2011.9.15修練日誌(修練生向け)

9月15日の武颯塾大阪支部における修練内容は以下の通りです。

陳式太極拳老架式

「前招~後招~野馬分鬃(のまぶんそう)」

前招~後招については、前回の復習でした。
前招で左手を上げて右手を下げたところから、
右に90度反転しながら左手を下げて右手を上げる、
というのが以前教わった後招の形でした。

それが進んで前回より、
左手は平仮名の「の」を書くように、
右手は「の」の左右対称形を書くように動くよう教わりました。

そしてこの後招の動きで、
手首を掴まれたところから投げる用法を修練しました。

さらに今回は後招から野間分鬃について、
入り方から終末動作の勁の通し方までを教わりました。

まずは後招の終末動作で上がっている右腕(肘)を外側に開く動作で背中を開きます。
この結果として左手にも勁が通り、さらに重くなります。

そこから右回転で両腕が180度くらい回り、
ボールを抱えたような格好になります。
この時、後招の終末動作からは45度ほど右を向き、
右脚も完全に虚の状態になります。

そこから右脚を右斜め前に振出し、
左脚の重心を丁寧に進めていくことで右肩~右腕と伸びていきます。
そしてさらに肘の抜きを使いながら右腕~右手へと勁を伝えます。
左手は上から右手と行き違うように左腰に向かって下りていきます。

そのまま右脚に乗って右手が伸びると、掌は上を向いて撃ち出されます。
そこで地面からの反力と右肩・胸の脱力により、
今度は掌が前を向いた形で右手が撃ち出されます。

体の中の水が揺れて、「行って戻ってまた行く」という感じでしょうか。

以上が私が覚えている範囲での茂呂師範からの注意点でした。
練気武颯拳の修練についてはあらためて書くことにします。

1日5分!!慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿のケア

ここまで3回にわたって、
慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿の関係についてお話してきました。

そこで今回は、夜間頻尿とそれに伴う慢性腰痛・膝痛の症状を軽減するための、
自宅で簡単にできるケアをご紹介しますビックリマーク

方法自体は簡単です。

以下のような「ローラー鍼」というものを使用して、
「1日5分、寝る前に下腹部(臍と恥骨の中間位置を中心に)を刺激する」
ただこれだけですニコニコ

どうしてたったこれだけのことで、
夜間頻尿や慢性腰痛・膝痛が改善されるのかはてなマーク

そこには、前回までのお話に出てきた、
「感覚神経」と「交感神経」が深く関わってきます。

ローラー鍼によって下腹部を刺激すると、
感覚神経からの情報が脊髄から脳へと伝えられます。

その際、脊髄において「体性-内臓反射」と呼ばれる反射により、
同一脊椎レベルを中心とした交感神経に情報が伝わります。

交感神経は大雑把なイメージでいえば、骨格筋や心肺機能に対しては「活動」を、
内臓に対しては「休息」を指示します。

この場合は、膀胱に対して「休息」を指示することで、
膀胱の炎症回復を手助けするのです。

(医学的に正確な説明を知りたい方は、
 「安保徹」さんの書籍が参考になります)

美顔ローラーなどと同じで個人差もあり、すぐに効果が出るとは限りませんが、
1か月続けていただければきっと何らかの変化は感じて頂けます音譜

多くの皆様が、夜ぐっすりと眠れて、
爽やかな朝を迎えられることをお祈り申し上げます虹

慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿(その3)

今日も引き続き、慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿についてのお話です。

昨日は、「軽い膀胱の炎症」が夜間頻尿の原因になるというお話でした。
今日はこの「軽い膀胱の炎症」と腰痛・膝痛の関係について説明します。

「軽い膀胱の炎症」は、その刺激情報を感覚神経⇒脊髄⇒脳へと送ります。
この時、脊髄へ送られた刺激情報は、同じ脊髄レベルの交感神経を興奮させます。

この交感神経の興奮により、その支配領域にある筋の緊張が起こります。
この場合は、腰・臀部・下肢の筋が緊張します。
それが、腰痛につながるのです。

また、臀部の筋の一部(大臀筋及び大腿筋膜張筋)は、
腸脛靭帯となって太ももの外側を通り、膝の外側(脛骨外側果)へとつながっています。

したがって、臀部の筋の緊張は、
腸脛靭帯を介して膝を外側へと引っ張ることになるのです。

その結果として、膝痛を引き起こしますビックリマーク

さらに、下腿の筋が緊張することで、
こむら返りまで起こりやすくなりますガーン

以上、夜間頻尿と慢性腰痛・膝痛の関係でした。

「じゃあ、どうすればいいのはてなマーク」ということで、
次回は症状の緩和・改善のためのケアについてお話します。

慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿(その2)

