途切れてしまっていないか

の2点です。

ただし昨日の修練では、
「勁」を手先まで伝えるための「肘」の使い方を重点的にやったため、
それだけでかなりの時間を使いました。

茂呂師範からは、

「勁功をしっかりとやりこまないと、その先の気功・意功には進めない。」

「地面からの力を感じるよう、意識を向けて修練しなさい。」

とのお言葉をいただきました。

私自身が茂呂師範の技を受けて実感したことは、
やはり「末端は最後に動く」ということでした。

「勁」がしっかりと伝わることで、
手先は「勁」に動かされるのです。

今まで何度も言われていたことですが、
改めて意識しなおす必要を感じました。

練気武颯拳の修練については改めて書くことにします。

(以下、次回へ右矢印