8月28日、東京から茂呂師範にお越し頂き、武颯塾大阪支部集中修練がありました。
午前中は練気柔真法、午後からは練気武颯拳及び練気杖術の修練でした。
練気柔真法では、いわゆる「合気上げ」を題材として、主に肘が滑る感覚を中心として腕の使い方を修練しました。
二人一組でお互いに向き合い、片方が相手の両手首を上から掴んで動かないようにしたうえで、掴まれた側が腕をいかに楽に上げられるか、という修練です。
メンバーの多くは3年以上の修練経験があるため、ただ腕を上げるだけならなんとかするのですが、師範が伝える「肘の滑り」がなかなかうまくできませんでした。
それでも修練を続けていくうちに、午前中の最後にはほとんどのメンバーが「何も考えなくても」できるようになっていたのが印象的でした。
練気武颯拳の時間は、先日の東京合宿から引き続いて「脱力流体」の修練でした。
今までやってきた「重み」の修練をもう一度見直し、より力を抜いて力を出すことに徹底する内容でした。
身体を流体として扱い、重心から動かすことで、より無駄なく大きな力を対象に伝えることができます。
その時に、今までの「力を入れて力を出す」ことをどれだけ止められるかが修練のしどころでした。
練気杖術においては、武颯拳の時間で修練した「水の流れを相手に伝える」ことを、杖を使って修練しました。
もちろん杖を介している分難しいのですが、上手く流れたときには腕を介して流した時よりもダイレクトに反応してわかりやすいという側面もありました。
修練後の感想としては、「いかに自分の思いを捨てて、師範の動きを自分に写し取れるか」という視点が重要だと改めて感じました。
理屈を考えて修練するのは自主練の時にやればいいことなので、師範がいらっしゃるときは、ただただ動きを写し取る、マネする、ということに徹していきましょう!