昨日に引き続き、
慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿の関係についてのお話です音譜

慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿がどう関係するのかについて、
それぞれ症状の発生メカニズムから考えてみます。

まず夜間頻尿についてですが、
症状を起こしている原因として膀胱の軽い炎症が考えられます。

膀胱炎と診断されるほどのひどい炎症ではなくても、
炎症を起こしている膀胱粘膜からの刺激情報は、
感覚神経を通じて脳へと送られます。

そして実は、おしっこが溜まっているという情報も、
膀胱粘膜から感覚神経を通じて脳へと送られるのです。

つまり、炎症を起こしている膀胱は、
おしっこがそれほど溜まっていないにもかかわらず、
「もう出さないといけない」という情報を脳へと送ってしまうのですひらめき電球

ということは、「軽い膀胱の炎症」が夜間頻尿の原因なのですビックリマーク

次回は、夜間頻尿の原因である「膀胱の炎症」と、
腰痛・膝痛の関係についてのお話です。

(以下、次回へ右矢印

慢性腰痛・膝痛と夜間頻尿(その1)

タイトルを見て、どう思われたでしょうか。
「慢性的な腰痛・膝痛と夜間頻尿、何か関係があるのはてなマーク」って感じでしょうか。

結論から言います。
関係は大いにあるのですビックリマーク

もちろん、すべての腰痛や膝痛が夜間頻尿と関係があるわけではありません。

ですが、整骨院で治療をしていると、
慢性的で治りにくい腰痛・膝痛をお持ちの方の多くが、
夜間頻尿の症状もお持ちであるとおっしゃられます。

腰痛・膝痛で来られる患者さんの多くがお年を召された方たちだから、
「夜間頻尿があっても当然」と思われるかもしれませんが、
そこには神経学的な関連性がしっかりとあるのですビックリマーク

(以下、次回へ右矢印

感情をマスターする!!

今日は1冊の本を紹介したいと思います。

このブログを読まれる方のほとんどが「練気武颯拳」の修練をしているか、
または「練気武颯拳」に興味があると思います。

ということは同時に、ブログタイトルにある、
「感情をマスターする」
という言葉にも興味をもって頂けるのではないでしょうか。

「感情をコントロールする」ではなく、
「感情をマスターする」ということ。

このことについて書かれた見開きの2ページだけで、
私はこの本を買ってよかったと心から感じます。

私たちは日々の生活の中で、
どれほど多くの場面で「感情」を動かされることでしょう。

もちろん多くのHAPPYで踊りだしたくなることや、
LUCKYでガッツポーズをしたくなることもあるでしょう。

その反面、眠れないくらいに腹立たしいことや、
涙があふれるほど悲しいこともあるかもしれません。

そして、それらの感情が、私たちを行動に駆り立てます。

踊りだしたり、ガッツポーズをしたり、
眠れなかったり、涙があふれたり…。

そう、私たちは普段、
周囲に動かされた感情に振り回されているのです。

自分が振り回されていると感じるような意識の高い方は、
「感情をコントロールする」ことで自分を律しようとされていることでしょう。

その努力自体は尊いもので尊敬に値すると思うのですが、
時に疲れてしまうこともあるのではないですか?

そんな方にこそ、この本を読んでいただきたいのです。

「感情をマスターする」

「感情が存在している目的は、感情を感じるためである」
ということが、私がこの本を読んだ最大の発見でした。

自分を超える法

おススメです!!
(もちろん上記以外にも、勉強になることがたくさん書かれています)

2011.9.8修練日誌(修練生向け、続き)

9月8日の武颯塾大阪支部修練日誌の続きです。

練気武颯拳

今回も、9月のテーマ「投げ」に沿った修練をしました。

とはいっても前回とはガラッと焦点が変わって、
「足さばきと重心移動」がメインの修練でした。

修練はいつも通り相対で行いました。

半身になって構えている相手の腕に手をかけて、
表(腹側)や裏(背側)から相手の両足の間(ちゅうもん)にこちらの足を差し入れます。

そして、差し入れた足に重心を載せていくことで、
相手が崩れて尻餅をつくようにします。

ここで重要なことは、
掛けた手や触れた脚を動かして相手を倒すのではないということです。

手や脚を押したり引いたりするのではなく、
自分の重心移動が「力」として相手の重心に作用するのです。

そのために必要になるのが、
まず、身体の力を抜いて「流体」として動くこと。

そして、相手と自分を一つのものとして認識し、
相手の重心と自分の重心の間にある「合成重心」を動かすことです。

この2点を意識して修練することで、
よりスムーズに抵抗なく投げられるようになります。

修練を行う上での形は変わっても、
本質的には同じことをやっているということですね。

2011.9.8修練日誌(修練生向け)

