10月6日の武颯塾大阪支部における修練は以下の通りでした。
陳式太極拳老架式
「小禽打」という技法を修練しました。
左脚前で右拳を前に突き出した「逆突き」の状態から、
腕の力を抜いて左脚に完全に乗り切ります。
その時、重心移動の結果として右脚が左脚の傍に寄せられます。
次に、左脚の重心を右脚へ踏み替えます。
この右脚の踏みが、「勁」として両手に伝わることで、
手が体の前に上がってきます。
最後に、左脚から前に移動しながら、
「勁」の通った右手の指で突く動作をします。
チェックポイントは大きく分けると、
・右脚の踏み替えによる「勁」が両手先まで伝わっているか
・移動しながら突き出す際に「勁」が途切れてしまっていないか
の2点です。
ただし昨日の修練では、
「勁」を手先まで伝えるための「肘」の使い方を重点的にやったため、
それだけでかなりの時間を使いました。
茂呂師範からは、
「勁功をしっかりとやりこまないと、その先の気功・意功には進めない。」
「地面からの力を感じるよう、意識を向けて修練しなさい。」
とのお言葉をいただきました。
私自身が茂呂師範の技を受けて実感したことは、
やはり「末端は最後に動く」ということでした。
「勁」がしっかりと伝わることで、
手先は「勁」に動かされるのです。
今まで何度も言われていたことですが、
改めて意識しなおす必要を感じました。
練気武颯拳の修練については改めて書くことにします。
(以下、次回へ)