9月8日の武颯塾大阪支部における修練をまとめたいのですが、
あいにくの交通機関ストップのため、1時間遅れでの参加となりました。

陳式太極拳老架式

青龍出水
背折靠から空手の下段払いのような形へと移行します。
この時の、払う(打ち出す)右手の使い方を修練しました。
チェックポイントは、背折靠で右肩甲骨あたりに集まった重みを、
肘⇒前腕⇒拳へとロスなく流せるかどうかです。
しっかりと拳を抑えられた状態から、
ぶつからずに相手を動かせるかどうかをチェックします。

分脚
しっかりと軸足に乗り切り、軸足による地面の踏みを蹴り足に伝えます。
地面からの抗力をためて、脱力により一気に解放する修練をしました。

前招・後招
単鞭からの入りにおいて、右股関節の開きによって、
重みが両手の指先まで流れるかどうかのチェックをしました。
この指先まで流れた重みは、
この次の技である野馬分鬃まで途切れることなく流れ続けます。
次に、後招の実戦用法を修練したのですが、
動作を言葉で描写することが困難なため、割愛します。

以上が陳式太極拳の修練における、茂呂師範からの注意点でした。
練気武颯拳の修練についてはあらためて書きます。

2011.9.1修練日誌(修練生向け、続き)

9月1日の武颯塾大阪支部修練日誌の続きです。

練気武颯拳

今月のテーマは「投げ」ということで、
より力を抜いて抵抗感なく投げる修練をしました。

師範からは何度も言われていることですが、
今年のテーマは「合成重心」です。

相手と自分の全体を意識に収めて、
その全体像の重心である「合成重心」を知覚する。

そして、自分が主体となって「合成重心」を動かすことにより、
「結果として」相手が投げられる。

こう書いてしまうと、目的意識が薄くなって、
漫然となんとなく投げてしまいがちですが、そうではありません。

全体像として、自分がどこに動いて、
相手がどのように倒れるのかというビジョンはハッキリと持つ必要があります。

そのビジョンに向かって、
我執を出さずに最適な動きをする。

そのために、「合成重心」を動かして、
その結果自分と相手の体が動かされるのです。

まだまだ未熟なため、間違っていることもあるかと思いますが、
以上が前回の修練で私が感じたことです。

2011.9.1修練日誌(修練生向け)

9月1日の武颯塾大阪支部における修練は以下の通りでした。

陳式太極拳老架式

金剛搗碓(こんごうとうすい)
起勢からの技の入りにおいて、臍が右側を向いてしまうまで、
重心がしっかりと右足に乗り切ること。
その重心移動に伴う独楽軸回転と脚の踏みによって腕が振り子運動で動かされること。
右脚、左脚、中心、左脚、へとしっかりと重心が移動され、
最後左脚に乗り切る際に右脚が脱力されて地面を摺るよう動くこと。
 
攬扎衣(らんさつい)
金剛搗碓からの技の入りにおいて、左脚への重心移動により、
右脚が引き付けられること。
またその際に、右側をしっかりと向くこと。

抱虎帰山(ほうこきざん)
攬扎衣からの技の入りにおいて、左右の足への重心移動をしっかりと行うこと。
その重心移動により、腕が遠くのものを引っ張ってくるように遅れてついてくること。

単鞭(たんべん)
抱虎帰山からの技の入りにおいて、左股関節の開きに応じて左ひじが滑ること。
そこから右手が鳥のくちばしのような形をとりながら限界まで右側を向いてしまい、
さらに右側を向こうとすることで、滑車軸が回転して左脚が振り出される。
この時、重心は右脚に残ったままであり、独楽軸も右回旋したままで力が溜まっていることが重要。
振り出された左脚に乗りながら独楽軸が左回旋、右回旋と震わせられることで手が撃ち出される。

以上が陳式太極拳の修練における、茂呂師範からの注意点でした。
練気武颯拳の修練についてはあらためて書きます。